銀河英雄伝説 フジリューver.の6巻は、2017/5/19発売でした。
かっこん、早々に購入しておりましたが‥多忙のため、ようやく読後感想を更新できました❗️今巻も、はりきっていかせて頂きます。
では、まず表紙を見てみましょう。
お気付きでしょうか‥
銀英といえば、一人ずつ(基本)ダブりなしで表紙を飾る‥というのが従来までのスタイルですよね。
かっこん大好きメルカッツとか‥
私は銀英を群像劇だと解釈しているので、そうあってほしい(1人ずつ順番に表紙を飾る)と勝手に思っていたようです。皆さまいかが?
‥が、フジリューはその慣習?をも覆すのですね!!! 新しい!!!!
さらにもう一つ、ツッコませてください。
キルヒアイスの表情をご覧ください。
お分かりいただけますでしょうか‥
こんなにも美化されていないキルヒアイスの公式絵を、私たちは見たことがあったでしょうか!?(余計なお世話だ)
キルヒアイスといえば、(現時点でネタバレしたくないので深く書けませんが)お星さまのような(謎表現)、天使のような存在ですよね。
ですので、従来までキルヒアイスを絵で表現する際には、キラキラさせるのが習わしとされてきたような気がします。
ですが、フジリュー先生ときたら。
こんなに自然体なキルヒアイスの公式絵を拝見できるなんて、上手く表現できませんが・新鮮な感性に触れた気がしますよ。確かに、キルヒアイスだってフツーの青年なんですよ。私は彼を勝手に神格化しちゃってたか‥と気付かされました(笑)
表紙を広げると、ブリュンヒルト艦橋が広がります。
(アニメverも上級大将の艦は、神殿風でしたよね)神々しいですねぇ⭐️
‥では参りましょう。
今回6巻、あまりに面白すぎてテンション高めでお伝えすることを、前もってお詫びいたします。
もくじ
前巻の感想を3行で
ロイエンタールの
イケメン安定
フジリューも曲げられず
ビュコックに続き、ロイエンタールも不動の地位を得ました。
さて今巻、もう一人の不動のイケメンにとんでもないことが起きます‥乞うご期待‥
#047 ヤン・ウェンリー准将 第四次ティアマト会戦 惑星レグニッツァ上空戦Ⅲ
6巻を開き、ページをめくり‥1ページ目からしてツッコまざるを得まい。
同盟・第二艦隊は、暴風状態のガス惑星レグニッツァでゲリラ戦を仕掛ける予定です。
『同盟から仕掛ける』とはいえども、悲しいかな同盟もレグニッツァの中で思うように身動きできません(T▽T)
『同盟、もう既に自ら追い込まれてるじゃん(全読者のツッコミ)』
第二艦隊旗艦パトロクロス搭乗のヤン准将。
上官のパエッタ中将に何回も撤退を進言するが、聞き入れてもらえず『全滅するかもしれない』と“半ば諦めている”。
諦めちゃうのが、良くも悪くも『ヤン』なんですよね。(←後に登場するシェーンコップがイライラする性格/笑)
せいぜいラップから進言してくれるかい?‥ということで、ラップがパエッタ中将にレグニッツァの仕組みを説明。ラップの説明なら素直に聞く中将。(こういう人、実際にいるよなぁ)
ヤンが見抜いた『ラインハルトの策略』は‥
同盟艦隊をレグニッツァ深くに潜ませて、レグニッツァ表面の水素に火を放ち、一掃するというもの。
それを聞いたパエッタ中将、ハッとし『撤退』を命じますが‥時すでに遅し。
ロイエ・ビッテン・ウォルフ『全弾打て!!』
ここで早くも予感的中、ミッターマイヤーとビッテンフェルト、相当キャラがかぶってますが大丈夫なのか!!! ウォルフがかなりビッテン寄りなんだよなぁ‥(笑)
ミサイルの豪雨が第二艦隊を襲い、
ブリュンヒルト通信係:『敵艦隊、八割消滅!!』
『これ以上の掃討戦はしない、イゼルローン要塞へ帰投する』というラインハルトの後姿は、ミュッケンベルガー元帥を彷彿とさせましたね。シブいね。
#048 ヤン・ウェンリー准将 第四次ティアマト会戦 英雄の誕生Ⅰ
イゼルローン要塞では、皆がラインハルトの勝利を称える一方で、ギリギリするフレーゲル男爵。それでもラインハルト打倒を諦めないと闘志を燃やします。
一方で、同盟軍・第二艦隊はイゼルローン回廊入り口の旗艦アイアースと合流。
