さて・フジリューver. 銀河英雄伝説第19巻のあらすじ感想【後編】いかせていただきます😃
もくじ
#172 ヤン・ウェンリー大将 神々の黄昏Ⅵ ヤン提督の箱船隊Ⅰ(続き)
💡 同盟全領土にて
~ 帝国軍侵入す❗ ~
『なんでこんなことになっちゃったのか⁉』
同盟市民の怒りは、政府にむかう。
それに対して、
最高評議会議長であるトリューニヒトは「責任の重さを痛感する」というコメントだけを発表し、
いつもどおりの雲隠れ(ルビンスキーも絶賛の素早さ)。
同盟市民が政府不信に陥ったそのとき・・・、
ある一人の救世主が現れる。
それは、あの『悪の査問会を指揮したネグロポンティ』の後任に就いた、ウォルター・アイランズ国防委員長だった。
彼もトリューニヒト派のもと、自身の権力をむさぼる役人だったのだが‥
彼が『敵国の侵入』を耳にした途端、
50年以上続いた惰眠から、突如覚醒した‼
劇的なビフォーアフター
💡 最高評議会ビルにて
閣僚会議‥閣僚同士で、今後の方針を話しあうが、誰もが及び腰である。
そんな中・一人、燃えるアイランズ国防委員長。
『吾々がいま決断しなくてはならないことは』、
- 降伏か⁉
- 抗戦か⁉
降伏はナシ、ということで‥
『では・何を目的として戦うのか⁉』
- 全国民は死滅するまで戦うのか⁉
- 講和ないし和平を目的として戦うのか⁉
閣僚たちはビビっていた‥
何にビビっていたか‥
帝国軍が既に領内に侵入していることではなく、
アイランズが何でココまで覚醒しちゃったのか?ということにビビっていた‥
半世紀の惰眠よりも 半年間の覚醒
💡 宇宙艦隊司令ビルにて
ビュコックのもとに訪問者が‥
部下:『アイランズ?国防委員長がお見えですが‥』
アイランズ?を目の前にした、
ビュコックも『?』
ビュコ爺:『はて、だいぶ雰囲気が・・・』
アイランズはビュコックに詰め寄り、
『提督、「なんとか講和に持ち込む」という方向で話がまとまりました』
『そのためには一戦交え、勝利か引き分ける必要がある❗』
『いけますか❗』
ビュコックは国防委員長の気迫にたじろぎながらも、
『すでに戦う準備はできていて、同盟全土のあらゆる艦をかき集めた』とのこと。
同盟の戦力 (艦隊数は略)
第一艦隊:パエッタ中将
第五艦隊:ビュコック大将
第十四艦隊:ライオネル・モートン中将
第十五艦隊:ラルフ・カールセン中将
アイランズはビュコックの案に納得し、帰っていった。
すると・入れ替わりに、
ビュコックの執務室に冴えない風貌の軍人が入ってきた。
???:『イゼルローンを捨てて、ヤン提督を呼び戻してはいかがでしょうか?』
帝国がフェザーン回廊を通過した今となっては、イゼルローン回廊は無意味回廊。
そんな場所にヤンを繋ぎとめていてはもったいない、と彼は言う。
そんな正論を言う彼は 誰なのか?
彼は総参謀長オスマン中将が激務の末に脳出血で倒れた為(気の毒に)、かわりに参謀長に昇格した『チュン・ウー・チェン』
チュン・ウー・チェンまさかの‥
いま、Wikipediaで見て来ましたら、チュン・ウー・チェン38歳だったンですかァ😳 アニメじゃCV大塚さんで落ち着いた50代後半ですぜェェ⁉
#173 ヤン・ウェンリー大将 神々の黄昏Ⅶ ヤン提督の箱船隊Ⅱ
チュン・ウー・チェンとは?
