フジリュー版・銀河英雄伝説12巻。
私信です
発売日は2018年12月24日のXmasでした。今回も更新が遅くなりスミマセン💦
子どものPTAの仕事が無事・全て終了しましたので(めっちゃ頑張りました)、これでようやく張り切って更新できます❗
📖今回も文章量が増えるので、前後編の2記事でお届けいたします。よろしくお付き合いください😃
本屋さんで表紙を確認して、ギョッとしてしまいました😅そうきますか‥
ジークが無表情なのが‥藤崎先生の意図は何なのか、すごく気になります。次巻を読むと分かるのかな‥
今巻、メルカッツ大好きかっこん『切ない』連発回です。ウルサイかもしれませんが、よろしくご了承ください。
もくじ
前巻の感想を3行で
オフレッサー
あのルックス&言動で、
大貴族&上級大将。
オフレッサーって、もっと評価されるべき人物かもしれませんぞ‥🤔
#107 ジークフリード・キルヒアイス上級大将 ラインハルト・フォン・ローエングラム侯爵 ガルミッシュ要塞~シャンタウ星域 勇気と忠誠Ⅳ~覇道と王道
キルヒアイス艦隊は、辺境の貴族軍を制圧。
リッテンハイム親娘はガルミッシュ要塞へ逃げ込んでいます。
部下から『親娘の対応はどうしましょ?』と聞かれたジークは、親娘はほっといて大丈夫🙆♂️、『おそらく自滅します』
ガルミッシュ要塞はもともとリッテンハイム候の持ち物なのですね、🐉高級中華料理店ぽい内装です😀
✅ リッテンハイム候は一室で酒に逃げ朦朧とし‥、娘のザビーネは候の隣で、不安に震えています。
そこへ、訪問者が。
リッテンハイム候配下の狙撃兵大隊の中佐。
部下の死体を背負い、リッテンハイム候を責めます。『候が戦場を見捨てて逃げたせいで、忠実な部下が死んだ❗️』
虚しくなった中佐は、リッテンハイム候もろとも自爆するつもりです…中佐の手により、ゼッフル粒子がまかれ、ザビーネの銃撃により引火…
ガルミッシュ要塞は一瞬で吹っ飛びました。
一方で、惑星フェザーン。
ルビンスキーがリッテンハイム候の自滅を知ります。
ルビン:『ジークフリード・キルヒアイスは優秀すぎる』
ルビンスキーの傍には、ケッセルリンク補佐官。
『フェザーンの立場は、ラインハルトに加勢すること(当然の選択に思われる)…ですよね?』と確認するケッセルリンク。
ルビンスキーは彼を『早計だ』とバカにしつつ、(とんでもない)自分の意図を伝えます。
ルビン:『ラインハルトの覇道とジークの王道を戦わせる。それが終わったあと、フェザーンは漁夫の利を得る。』
帝国の全てを、手に入れるというのです。
場面かわり。
ガイエスブルク要塞の付近で待機する、ラインハルト陣営。
オーベルシュタインの報告で…
貴族たちはガイエスブルク要塞に集結して、決戦に備えているそうです。
もう一つ、意味深に報告をします。
『キルヒアイスがリッテンハイム候を破った』
この報告にラインハルトは無邪気に喜びますが、‥オーベルは『キルヒアイスの影響力が大きくなりすぎているが、良いのか?』と念をおします。
ジークを心の底から信頼しているラインハルトは、その心配の意味を理解できておらず、ジークを信用していないような発言をするオーベルシュタインを叱責します。
#108 ラインハルト・フォン・ローエングラム侯爵 シャンタウ星域 ウィリバルト・ヨアヒム・フォン・メルカッツ
直径およそ 45km
質量およそ 40兆t
主砲:硬x線ビーム砲『主神の槍』
出力は7億4,000万メガワット
ラインハルト:『要塞へ正面からぶつかりたくない、貴族どもを禿鷹(ガイエ🦅)の巣から引きずり出すのだ‼️』
いよいよラインハルト軍が進軍します。
⚠️ガイエ要塞の右手にシャンタウ星系といういくつかの惑星群があり…ロイエンタール艦隊が念のためそちらの制圧に向かいます。
そこで待ち伏せしていたのは数16,000隻の艦隊。
ブラウンシュバイク公の甥、フレーゲル男爵の艦隊でした。
