2019年6月19日発売のフジリューver. 銀河英雄伝説第14巻。
同盟のクーデター回なのでサクサクッと行かせて頂きます😊
14巻の表紙は‥
初登場時に比べて、成長しましたね。
光と影の表現、藤崎先生ならでは‥ですね😊
もくじ
- 1 前巻の感想を3行で
- 2 #127 ヤン・ウェンリー大将 惑星シャンプール 市街戦Ⅰ
- 3 #128 ヤン・ウェンリー大将 惑星シャンプール 市街戦Ⅱ
- 4 #129 ヤン・ウェンリー大将 惑星シャンプール 市街戦Ⅲ
- 5 #130 ヤン・ウェンリー大将 首都星ハイネセン スタジアムの虐殺
- 6 #131 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系外縁 ヤン・ウェンリー暗殺Ⅰ
- 7 #132 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系外縁 ヤン・ウェンリー暗殺Ⅱ
- 8 #133 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系 氷の船
- 9 #134 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系 降伏勧告
- 10 #135 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系 帝国の影
- 11 #136 ヤン・ウェンリー大将 首都星ハイネセン 誰がための勝利
- 12 14巻の感想
前巻の感想を3行で
フジリューver.の
キルヒアイスが
もう見れないとは‥😭
藤崎先生のキルヒアイスの笑顔が大好きですよ‥あの笑顔がもう存在しないとは、考えらない‥
でも、いつまでもキルヒアイスの死を嘆いていられません。
今巻もまいります。
#127 ヤン・ウェンリー大将 惑星シャンプール 市街戦Ⅰ
前回から引き続き、
惑星シャンプール制圧作戦中。
ローゼンリッター連隊がシャンプールに降り立ち、市街戦が始まろうとしています。
薔薇の騎士連隊から一人、装甲ヘルメットもせずに、ズカズカと歩み出る男がいます。
連隊長のワルター・フォン・シェーンコップ准将です。(慣例として)降伏勧告をします。
すると救国軍事会議側としてシャンプールの一番エライ人…指揮官マロン大佐が通信を開いて、直接対面をします。
マロン大佐はシェーンコップの降伏勧告を断ります。『少々の民衆の犠牲があったとしても、理想の国家の再建が優先である』…と。
さて。
フレデリカの情報によると『中央都市』を守る兵力は5,000〜3,000人規模。
対して、薔薇の騎士🌹は2,000人弱。
数では『薔薇の騎士』が不利ですが…
薔薇の騎士1人あたり、一般兵士5人分では‥
ヤンは妨害電波により、シャンプールの偵察機・通信を遮断します。これで惑星は完全孤立しました。
『市街戦は焦らず 何年もかけじっくりとだ❗️』(👈これフラグ
そう叫ぶイケメンはカスパー・リンツ中佐。
⚠️本当は彼(リンツ)が現ローゼンリッター連隊長です。
リンツ:『突出しすぎるなよ‼️』
と細かく指示するリンツを横目に、ズンズン進みでる装甲車が…
(もちろん)シェーンコップです。
『ちんたらやってたら街へのダメージが大きすぎるぜ』
リンツ:『たっ…隊長ぉ⁉️』
隊員:『いや 隊長はアンタでしょ…』
『このままビルに突っ込め‼️』と指示しながら、シェーンコップは一人、ビルに突入。敵兵をなぎ倒し…
『三日で終わらせてやるぞ❗️』
#128 ヤン・ウェンリー大将 惑星シャンプール 市街戦Ⅱ
炭素クリスタル結晶で出来た白兵戦用戦斧(せんぷ)。刃先を円形にドラッグすることで半重力の盾🛡を発生させることができ、軽火器程度のエネルギーであれば反発させられる。
使いこなすには熟練が必要とされる。
というわけで、フジリューver.の同盟トマホークは『防御シールド🛡』を貼ることができます。
この技術、帝国には無かったらワクテカなんですが‼️