元々は士官学校で教授をしていたが、なんだかんだのドタバタで、同盟軍の総参謀長に就任した。
パンの入った小袋を抱えているため『パン屋の二代目』と揶揄されているがこれでも少将。
なんだかんだのドサクサで総参謀長になれる国、それが自由惑星同盟。
チュン・ウー・チェンは、
ヤンはローエングラム公と戦わせるべきと正論を言う。
それに対し、ビュコックは‥
ビュコ爺:(あの男のポケットに直に入っているハムサンド‥なぜ直⁉)
‥とモヤモヤしていた。
チュン・ウー・チェンに対し(ビュコックの有能な副官は)、疑問をぶつける。
『要塞には300万の民間人が居るのに、ロイエンタールが見逃すワケがない❗ どうやって脱出させるのか⁉』
ウー:『それでもヤン提督ならどうにかする』
この言葉に納得してしまうビュコック。
ウー・チェンの具体的な方策、それは『宇宙艦隊司令部はヤンの方針に全面的に従う』‥だった。
💡 イゼルローン要塞
ビュコックから通信が入り、ヤン達は『ユリアンが目的(フェザン回廊の発見&帝国軍侵入)を達成した』と知る。
さらにビュコックからの指令は‥
『貴官の判断によって、最善と信ずる行動をとられたし』
ヤン:『私の最善と信ずる行動‥⁉』
大変な大仕事が待っていると分かり、青くなるヤン。
ヤン:『‥では イゼルローン要塞を放棄するか』
この言葉に、一同は絶句する。ムライは逆上😅
ヤンの策は、一刻も早くビュコックが率いる同盟艦隊と合流すること。『これがローエングラム公に勝つための最善の方法なのだからね』
シェーンコップ:『この状況で まだ勝算が?』
ヤン:『勝算のない戦いには
そもそも行かない主義でね』
(ムライをのぞく)全員が、ヤンに信頼のまなざしを向ける。
💡 ロイエンタール旗艦 トリスタンにて
ロイエンタールは、幼少期にうけた『父親の虐待』を回想していた。
父:『お前は 生まれてこなければ良かったのだ』
ベルゲングリューンは 上官を観察している。
そこに、ルッツとレンネンカンプから提示通信が入る。
レンネンカンプは、
『ミッターマイヤーがフェザーンで功績を上げている‥コチラも遅れをとってはなりませぬ』とロイエンタールを煽る。
レンネンカンプは 三艦隊ゴリ押しでイゼルローン要塞を落としたいという。
それに対し ロイエンタールは、
『ヤンが居るかぎり、力づくは無意味』と一蹴する。
さらに、『現況からしてヤンはイゼルローン要塞を放棄する』と察している。さすロイエンタール。
その言葉を聞いたレンネンカンプは、
『武人として、要塞を放棄するなんてもってのほか・そんなことはあり得ない😡』と噛みつくと‥、
ロイエンタール:『ヤンが卿ならそう思うだろうよ😒』
ブッチィィィとブチ切れるレンネンカンプ。
そこですかさず、ルッツが割って入る。
ルッツ:『レンネンカンプ提督・私も要塞を攻めたいところだけども、総司令官がダメって言うんだから、従っとこ?』
ルッツの大人な対応に、ロイエンタールはハッとする。
通信が終わり‥ベルゲングリューンは、
詫びる必要はなかったのでは?とロイエンタールに言うと
(この間もイゼルローン要塞は猛攻を受けている)
ロイエンタールいわく、
レンネンカンプ提督を無能と思っていないが、目の前の敵に勝つことだけを考える『単なる戦闘屋』でしかない。
戦争自体をデザインする『戦略構想家』こそが素晴らしく‥それをこなすローエングラム公は、
ロイエ:『なるほど、公が宇宙を支配できる道理だ』
💡イゼルローン要塞
キャゼルヌ:『この軍民500万人の脱出作戦を「箱舟計画」と命名する』
メンバー:(ええっダサッ)
メンバー:(もっとテンションのあがるネーミングは‥)
ザワザワと文句を言うヤンたちに、キャゼルヌ先輩は『だまれ・だまれ❗ 名前なんぞなんでもイイんだ❗』『実利のないことに 頭を悩ませる場合じゃなかろう❗』
