<東京会場> 4/29〜6/19 江戸東京博物館
<上田会場> 7/2〜8/21 サントミューゼ
<大阪会場> 9/17〜11/6 大阪歴史博物館
では、上田会場であるサントミューゼに入ってみます。
草刈正雄さんによる音声ガイドのレンタルがありました。540円ほど。
大人気のようで、全貸出し中でした。
入場時に『<上田会場>出品目録』を渡されます。
<上田会場>、とあるからには『大阪会場』ではまた別の出展になるようですね。おそらく秀吉や九州・四国系の書物などが中心となるのではないでしょうか?
会場では、撮影禁止。
メモ取りは可能ですが『鉛筆のみ』使用OKだそうです。
携帯は厳禁。わたくし、ケータイでメモ書きをしようと思っておりましたが、急遽・受付で鉛筆をお借りしてメモを取りながら拝見いたしました。
かっこん的に印象に残ったものだけ、さらって参ります。
ニワカ知識で見ておりますので、重要なモノも見過ごしていると思います…ご勘弁を(⌒-⌒; )…ではでは。
もくじ
プロローグ「日の本一の兵」
鉄二枚胴具足
所蔵:大阪城天守閣(上田会場のみ展示)
薙刀…信繁を討ち取ったとされる刀。とても状態が良い。
所蔵:越葵文庫(福井市)
六連銭紋黒塗水筒…信繁の水筒。本当に実用していたのかな?と思う程キレイなものでした。
所蔵:大阪城天守閣(上田会場のみ展示)
第1章「武田と真田」
武田信玄画像…江戸時代のもの。近代ですね。
所蔵:長野市立博物館
武田晴信画像…桃山時代のもので、かなり色あせている。
所蔵:高野山 持明院
川中島合戦図屏風…江戸時代のもの。8曲1双かなり大きい。
所蔵:岩国美術館
武田勝頼書状 真田幸綱宛…勝頼の直筆
所蔵:真田宝物館(長野市松代)
武田軍使用長槍…5~6mある槍。使用しているのを思い浮かべると、笑ってしまうレベルの長さ。三谷劇場にかかると絶対に笑いを入れているハズだ。
所蔵:上田市立博物館
血染めの陣羽織…『武田信綱の首は着用していた陣羽織に包まれて、家臣(近習)の北沢最蔵と白川勘解由が甲斐に持ち帰ったといい、この「血染めの陣羽織」は上田市の信綱寺に収蔵されている。』wikiより。めっちゃ血痕が。生々しい一品です。
所蔵:信綱寺(長野)(上田会場のみ展示)
真田昌幸 安堵状 頼甚宛…昌幸の直筆。サインペンのようなサラサラ~っと軽い筆跡でビックリしました。それはもう、『コレ、つい最近に書かれたモノでしょ!?』というくらいにサラサラ~っと書かれてます(親父の性格をあらわしているような…)。
こちら以外にも、個人蔵の昌幸の書状もあり(上田会場のみ)。
所蔵:山家神社(長野)
啄木糸素懸威伊予札胴具足(複製)…昌幸の甲冑。複製ですが。
所属:上田市立博物館(上田会場のみ展示)
真田昌幸画像…超有名な昌幸の肖像画です。意外と小さく、ミニ色紙のようなサイズに描かれています。江戸時代のものだそうで、キレイな状態でした。
所蔵:高野山 蓮華定院
第2章「第一次上田合戦から小田原合戦」
鉄黒漆塗紺糸威異製最上胴具足…上杉景勝の甲冑。具足がフィギュア(オタク系)のようにキレイでした。キツネの前立てだったような。
所蔵:新潟県立歴史博物館
徳川家康書状 屋代左衛門尉宛…なんと、家康が室賀に宛てた密書です!