負傷したパエッタ中将はロボス元帥とグリーンヒル大将へ、とんでもない敵が出現したことを報告します。回想シーンのコマで‥いや~ホーランド中将は、惜しい人を亡くしましたねェ。
帰投するパトロクロスの中で『もう二度と第二艦隊には参加しねぇ!』とラップ。
ラップ:『できれば有能な司令官の下につきたいものだが…』
ヤン:『希望の艦隊に行けるなら苦労しないよ…』
サラリーマン漫画ですね(笑)
同盟の大人気の就任先艦隊は断トツでビュコックの艦でしょうよ。誰だってあのお爺ちゃんの艦に乗りたい。
さて。
同盟は、どうしてもイゼルローン要塞に進みたい。恒例行事ですし。
そのためにはティアマト星系を取り返さねばならない。
‥というわけで、次回の戦場もティアマト星系で展開されます。
9月13日。
同盟艦艇28,000 vs. 帝国艦艇36,000
(惑星レグニッツァはまだ爆発してます/笑)
帝国軍はミュッケンベルガー元帥を総司令官として、ブリュンヒルトはその左翼につきます。
元帥(実際にはフレーゲル男爵)から指令があり、ラインハルト艦隊だけ敵に向かって前進しろとのこと。ロコツに死んで来いという命令です。
カチンときたラインハルトは、逆ギレで『堂々と全艦前進せよ』と命令します。
その行動を『これで最後だ』と見守るミュッケンベルガー元帥。その意味は?
一方で同盟軍。
同盟通信:『帝国軍 左翼部隊 極端に前進!』
ヤン:『どうにも わからないな…(汗)』
#049 ヤン・ウェンリー准将 第四次ティアマト会戦 英雄の誕生Ⅱ
ヴィルヘルミナの艦橋、すごいですよね(帝国の予算力)!!(こんなに素晴らしい造形なのに、もう見れないのか‥)
同盟全艦隊の前に不気味に突出する1艦隊に対して、ロボス元帥は恐れおののきます。
ロボス:『また何かの奇策に違いないから、様子をみろ』
さて・ヤンはどうしているのか。
今回ボロボロの第二艦隊は、後方予備兵力として参加しています。
なぜあの艦隊は不自然な行動をしているのか?というラップに、ヤンは『味方に殺されようとしている?』と気付きます。
ヤンが気付いた時点で、ブリュンヒルトは同盟の射程範囲に入るのですが、同盟軍は戦意を喪失しています。
ラインハルト艦隊は‥ビッテンフェルト・ロイエンタール(ヤケ酒煽り中)・ミッタマイヤーがヒヤヒヤしながら通過中。無防備すぎますからねぇ。
両軍が、お互いにゆっくりと目視。
このシーン…とても優雅に表現してくださってますね😊❗️BGMが聞こえてきそうです。
ラインハルト:『見ろ キルヒアイス まわりが敵だらけだ!!(歓喜)』
ジーク:『ですが 私がおります ラインハルトさま』
‥グッときますね。
攻撃できない同盟軍に驚くフレーゲル男爵。
ミュッケンベルガー元帥は、この時をもってラインハルトを戦争の天才だと確信します。
優雅に行進するラインハルト艦隊を、満足げに眺めるヤン。
ヤン:『私はいま歴史の流れの中にたたずんでいるのだなぁ』
ヤン:『私たちはいま 英雄が誕生する瞬間を目撃しているのかもしれない!』
#050 ヤン・ウェンリー准将 第四次ティアマト会戦 英雄の誕生Ⅲ
ラインハルト艦隊が悠然と通過した後、第四次ティアマト会戦はグダグダの消化試合だったそうです。(それでも確実に同盟のほうが損害が大きかったことだろう)
首都星オーディンに帰り着いたブリュンヒルト。
ラインハルトが降り立つと、大勢の軍人が英雄を出迎えます。
それでもまだ足りない、というラインハルトに、ジークのこの表情は‥?自分が居てもまだ足りないというのか、ということなのでしょうか。
それから二か月後。ノイエ・サンスーシ。
ミュッケンベルガー元帥は退役。ラインハルトは上級大将へ、ミューゼルの姓を捨ててローエングラム伯爵性を得ます。
さらに次の戦いが‥初のラインハルトを総司令官とした出征が決定。
アスターテ星域回線へ。同盟軍、ボコボコの予感。
#051 ラインハルト・フォン・ローエングラム上級大将 アスターテ会戦 永遠の夜のなかで
『星を見ておいでですか?』
…さあ、ここから本伝が開始します!!!