フレーゲル男爵の煽りにも冷静なロイエンタールは、相変わらず変態的な陣形でフレーゲル艦隊を翻弄します。
ロイエンタールの奇妙な陣形の運用は、それ自体は難しいことではないのだそうです。ちゃんとした理屈があるから、動きがわかるのだそうで‥。
さて、ここでビックリする情報が。
フレーゲル男爵が搭乗する艦(座乗艦)は、なんと、ヴィルヘルミナだそうで‼️ミュッケンベルガー元帥のを接収したんだそうです。
さて、フレーゲル艦隊はロイエンタール艦隊に翻弄されっぱなしか?と思いきや、こちらにはちゃんと餅屋(専門職)がいました。
フレーゲル艦隊 実質の指揮官は、メルカッツ上級大将。(旗艦ネルトリンゲン)
メルカッツは、アッサリとロイエンタールの陣形の理屈を見破り、キチンと攻撃を返してきました。
相手がメルカッツだと分かり『このまま続けても、得にならない…』と冷静に判断したロイエンタールは、シャンタウ星系を放棄して撤退します。
#109 ラインハルト・フォン・ローエングラム侯爵 ガイエスブルグ要塞 挑発Ⅰ
ロイエンタール艦隊が撤退するのを見ても、とくに感想がないメルカッツ(想定の範囲内なのでしょう)。さすが渋いぜ❗️
オーベルシュタイン:『貴族軍でメルカッツを自由にさせていてはコチラに不利になる』
…と心配しますが、ラインハルトは『それはどうかな?』
場面かわり、ガイエスブルク要塞にて。
貴族たちが勝利に沸き立っています。
『🤣フレーゲル男爵、最高🎉‼️』
それを見たメルカッツの副官、シュナイダーはイライラ😣します。
メルカッツは貴族との立場の分別をわきまえており、冷静に堪えています😑
浮かれる貴族たちが集合する広間に、フレーゲル男爵あてにラインハルトから通信が入ります。
貴族の群衆の中に、ラインハルトのホログラムが浮かび上がり‥ラインハルトは貴族たちへ『要塞から出てこい』と煽ります。
(その時、ミッターマイヤー艦隊が主砲射程圏ギリギリを挑発するようにウロついています。)
貴族たちはラインハルトから罵られ…『許せん、今すぐ要塞を出て戦うぞ😠❗️』と盛り上がりますが、
『待て‼️』
男爵たちの横に並び立ち、メルカッツが怒鳴ります。
メルカッツ:『あれは敵の罠、要塞戦では主砲の射程圏に敵を引きずりこむことが良策である』
メルカッツ:『リップシュタット軍、総司令官として出撃を禁じ‥破ったものは厳罰に処す‼️』と険しい表情で貴族たちに言い渡します。
💡 超重要POINT
メルカッツがこんなに感情を露わにするのは、銀英史上で後にも先にもここだけなのではないでしょうか。
圧倒される貴族たち。
ですが、次のページをめくると、あっさりと出撃しちゃってます。
貴族たちが出撃した理由は、フレーゲル男爵が率先しているから。これではメルカッツの立場がありません‥。
ブリュンヒルトから貴族の出撃を確認したラインハルトは、全てを察します。
ライン:『メルカッツに自由な手腕をふるわせるだけの器量は、貴族どもにはない‼️』
貴族たちの出撃を、切ない表情で見つめるメルカッツ‥彼は分かっています、これは負けが確定した瞬間なのです。
#110 ラインハルト・フォン・ローエングラム侯爵 ガイエスブルグ要塞 挑発Ⅱ
ド派手で自由奔放な貴族艦隊(艦隊と呼べるのか?)が、ミッターマイヤー艦隊へ襲い掛かります。
すると、ミッターマイヤーはワタワタと主砲圏外へ逃げます。
それを見て『勝利した』と面白がる貴族たち。
ガイエスブルク要塞内では、貴族がメルカッツにからみます。メルカッツは珍しく怒って言います、
『司令官が出撃を禁止したにもかかわらず、その命令を破り、敵と交戦した罪は重い』
『軍規をもって処罰する。軍法会議に出頭する用意をせよ❗️』
貴族:『は?勝ったからイイじゃん😆』
メルカッツ:『軍において命令に背くは重罪❗️』
『いかな大貴族であっても、これを免れることはかなわぬ❗️』