いかにも『密書』といった雰囲気で、小さな紙に書き付けたものでした。これは感動。家康→室賀宛はほかに3通の展示がありました。
所蔵:千曲市教育委員会
唐冠の兜…ド派手な兜ですね。秀吉のセンスか。
所蔵:真田宝物館(長野市松代)
紺糸威二枚胴具足…昌幸の後に上田城に収まった仙谷氏の甲冑。モノすごい派手。
所蔵:上田市立博物館(上田会場のみ展示)
ほかに、豊臣秀吉・秀次の書状直筆。
第3章「関ヶ原合戦と真田」
伏見城松ノ丸出土瓦…4点の瓦。おお、コレが伏見城の…となります。
所蔵:東京都江戸東京博物館(上田会場のみ展示)
豊臣秀吉画像…超有名な秀吉の肖像画(黒服ver.です)。江戸時代のものだそうで。なぜか、肖像の左上に『安房守』と書き足されていてシュールな笑いが!なぜ安房守なのでしょうか?(ググれ私よ)
所蔵:大阪城天守閣(上田会場のみ展示)
石田三成書状 真田房州・同豆州・同左衛門介宛…ほかの大名たちの書状が、だいたい長さ50cmに対して、少輔(じぶのしょう)、書きまくって、書状の長さが1mとかあります。
当時の大名たちから『書状が長ェんだよ!!』とツッコまれていたことでしょう。少輔は筆跡も繊細ですね。
所蔵:真田宝物館(長野市松代)
直江状:かの有名な問題作。江戸時代に書かれた『写し』だそうです。内容がアレなので原本は闇に葬られたのでしょうか。真田丸では家康がビリビリに破いちゃってました。イケボ朗読劇、愉しめましたね⭐️
所蔵:新潟県立歴史博物館
葵紋散団扇…秀忠のウチワ。葵のモンドコロが目に入りまくります。
所蔵:海応院(長野)
第4章「真田家と桃山時代」
鶴亀文懸鏡…大谷吉継による太宰府天満宮への奉納品だそうです。かなり大きく立派な鏡。
所蔵:太宰府天満宮
大蓮院関係資料…小松姫の食器など。『この葵のモンドコロが目に入らぬのかッ!?』←たぶん、当時彼女の必殺文句だったのでは
所蔵:芳泉寺(長野)(上田会場のみ展示)
黒糸威三葉葵紋柄具足
所蔵:上田市立博物館(上田会場のみ展示)
第5章「大坂冬の陣・夏の陣」
信繁の書状が多数。変わりダネとして、昌幸の代筆を信繁がして、信之に宛てた手紙もありました。ドラマのキャストで目に浮かぶ光景だなぁ。
豊臣秀頼刻印状 真田伊豆守宛
所蔵:真田宝物館(長野市松代)
大坂図屏風…絢爛豪華、2曲1隻
所蔵:大阪城天守閣(上田会場のみ展示)
片桐且元書状 今井宗薫・宗呑宛…片桐ファン(私です)にとっては『直筆キターー❤️』
所蔵:大阪歴史博物館
他にも『大坂城からの出土した頭蓋骨』の展示なんてのもありまして。
すごいです、主催者の本気を感じます。
朱伊予札紺糸素懸威二枚胴具足…『赤備つながり』なのかな?、井伊家の甲冑の展示もありました。
所蔵:大阪城天守閣
毛抜威胴丸具足…松本城を納めていた小笠原氏の甲冑。そういえば松本城、カラス城でしたものね!
所蔵:福繁寺
白糸威水牛形兜…夏の陣で着用したとされる毛利勝永の兜だそうです。毛利おなじみ、オクラ形だ!長野で拝めるなんて幸せです!
所蔵:高知県立高知城歴史博物館
エピローグ「信繁から幸村へ」
展示の最後は、真田家・信繁にまつわる物語本の展示です。
錦絵:真田幸村、巡見中の徳川家康を追い詰める…は明治初期のもの。かなり有名な絵ですね。
所蔵:上田市立博物館
大正義・徳川に刃向かい、華々しく散った信繁。物語のなかで幸村としてヒーロー化しました。強いものに立ち向かう、という設定が大衆のストレス解消になったのでしょうね。
現代ver.としては、やりたいことをやって散った弟を思いながらも、自分の立場を貫き大往生まで頑張った信之のほうに、大衆の共感がいくのでは…と思うのですが、皆様・いかがでしょうか?
展示のご紹介は以上です。(同伴していた5歳児が飽き飽きしてしまって、後半は駆け足で眺めました…(TT)
つづいて、お土産コーナーを少しご紹介。
真田丸公式グッズついにッ!
展示会場の出入り口では、真田家関係のグッズ、武将グッズに加えて…
かっこん待望のNHK公式・真田丸グッズが販売されています!
まずはイキオイにまかせて、
こちらの上田会場専用のポスターを買っちゃいましたからね。早く部屋に貼りたくてしょうがないのです。
つづいて目に留まったのがこちらです。
真田家の御朱印帳ですよ!赤いです…朱、な色がキレイです。
最後にこちら。
この薙刀にまったく思い入れはありませんが、デザインが秀逸でしたので思わず購入。
グッズ販売がアツかったですよ…グッズ目当てで訪問する価値はあると思います。
『ボケて』的な付箋なんてのもありましたよ。(写真禁止ゾーンぽかったので写真無しでスミマセン)
併設のカフェ
サントミューゼ併設のカフェでは、展覧会の協賛メニューが。
好評だったようで、完売してました。
総括
普段は各地の博物館に散らばっているもの、個人蔵のもの…一堂に介して拝見できる贅沢さに感動いたしました。
私が一番感慨深かった品は、家康が室賀をそそのかす密書(語弊がある?)。あのエピソード史実だったんだ( ̄O ̄;)…と感動でした。人の人生を左右した書状、こういうものなんだなぁ、と。
著名人の直筆の書状をいくつも見ると、その人の人柄が滲んでくるような気がしてくるのも面白いですね。
家康はどっしりした筆跡だったり、三成は確かに神経質そうだなぁとか。昌幸はサラリとした筆跡だったり。
特別展 真田丸の<上田編>は8/21で終了。
続いて、<大阪編>が9/17〜11/6で大阪歴史博物館にて開催されます。
関西近辺の方はぜひ、お出かけください。
ドラマ館にも是非❗️
こちらの『あらすじ&レポート』も
💡より深く知るなら こちらの詳細記事で❗
💡かっこんが体験した真田丸イベント❗