巻のど真ん中で、綺麗に繋がりましたね。これにもグッとくるものがありますよね。
帝国歴487年2月。
イゼルローン要塞に頼らずに、積極的に同盟を攻めていくスタイルなのだそうです。これは同盟、オチオチしてられません。
同盟軍の布陣は、3方から大群でラインハルト艦隊を取り囲むスキのない陣形。
さて今回のラインハルト艦隊は…
フレーゲル男爵の策略で『ロイエンタール・ミッターマイヤー・ビッテンフェルト』の3将官が外されました。
‥ツッコみましょう。
- ミッターマイヤー(ビール)
- ロイエンタール(ワイン)
- ビッテンフェルト(生絞りレモンサワー)
こうきたか~~~~。
帝国軍の高級士官専用ラウンジ『海鷲の巣』に『生絞りレモンサワー』あったか~~~~。
じつはココで、こんなに長くツッこんじゃダメなんですよ。
今から大きいのが来ます。
参りますよ。
さあ、今回フレーゲル男爵が押し付けてきた厄介な『五提督』が登場です!
ババーン!!!と登場したものの、全読者:『ダレぞこれ?( ゚д゚)』
順番に紹介です。
- エルラッハ少将(自己中)
- ファーレンハイト少将(アウトロー)
- シュターデン中将(正論スピーカー)
- フォーゲル少将(ボンボン)
- メルカッツ大将(頑固一徹職人気質)
・・・ファ?( ゚Д゚ )
いやいや、ガム噛んでますよ。ヤンキーですよ。こんなルックスでも少将なんですよ(帝国軍って意外と自由じゃないか⭐️)。
『ファーレンハイト』といいましたら、シニカルで薄幸そうなイケメンという固定観念ですよね。
なんといってもcv.速水奨さんですし(なんだったらもう私は戦国BASARAの明智光秀と同イメージです)。
私としても、数少ない銀英の『正統派イケメン枠(公式設定でしたっけ?)』であるファーレンハイトにかける期待はかなりのものでしたが‥
その数少ないイケメン枠を‥キャゼルヌ先輩に持っていかれちゃったとか?( ̄▽ ̄;)
(とある掲示板の意見によると、ファーレンハイトはこの後に『改心』して『キャラ変』するのでは?と。面白いなぁ/笑)
そして、待望のかっこん大好きメルカッツ。
アニメver.ですと、メルカッツは多少のギラギラ感があり、そこが大好きなのですが‥フジリューver.メルカッツ、枯れてますな‥(笑)
メルカッツは、6巻この後でまだヤマがあります!
5提督それぞれに、分かりやすいキャラ説明をつけているのが親切ですよね。淡々とアタマに入ってくるので読みやすい。これがイマドキの銀英なんですね!
5提督はラインハルトに、不利な状況ゆえ撤退しろと訴えます(ファー&メルカッツはヤル気なし)。
それに対し、ラインハルトは『何いってるの?好機だよ?』と。
場面がかわり、同盟。
今回も第二艦隊・パトロクロスが参戦しています。第二艦隊しつこく連戦するよ!(だって貴重な戦力ですし/TT)
不景気な表情で状況を確認するヤンに声をかける男。
アッテンボロー大佐が登場します(ヤン士官学校時代の後輩)。
アッテンボローこうきたかーーー。
ムチャクチャにキャラ濃いですね。『チェ・ゲバラ』がモデルであるということで‥この機会にググってみます。チェ・ゲバラはどんなことをやった人なの?(感想:米国ってそーいう国だよな‥)たしかに、情熱的なアッテンボローのイメージにハマりますね!
アッテンボローは、常に葉巻をふかすキャラになるんですね?( ̄▽ ̄;)濃いなァ(笑)
でもこの、生き生きとしたアッテンボローの描き方をみますと、藤崎先生はアッテンボロー大好きでいらっしゃるんでしょうね😃
話を戻します‥ヤンは、アッテンボローに『負ける気しかしない』と告げます。今回も大壊滅しちゃうのか?どうなる同盟!
‥長くなってしまったので、6巻後半戦へ続きます。ニッセンコラボ紋章グラスの開封もありますので是非ご覧ください!
次巻へつづきます⇒【そして本伝へ‥ネタバレ感想】フジリューver. 銀河英雄伝説第6巻‥➁【紋章刻印グラス開封も】