最初のビルを、シェーンコップ一人で制圧。‥その印として、屋上で連隊旗を🚩ふりかざします。
当然、スナイパーが狙います。『あいつ馬鹿だ』☜狙いやすい
あせるリンツ、
『煙幕撃て撃て〜っ‼️あのクレイジーな隊長を狙撃から守れ〜っ‼️😂😂😂』
シェーンコップ:『よぉし、いい煙幕だ❗️』
🔥🛡ユリアンのハウツー市街戦🛡🔥
『点』を奪ったら、さらに点を増やし、点と点を繋いで『線』にする。
『線』を行ったり来たりして確実に、長く繋いでいく。
線から広げて『面』にする…とのことです
‥というわけで。
『地方惑星の駐屯部隊と、最前線の最強連隊(薔薇の騎士)とでは、』戦力が違いすぎます😅
あっという間に薔薇の騎士が築いた点は、線になり、面となり…制圧の面積は広がっていきました。
このままいくと、都市中心部の管区司令ビルに居ると思われるマロン大佐のところまで、あと10日で制圧が完了する予定とのこと。
あと10日、に不満そうなシェーンコップ。
その二日後、午前2:29…管区司令ビル。
マロン大佐は、薔薇の騎士が攻めてくる10日後までには、同胞の第11艦隊が救援に来てくれるだろうと算段しています。
マロン大佐がシブく夜景を眺めていると、何やら目の前に『物体』が近づいてきます…
#129 ヤン・ウェンリー大将 惑星シャンプール 市街戦Ⅲ
シェーンコップとお付きの少数精鋭です。
(相変わらずヘルメットなし。ナニ考えてるんだぁこの人は…😅)
ムチャクチャ攻撃を受け、シェーンコップもさすがに焦ります。
⚠️敵は前線に守備を集中してるから、今はマロン大佐の守りは薄いはず…と夜襲したんだそーです。う〜ん。楽観視が過ぎる。
シェーンコップは単身、マロン大佐の居るフロアへ突っ込むことに成功。
マロン大佐を追い詰めると、彼は『軍事革命万歳‼️』ブラスターで自害しました。
…これにより、惑星シャンプールは完全制圧されました。3日間という短期決戦だったそうです。
シェーンコップはシャンプール住民の女子(幼女)からお礼のキスを受けまくったそうです(ここでは書かなかったのですがちゃんと伏線があった(笑)
指令室で2人きり‥ヤンへ今回の報告するシェーンコップ。
シェーンコップは、ヤンへ独自の考えを伝えます。
『救国軍事会議は、私利私欲ではなく愛国心で行動している』
『一方で今の同盟の権力者(トリューニヒト率いる)は、その真逆である‥』
シェーンンコップ:『そんな奴らを守る価値があるのか?』
ヤン:『私はベストよりベターを選びたいんだ』
ヤンは『ゴールデンバウム王朝さながらの救国軍事会議のスローガン』が、トリューニヒトの政治よりも酷過ぎるから、現状の選択肢をしている‥と言います。
納得できないシェーンコップ。
『このさい、やつらの愛国心を利用して…今の権力者たちを一掃させてはいかがでしょう?』
『そこへあなたが乗り込んで、やつらを追い払い権力を握るんです』
『独裁者 ヤン・ウェンリーとして』
シェーンコップの悪魔の囁きにボーゼンとするヤン。
そこへさらに叩き込むシェーンコップ。
『これこそがベターですよ❗️そーなればローエングラム侯とも対等に戦える…五分の戦力ならあなたが勝つと私は思いますがね❗️』
『そして勝てばあなたが宇宙のーー』
ヤン:『シェーンコップ准将❗️』
ここでシェーンコップは、熱くなっていた自分に気づきます。
ヤン:『私以外の誰かに君の考えを話したことがあるか』
シェーンコップ:『とんでもない』
ヤン:『それなら けっこう』
シェーンコップは自重したようです…😅
#130 ヤン・ウェンリー大将 首都星ハイネセン スタジアムの虐殺
ヤン艦隊は惑星シャンプールをあとにし、首都星ハイネセンへと進みます。
その間、ハイネセンで大事件『スタジアムの大虐殺』が起こります…
🏟ハイネセン記念スタジアム
国家的式典が行われる30万人収容可能な同盟最大のスタジアム
6月22日、ジェシカ・エドワーズ議員による30万人規模の集会が開催されました。
❓なぜジェシカは拘束されていなかったか?