後に帝国軍の作戦名が「神々の黄昏」と知ったキャゼルヌは 驚愕し、その考えを改めたという
作戦名は大事っスよね、士気がね😀
💡 イゼルローン要塞の居住区
一般人相手に、同盟軍人が『戦艦に乗って退去して欲しい』と土下座して頼み込んでいる。
💡 イゼルローン要塞内 司令塔など
大慌てで、大事なデータの持ち出し保存と、記録の消去を‥
さらには工兵が、要塞内の各所に『爆発物』を仕掛けて回っていた。ただし・コレはデコイ(囮)。『真の罠』は、また別のところにあるという。
💡 ヤンの部屋にて
アッテンボローがヤンに何やら提案している‥
そんなこんなで、
箱舟計画が実行されることとなった。
💡 旗艦トリスタンにて
イゼルローン要塞から、400隻の輸送艦が発進されたのを確認。さらにその5倍の戦艦が輸送艦を警護しつつ、同盟領に向かっていくという。
パッと見は『VIPまたは民間人の離脱』に思えるが、ヤンのことだからどんな思惑があるのか‥
ロイエンタールが思考しているうちに、
レンネンカンプ艦隊が勝手に同盟艦隊の追跡を開始してしまう。
ロイエンタールはひとます、一任を決める。
ロイエ:『彼の手腕に期待しようではないか』
ベルゲン:(プッ)
ロイエ:『ん?』
ベルゲン:『閣下もおひとが悪い』
💡 レンネンカンプ旗艦にて
レンネンカンプは無策ではなく、ちゃんとイゼルローン要塞戦を学んできたそうな。
前回の戦い‥まずはおとり艦隊を出し➡ 敵の来るルートに浮遊砲台を潜ませて、一斉砲撃‥を今回もしてくるハズと算段している。
💡 同盟軍~夜逃げ艦隊~
レンネンカンプに狙われている艦隊を指揮しているのは、アッテンボロー旗艦トリグラフ。
レンネン艦隊は、2手に分かれて・前後で同盟艦隊を挟むようだ。
レンネン艦隊の1/2、同盟艦隊の後方を追う艦隊が、イゼルローン要塞のそばを通過する。
その帝国艦隊に向けて、要塞の浮遊砲台で一斉砲撃しようとするが、
レンネンカンプはそれを見越して、後方艦隊を要塞むけ急転回させ、浮遊砲台にむけて集中攻撃する。
ロイエ:『やるな・レンネンカンプ』
浮遊砲台を集中攻撃てきた功績は 大きいという。
集中攻撃により、ほどなくして浮遊砲台群は消滅した。
速攻で、帝国(後方)艦隊は 同盟艦隊を追いかける。
同盟艦隊は 輸送艦が多く、スグに追いつかれるため‥トリグラフ率いる艦隊は、無様に散り散りに逃げていく。
それを見たレンネンカンプは、早くも自らの功績に酔ってしまう(確実な死亡フラグ)。
レンネンカンプ艦隊は、
輸送艦のスグ近くに向かい、停船の通信を発すると‥
輸送艦隊は大爆発し、レンネンカンプ艦隊および旗艦は大ダメージを受ける。レンネンカンプ自身も、重症を受けたようだ。
アッテン:『さらば・イゼルローン・虚空の女王よ❗ お別れに相応しいどでかい花火を打ち上げてやったぜ❗』
『さぁ先輩、この隙に全員・脱出を~❗』
イゼルローン要塞から、次々と同盟艦が発進していく。
💡 旗艦トリスタンにて
帝国側からも、イゼルローン要塞から 同盟艦が離脱していくのが確認できるが‥
ベルゲン:『追います?』
ロイエ:『レンネン艦隊の爆発がジャマで近づけないし、レンネン艦隊の救助が先だろう』
ロイエンタールは悔しがっていない。
『労せずしてイゼルローン要塞を入手できるんだし、むしろラッキー✨』
💡 レンネンカンプ旗艦にて
レンネンカンプはボロボロに負傷しつつも、どっこい死んでいない。ヤンへの倍返しを誓っている。
💡 ヤンの箱舟部隊
それから3日後‥
アッテンボローの発案のおかげで、無事に要塞から離脱できたワケだが、
輸送艦を華々しく損失したため、民間人も戦艦に搭乗している。
さて、フレデリカいわく‥
帝国軍は無事にイゼルローン要塞を奪還した。