厳粛な軍人であるメルカッツの頑なさに、貴族たちは全く理解することができず、激怒します。
そこへブラウンシュバイク公が登場し、メルカッツを諌めます。
フレーゲル男爵はこの場面を見てあざけります…『軍人に、貴族を罰することはできない。お前は貴族の戦争を勝たせれば良いだけさ』
言葉を飲み込み、切ない表情のメルカッツ…
✅ さて両軍、最終決戦を前にして…
ブラウンシュバイク公の旗艦ベルリンも出撃し、ブラウンシュヴァイク公だけでなく、新皇帝予定のエリザベートを総大将として乗艦させるそうです。
『何かあっても盾艦あるから⭐︎』‥なんたる分かりやすい死亡フラグ😮
ガイエスブルク要塞から、出撃を見送るメルカッツ。
そこへ、ファーレンハイト中将が声をかけてきます。
ファーレンハイトは今回の貴族戦ではこれが初登場ですね。
メルカッツいわく、ファーレンハイトが‥
『アスターテでラインハルトの力量を知ったのに、貴族側についたのは意外だった』と。メルカッツは脅されて仕方なく、貴族の世話をしてるだけなので‥😅
ファーレン:『俺は天邪鬼な性格でね』
ラインハルトが強いと知ったからこそ、戦いたくなったのだそうです。なんと物好きな男だ…(笑)
(このやりとり間の、シュナイダーの表情がなんともいえないンですよ、切ない😂)
そこへフレーゲル男爵が登場、『行きますよ』
フレーゲル男爵に連行されるメルカッツを、
ファーレンハイトが引き止めます。
ファーレン:『自分の好きにさせてもらえない、勝算ゼロな戦いなんて…やめたらどうです?』
メルカッツ:『🙁…。』
『‥ここでやめたら、兵を見捨てることになるでな』
退出するメルカッツ、シュナイダー。
ファーレンハイトは噛んでいたガムを出し、ニコッと敬礼😊
『このファーレンハイト中将、お供しますぜ…いや・させてください』
とにかく明るいファーレンハイト。救いです(笑)
シュナイダーは、メルカッツのこういうトコがイヤ(保護者目線なので)な半面、尊敬しているンですよ❗
こうして、貴族軍10万隻が要塞を出ました。
#111 ラインハルト・フォン・ローエングラム侯爵 ガイエスブルグ要塞 縦深陣Ⅰ
貴族軍の全軍に対し『手を抜いて』相手するミッターマイヤー艦隊。
フレーゲル男爵は独特の直感で、罠だと感じます。そして、メルカッツに何やら指示を出すようです。
‥この直感力、さすが大貴族してるだけのことはありますね。
ブラウンシュバイク公が率いる貴族軍は、敗走するようなミッターマイヤー艦隊を血気盛んに追いかけ…
要塞主砲の圏外へ、出てしまいます。
かっこん:射程範囲を気にしなさいよ😗
(⚠ 貴族軍が主砲圏から出る、ということはラインハルト軍が貴族軍を取り囲み、意のままに攻撃することができるということ)
貴族軍が射程圏を出た途端、ミッターマイヤー艦隊は急速反転。
貴族軍へ攻撃を始めます。
⚠『反転迎撃』は銀英において完全なる死亡フラグ、死のワードなのですが、ウォルフ艦隊はチートなので問題ありません。(ひどい)
ウォルフ艦隊、チートな速さを発揮して貴族軍を中央突破します。
ミッターマイヤーが居なくなった貴族軍の前には、続いてのチート艦隊‥変態的な陣形のロイエンタール艦隊が出現。
エリザベート:お父様、私こわい😭
あんな陣形を目の当たりにしたら、ですよね〜…😂
不利を悟り、貴族軍は後退を始めますが…
ロイエ:『遅い。今からでは要塞まで戻れない…ローエングラム候が仕込んだ縦深陣の深くまできてしまったからな』
⚠ その意味は‥
貴族軍がガイエスブルク要塞へ逃げ帰るまでの道のりには、豪華4艦隊‥ケンプ・メックリンガー・ミュラー・ビッテンフェルトが控えています。(主砲の射程圏外で布陣は完結してます)
つづきは、次回の記事へ‥
さあ、この苦境…❗
メックリンガーとヴィルヘルミナは、無傷で帰って来れるか⁉️(注目点はここだネ⭐️)
12巻の後編=縦深陣からベルリン脱出なるか⁉~ジークの帰還まで