野党議員までは捕らえる余裕がなかったそうです
救国軍事会議から『クリスチアン大佐』が集会の解散に乗り出します。
集会では若者が救国軍事会議に堂々と反発し、聴衆から賛同を得ています。そこへ武装兵士たともにクリスチアン大佐が登場。
主催者のジェシカが大佐の相手をします。
『なぜ武装兵が平和的な市民の集会を邪魔するのですか?』
大佐:『秩序を回復するためだ』
秩序を乱したのは救国軍事会議では?との問いに、大佐は『秩序を決めるのは吾々だ』と傲慢に言い放ちます。
大佐は集会に集まった10人を並べ、
自分に反抗的な思想の人間を、はじから殴りつけていきます。
でかい口をたたいても・抵抗できないなら意味がない、とドヤる大佐。
一方的な暴力に、ジェシカはキレます。
『暴力で自分の正義を他人に押し付ける種類の人間がいるわ‼️あなたはルドルフの不肖の弟子よ❗️自由の国から出ていきなさい‼️』
この言葉に図星をつかれたのか?
大佐は反射的にジェシカを暴行します。
すると、いままで黙って見ているだけだった聴衆が暴徒化…
市民2万人・兵士1,500人の死者をだしてしまいました。クリスチアン大佐も混乱に巻き込まれ死亡。
そしてジェシカは、このスタジアムの虐殺で亡くなってしましました…
いつも緊張で震えながら人前に立っていたジェシカ(所々ではそんなキャラに見えなかったが😅)
最後に握りしめていたのは、学生時代の3人の写真だったそうです。
#131 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系外縁 ヤン・ウェンリー暗殺Ⅰ
スタジアムの虐殺で市民二万人の殺害を知ったグリーンヒル議長が率いる救国軍事会議は『市民を敵に回すことになる』と畏れおののきます。
あわてて報道管制をしきますが、虐殺の事実は同盟全土に知れ渡りました。
ヤンのもとへ、フレデリカの口からジェシカの訃報が伝えられました。
それを知ったヤンの瞳には、闇が広がり…
黙って司令室にこもり、表情を誰にも見られないようにしていたそうです。
そして、翌日にはいつも通りのヤンに戻っていたとのことでした…
この出来事をきっかけにして、同盟民衆はいっせいに、唯一の抵抗勢力であるヤンのもとへ集結します。
『私はクーデター派を認めない❗️ヤン大将を支持する‼️魔術師ヤン‼️奇跡のヤン‼️』
と民衆を煽りまくるのは、シトレ元帥(笑)
さて。
救国軍事会議はいっきに孤立しました。
そこへリンチはささやきます。
『一発逆転したきゃ、ヤンを暗殺するんだよ❗️』
グリーンヒルは納得します。(するんだ⁉️😅
すぐ傍らに控えるバグダッシュ中佐にヤン暗殺を命じます。
さてさて。
ヤンの元には多くの義勇軍が駆けつけています。
が、シェーンコップは『その中に暗殺者が紛れてる可能性があるんじゃ?』と指摘します。
その言葉にフレデリカは焦り、途中参加者のリストの徹底洗浄をするようです。
ヤンの部屋にて。
『ヤン・ウェンリーとかいう奴は ずいぶんと偉い奴らしいな…あんたと同姓同名でたいへんな差だ』
鏡を見るたびにヤンはこう言うのだとか。病んでるなぁ‥💦
翌日。