ヤンは要塞に『バグダッシュという置き土産』を潜ませてきたそうだ。
💡 フェザーン回廊出口
ついに、ブリュンヒルトが同盟領に踏み入った。
ヒルダはラインハルトに何やら進言しているようだ‥
『同盟領侵攻は 有能な配下に任せて、閣下は後方にいらしたらいかが?』
それに対するラインハルトの答え。
『私は戦いたいのだ‥どうせ宇宙を手に入れるのなら、手袋ごしにではなく 素手によってでありたい‼』
彼の決意は固い。
#174 ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥 ランテマリオ星系 双頭の蛇Ⅰ
ブリュンヒルトに、イゼルローン要塞を入手した知らせが入る。ラインハルトはヤンが無事であると知り、微笑む。
それを察したオーベルシュタインは、ラインハルトに確認する。
『このまま進めばビュコック大将との戦いが待つが、‥ヤンがイゼルローン要塞からコチラに最短で来たとして、1か月。』
オーベ:『待ちますか?』
しかし・意外にもラインハルトは『ソコまでする義理は無い』という。
彼は、ヤンと一対一で戦いたいがため、老将を先に倒しておきたいという。
ソコは義理を立ててくれぃ、ラインハルトよ😭
惑星エルファシルにて
イゼルローン回廊から一番近い、有人の惑星(でしたよね?)『エルファシル』。
ヤンの箱舟部隊は、エルファシルに寄港し 民間人を降ろした。
ヤンたち士官たちが一息ついていると、
『フレデリカ‼』
フレデリカはエルファシルが故郷。
というわけで・彼女の幼馴染の女子達が、フレデリカに会いに来ていた。
女子群がヤンの存在に気付くと、彼女たちは『フレデリカ』・『結婚』のワードでヤンを追いつめる。
それを見たキャゼルヌ先輩は勢いやよしとして、
キャゼ:『さぁ・ヤンよ、そのまま押し切られ 男の墓場たるコチラ側の世界に おいでおいで‥おいでぇっ‼』
ヤンはこの日以来、寝ている時に「結婚‥」と言うようになったという。
💡 ブリュンヒルト @ポレヴィト星系
ラインハルト珠玉の提督たちが勢ぞろいしている。
フェザーンから入手した地図で同盟の惑星群を確認‥、
彼らは占領地を少なく、最短で首都星ハイネセンを目指すことに。
そのため、同盟軍との戦場は『ランテマリオ星系』となると確信する。
さて、ラインハルトはすでに作戦を決定しているようで『双頭の蛇』の陣形で挑むという。
第一陣は、ラインハルト自身が指揮をとるという。
心配性なミュラーが『後方にいてください』と反対すると、陣形的に『後方など無い』から大丈夫と言われてしまう。
ラインハルトは 自ら戦いの陣頭に立つことで『かつての大貴族と違いを示したい』という。
颯爽と退場するラインハルト。
彼の言葉にビッテンフェルトは武者震いしている。彼だけでなく、他提督たちも士気が揚がったようだ。
自室に戻ろうとするラインハルトが、突然・足をとめた。
(どうしたのか?)とヒルダが覗き込むと、そこに居たのはキルヒアイルそっくりの少年だった。
じっと凝視するラインハルトに、少年はビビる。
ライン:『幼年学校の生徒か?』
少年:『はははぃっ、軍医を目指して研修させて頂いております❗』
『・・・そうか』
歩み去るラインハルトに、
少年:『あのっ・閣下、どうかお勝ちください❗ そして宇宙を統一なさいますよう❗』
ジークそっくりな顔で、無邪気な笑顔を向ける少年。
ラインハルトは思うところがあったのか‥『名を聞いておこうか』
『エミール・フォン・ゼッレと申します』
『いい名だ、‥私に勝てというのだな』
ラインハルトは、エミールに優しく微笑み、歩み去る。
オーベルシュタインとヒルダは、ラインハルトの挙動の意味が分かったことだろう。
💡 同盟軍 総旗艦リオグランデ
ビュコック旗艦率いる同盟艦隊が、恒星ランテマリオに到着していた。
ランテマリオってどんな星?