ヤンなんかよりも “ダンゼン病んでいる” フレデリカが、不気味に登場。
あやしい人物として『バグダッシュ中佐(情報部に所属)』をみつけたそうです。
そもそも、バグダッシュは今から5年前、グリーンヒル家に遊びに来る仲?だったようです。(グリ父も、いろんな人間と関わり過ぎなんだよなぁ😅、人が良すぎるよ…)
さて。
ここで突然『ユリヤンのドンパチ講座』🎉
後方支援(兵站/へいたん)の解説です
ヤン艦隊には、イゼルローン要塞から日々、輸送艦隊によって補給(大量物資)が届きます。
キャゼルヌ先輩が要塞に居残って、後方支援を指揮してくれてます。
今回、その補給艦にまぎれて、バグダッシュは“まんまと”ヤンの旗艦ヒューベリオンへ侵入します。
ヒューベリオンにて。
相変わらずポクポクと(かつ・モヘーと)通路を歩むヤン。
バグダッシュは、アッサリとヤンの背後をとります…
#132 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系外縁 ヤン・ウェンリー暗殺Ⅱ
バグダッシュが殺気とともにヤンへ近づき、銃を抜こうとすると…
『動くな❗️』
険しい顔をしたユリアンが、銃を構えてバグダッシュを狙います。
ダクトから出てきてヤンの背後から襲おうとしてた、とユリアンが伝えると、
バグダッシュは悪びれず、自己紹介します。
バグ:『長いこと情報部におりますとダクトで移動する癖がついとりまして〜😚』
ヤン:『どんな癖だ』
ずっと銃で狙い続けるユリアンに、ヤンは『もう大丈夫だろう』と警戒をやめさせ、
あろうことか『首都星の話を聞かせて』と艦橋へ誘います。
(ちなみにこの時、シェーンコップもユリアンの背後にいました)
ヒューベリオン艦橋にて。
連れて来られたバグダッシュは、なぜかコーヒーを2杯☕️手にしています。
バグ:『おや?副官のグリーンヒル大尉は?』
ヤン:『彼女は立場的にイゼルローンに残してる』
…と嘘をつきます。フレデリカは自室でオンライン勤務かつ、バグダッシュを監視するのだそうです。
バグダッシュはヤンに、これみよがしにコーヒーを☕️すすめます。
艦橋のみんな:(毒⁉️)
ヤンは飲もうとして…やめます(笑)
ガッカリしたようなバグダッシュ。
バグダッシュがヤンに話した情報は…
首都星ハイネセンの前で、第十一艦隊・司令官ルグランジュ中将が待ち構えているのだそうです。
場面かわり、
旗艦レオニダスの、ルグランジュ中将。
中将は自信満々です。‥なぜならば『アルテミスの首飾り』があるから。
ヤン艦隊を『首飾りの射程内』に押し込み、第十一艦隊と挟み撃ちする作戦だそうですよ。
布陣場所から、その作戦を悟ったヤンは、
『残念ながら首飾りは徹底的に破壊させてもらうよ』
ビックリするバグダッシュ。
どうやんの⁉️と知りたがるバグへ『ムライ少将・彼に説明しといて』と軽いヤン(ムライ:『機密情報を話していーの!?⁉️』)。
『技術者との会議に向かおっかな』というヤンへ、コーヒーどーぞー☕️としつこくすすめるバグ。
ヤン:『やっぱりやめとくよ、私は紅茶派でコーヒーは苦手なんだ』
飲むフリは演技だったのか?
あとで調べたところ、コーヒーには毒が入っていなかったそうです。
フレデリカはこの話を自室で聞いて、
『提督が狙われてると思うだけで 心臓がもたないわ🥶(バグバグバグ』
フレデリカは先制攻撃しちゃうそうです😅
場所かわり、ヒューベリオン通路。
バグダッシュが『アルテミスの首飾り攻略』を同志へ教えるため、通信しようとすると…
背後にシェーンコップが。
『歓迎会するから酒のもーぜ🍻』
数時間後…食堂にて、夕食時。
バグが見当たらないというヤンへ、シェーンコップが言うには…
フレデリカの案で、酒に2週間は起きない睡眠薬をまぜて寝かしちゃったそうです😪
『情報部員などという奴は、たとえ監禁していても起きているかぎり油断できませんからな』
というシェーンンコップ&フレデリカにドン引きのヤンですが、
8月に入り、ヤン艦隊は第十一艦隊と対峙。
「アルテミスの首飾り」攻略戦が始まります。
#133 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系 氷の船
✅ユリアンの『歴史講座』🎉
かつて人類は「地球🌏」という惑星だけで生きていた。
20万年地球🌏にいた人類は、西暦2000年頃から宇宙へ。
2400年代にワープが完成し、人類は他の星系へ広がることに。2600年代に活動圏が最大に広がり…
3069年にルドルフ・フォン・ゴールデンバウムが誕生。
彼は軍人の家庭に生まれ、士官学校へ。
軍人としての頭角を現し、英雄になる。
28歳で少将になった先で政治家へ転向。
力強い政治理念で国民投票により首相へ。
3110年に銀河帝国を設立(帝国歴1年)
共和主義者・社会的弱者を排他する一方で、
ルドルフにより優秀な人材が選ばれ、貴族階級が作られる。全員が白人で古ゲルマン風の姓を与えられた。
これが今日までの帝国の基盤となっている…とのことです。
ここからは『同盟史』🎉
ルドルフの死から126年後。
酷寒のアルタイル第七惑星にて、1人のイケメンが登場します。
自由惑星同盟の建国の父、アーレ・ハイネセン
彼は奴隷階級におとされた『共和主義者』の子孫なのだそうです。
ハイネセンには夢がありました。
『強制労働を強いられているこの惑星を脱して、遥か彼方に、共和主義者の新国家を設立したい』
そのためには40万人の同士が搭乗できる、巨大な宇宙船が必要です。
ある日、奴隷の子たちが氷を削って作った『氷の小舟』を水に浮かべて遊んでいるのをみたハイネセンは…
惑星にいくらでもある『ドライアイス』をくりぬき、船体とし…
動力部と居住部を設置して、3ヶ月で『宇宙船イオン・ファゼカス号』を作り上げ、自由の地を求めて旅立ちます。『長征一万光年』👈ここ試験に出ますね
ハイネセンたちは追っ手の帝国艦から逃げつつ、しらない航路をたどり、現在でいう『イゼルローン回廊』を発見して、くぐり抜けました。
その旅路は50年かかりました。
途中でハイネセンは事故で亡くなり(ハイネセンの側近が主人公で外伝化を希望)、
40万人いた同志たちも、16万人まで減ったそうです。その苦労ののち、ついに新天地で自由惑星同盟を建国したのです。
‥というわけで、今回のヤンの首飾りの攻略は『ハイネセンの氷の故事』にならうつもりなんだそうです。
さて。
救国軍事会議は…
ヤン艦隊が迫って来たことで、バグダッシュの暗殺失敗を知ります。
グリーンヒルお父さんの、フレデリカに対する想いがここでチラッと出てきます、
グリ父:『娘のことは諦めている🤦♂️』
メンバー:『こちらには第十一艦隊&首飾り、さらにグリーンヒル議長の立案した完璧な作戦がある❗️』
その完璧な作戦とは…
グリ父:『ヤンには癖がある…それは分散した敵を各個撃破しようとするものだ』