💠 巨大な黒点を持ち、スーパーフレアが頻発する赤色矮星。
💠 赤色矮星の至近には『ホット・アース』という岩石惑星が周回しており、その小さな岩石が飛び出し、元に戻る時に巨大な爆発‥スーパーフレアが発生する。
💠 スーパーフレアは今後1年の動きが予測済みである
宇宙艦隊総参謀長として、ビュコックの副官となったチュン・ウー・チェンの試算によると‥ヤンの到着は、最速であと10日だという。
ビュコ爺:『帝国軍がゆっくり来てくれるといいんじゃがのぅ‥』
それから2日後。
偵察していたスパルタニアンが、帝国艦隊を発見する。
その報告が入った同盟軍人たちはどうしたか?というと、
自分の3倍以上の帝国軍の威容を見て、逆に血が湧きたったそうな。
さて・ビュコックは、
帝国艦隊があきらかに『双頭の蛇』の陣形であると理解した上で『天才に対してセオリー通りには戦わない』という。
ちなみにマメ知識
出発直前、政府の辞令以下昇進
ビュコックは元帥|チュン中将は大将
ビュ:『生きて帰るなと言っておる?(´·ω·`)』
💡 第一次ランテマリオ星域会戦 総力比
--- | 帝国軍 | 同盟軍 |
総司令 | ラインハルト・フォン・ローエングラム元帥 | アレクサンドル・ビュコック元帥※ |
旗艦 | ブリュンヒルト | リオグランデ |
艦艇総数 | 戦闘用112,700隻 支援用41,900隻 |
混成隊32,900席 |
将兵総数 | 1,660万人 | 520.6万人 |
※ 元帥にしといた意味が‥( ;∀;)
両群が 接近してゆき‥
半弧を描いて布陣する帝国軍、その中央めがけ‥紡錘状の同盟軍が突進。砲撃を開始する。
蛇のど真ん中に布陣していたのは、ミッターマイヤー艦隊。
窮鼠と化した同盟軍に、さすがのミッターマイヤーが押される。
ラインハルトすら、気圧される。
💡 リオグランデにて
ビュコックとチュン・ウー・チェンは、同盟軍先端のジタバタした戦いぶりに焦っている。
ビュ爺:『なんとか通信をつないで、指揮系統をとりもどすのじゃ』
💡 同盟軍先端の艦隊
乗員はトリガーハッピー化している。
そこに、ビュ爺:『前進をやめろ‼』
『後退して、陣形を再編するのじゃ‼』
‥その言葉にハッとした前衛艦だったが、気が付いた時には帝国軍の両翼が迫り‥
(突出し過ぎていたため)退路を断たれた前衛艦隊は、中央から迫ってきたミッタ艦隊に殲滅させられてしまった。
ビュコックは気持ちを切り替え、モートン提督・カールセン提督に作戦を指示して‥
3艦隊に分散し、各艦隊が『半弧の両端・中央部』を狙い討つという防戦のかまえに入る。
💡 ファーレンハイト旗艦アースグリム
さて、そんな状況にファーレンハイトは『同盟艦隊の背後がガラ空き』と目をつける。
ただ、これはビュコックの計算のうち。
同盟艦隊は背後にランテマリオのスーパーフレアを背負っていたのだった。
ファーレンハイト艦隊は、スーパーフレアをかいくぐりながら、同盟軍の後背に迫っていく。
💡 リオグランデにて
ファーレンハイト艦隊の動きを知ったビュコックは仰天する。さすがに、想定外すぎでソチラに戦力を回せないそうな。
💡 旗艦アースグリム
ファーレンハイトは、スーパーフレアの向こうに(数は不明だが)同盟艦隊が迫っていると報告を受ける。
聡明なファーレンハイトは『勝手に伏兵と戦闘を開始して、作戦を混乱させるワケにはいくまい』と撤退を決める。
💡 リオグランデにて
なんで帝国艦隊は戻っていったのか?と不思議がっていると、後方から到着した同盟小艦隊から通信が入り‥
ユリアン:『ぼくです、ユリアンです‼ お借りしていた50艦をお返しにまいりました❗』
ビュコック&チュン・ウー・チェン(パンを食べながら)は、ユリアンの登場に仰天する。
次巻20‥
ユリアンは絶望的な戦場に、敗北を決意する⁉
2021年4月19日(月) 発売予定
かっこんの感想
💡 エミールのルックス
もう二度とジークの笑顔を見れないと思っていたので、かっこん・不意打ちに、涙が出ちゃいました。
彼がラストまで寄り添うワケですね‥賛否両論かもしれませんが、新説としてアリじゃないでしょうか。
💡 ラインハルトの表情
神々の黄昏が開始してから、ラインハルトは少年らしさがすっかり取れて 精悍な青年な表情になりましたね。
※ ユリアンも徐々に幼さが少なくなってきてますね✨
💡 ポプランの存在感
なんか‥フジリューver.の銀英は、ヤケにポプランが出てこないような‥気のせい?😅
(まぁ、確かに・空戦隊の隊長が、指揮官のまわりをウロウロするのは不自然ですけどね)
ポプランが居なくても、十分明るいのがスゴいですね(ポプラン必要ないか‥/笑)
💡 ボリス・コーネフについて
本来はポプランが『ボリス・コーネフLvのイケメン』でも良かったンですよね。
でも・それがトンデモナク楽しい!!!
今後も、ドコでどんなキャラデザのキャラが登場するのか?油断できませんね。
‥というわけで、今巻感想はココまで。
いつだって苦しい同盟が、次巻もさらに苦しいことに‥
また20巻でお会いしましょう❗