全読者:『たしかに‼️‼️』
さすが元上司。
第十一艦隊を二手に分けて、一方がヤン艦隊の後方にまわり、首飾りへ押し込むのだそうです。そうなると、ヤン艦隊は三方を相手にしなくてはならない。
都合よくヤン艦隊だけを狙えるんですね?(笑)
さて、第十一艦隊。
想定通り、ヤン艦隊をはさむパターンに持ち込めそうです。
ルグランジュが早くも勝利を確信すると(そんなに急いで死亡フラグたてちゃダメだぞ)、
ジェットエンジンを装着した、一ダースの巨大な氷塊が(一個10トン)、光速で首飾りの全てを射抜き…
アルテミスの首飾りが一瞬で全滅します。
首都星の防御機能がぁぁっ😂
フェザーンから高い値段で税金で買ったのに‼️
#134 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系 降伏勧告
首飾りの派手な破壊は、地上のハイネセン民衆の知るところとなり、皆にアーレ・ハイネセンの遺志を思い出させます。
民衆のみならず、救国軍事会議の兵士たちの戦意が消失します。追い込まれる救国軍事会議。
ヤン旗艦、ヒューベリオン。
ヤンは心置きなく定番の各個撃破をするつもりです。
ユリアンは、初めて見る実際の艦隊戦に興奮しています。
このような戦場で功績を築いてきたヤン・ラインハルトを改めて尊敬し、自分もそこに到達したい、と願います。
ヤンはグェン・バン・ヒュー准将(座乗艦名マウリア)へ、全速前進ののち第十一艦隊の側面を突けと命令。
グェン准将、猛烈に震えてますが武者震いなんだそうです。じゃ大丈夫か😅
猛烈な勢いで1/2の第十一艦隊を襲うグェン艦隊。『別名・ヤン艦隊のビッテンフェルト』だそうで…まぁ、どの艦隊でもビッテンフェルト的ポジションは必要だよね。
つづいて後方の対策。
背後に回ろうとしている、残り1/2の第十一艦隊には、エドウィン・フィッシャー少将(旗艦アガートラム)が相手をします。
※ヤンはグリ父の作戦をすでに読んで対策していたということですね
アッテンボローも一応、分艦隊として参加しています。
アッテンボローいわく『先輩には首飾りの無効化案はいくつもあった』とのこと。
ヤンは、ソファでダラダラしながら🛋“そういうよからぬこと”を考えているらしいです。ニヤニヤしながら。
『銀河帝国を滅ぼす作戦だって、すでに考え済みかもしれんぞ❗️』
ああ〜🤔、
だからこの前にシェーンコップが『色気だして宇宙を手に入れちゃって下さいよ』とそそのかした時に、図星をつかれたヤンは、あんな態度だったのかもしれませんね…(笑)
ヤンはこの状況でひとつ、恐れていることがあると。
『救国軍事会議が同盟民衆を人質に、ヤン艦隊の降伏を迫ってきたら‥どうしようもない』
ヤンは爆睡から覚めたバグダッシュと対話。
現況を知ったバグダッシュは観念し、白状します。そして・ヤンのもとにつきたいと願い出ます。
ヤンは早速、バグダッシュへ何か頼みます。
救国軍事会議。
圧倒的敗北をさとりますが、諦めきれません。
エベンス大佐が『ハイネセン住民を人質に交渉すれば…』と言いだしたところで、
バグダッシュから通信が入り…、
ヒューベリオン艦橋メンバーと救国軍事会議メンバーが対峙します。
ヤン:『お話したいことがあります、グリーンヒル大将』
#135 ヤン・ウェンリー大将 バーラト星系 帝国の影
救国軍事会議はバグダッシュの裏切りを理解します。
グリーンヒル議長は、悲しそうなフレデリカを一瞥しますが、グリ父の目にはもう・感情はありません。
グリ父:『話とは何かね ヤン提督?』
ヤンは今すぐ救国軍事会議を解散してほしいと訴えます。
『これ以上、帝国を利してはいけません』
ヤンは、今回のクーデターがラインハルトによって起こされたものだと説明。
その証拠がリンチ少将の存在だと知ったグリ父は、すべてを理解しました。
グリ父がリンチに詰め寄ると、リンチは居直り、テーブルに通信装置を置きます。
するとそこから立ち上がった映像は…
オーベルシュタインが不気味に(不気味じゃない時があるのだろうか)出現し、
今回の騒動が帝国の思惑であったことを認めます。
なんと、この通信はライブ放送でして、
『ホログラム映像のオーベルシュタイン』は、通信に写るヤンを認識しました。
オーベルは『ワンチャンでヤン暗殺を企てたのは自分の案であった』と暴露します。
オーベル:『…いずれまた 戦場で会うだろう…』
通信終了。
全員が絶句するなか、父親をいたたまれなくなったフレデリカが『お父様…』と声をかけます。切ないです。
グリーンヒル:『ヤン提督…一時、通信を切り少し時間をもらえないかね』
…。
…。
部屋に二人きり。
グリーンヒルはリンチを問いただします。
グリ父は信念を持ち、最後までリンチを信じていたのですが、
リンチはそれに対し、ただ惨めな人間です。
誰でもいいから自分と同じような境遇に貶め、恥をかかせたかっただけだと。
グリーンヒルはリンチの下劣な思いに触れ、珍しくブチ切れ…リンチの眉間へ銃を放ちます。
ですが、想定済みのリンチもまた、グリ父の眉間へ銃を放ち…互いに即死です。
あの穏やかなグリ父の、最期の苦悶の死に顔があまりにも切なすぎます…
これにはかっこん、納得できませんぞ!
#136 ヤン・ウェンリー大将 首都星ハイネセン 誰がための勝利
部屋に乗り込んできた救国軍事会議は、グリーンヒルの亡骸へ敬礼。
1時間後にヤン艦隊へ『降伏』を告げます…降伏ということで良いんですよね?なんだか認めてないんですよね🤔
第十一艦隊にも停戦を要請ずみとのこと。
その対話に、グリーンヒル大将の姿がない?と問うてみると、
エベンス大佐:『閣下は自殺された。みごとな最期だった』
フレデリカは言葉を失います。
エベンス大佐は最後まで自分たちの考え(誤り)を認めなかった、とムライが呆れると、
ヤン:『人 それぞれの正義さ』
※『グリ父が自害』とウソを伝えた理由は、トップが自害したことにして責任を転嫁するための逃げ道を作ったのか?
‥と私は勘繰りましたが、そう伝えることで『名誉を守った』とWIKIにありました。そーゆうモンですか?😅
これから事後処理が大変だな…というヤンに、
フレデリカ:『お手伝いさせてください…でもその前に、1時間…いえ2時間だけいただけますか?』
フレデリカは自室に戻ってきっかり2時間後、仕事の鬼になってました。
ハイネセンに降り立ったヤンたち。
ユリアンはビュコックの健康診断に付き添って病院にいます。
お爺ちゃんは4ヶ月強の監禁生活で弱ってしまったそうです。心配だ。
その帰り道で、ユリアンは不気味な集団に遭遇します。
トリューニヒトと地球教団たちでした。
トリューニヒトはクーデター中、地球教団に匿われていたそうです。
数日後に政府主催で『民主主義の勝利を記念する式典』を開くので、ヤンに出席して欲しいとのこと。
ヤン:『クーデターを起こされるようなみっともない政治をしておきながら、その反省もない❗️(中略)心底からいやになる❗️』
ヤンは文句を言いながらも、出席することにしました。
会場にて。
勝利を叫び民衆をあおるトリューニヒト。
後ろでしょぼくれるヤン。
『では、2人に握手してもらいましょう‼️』
お・なんかメインイベントなんですね?
誓いのキスをしてもらいましょう、と言われたぐらいにイヤがるヤン。
アッテン:『先輩 嫌すぎて死ぬんじゃないか⁉️』
なんかもう『おっさんずラブ的な構図』で近づく2人なんですが…
近づいたトリューニヒトはヤンへ囁きます、
『言いたいことはあっても、今はお互い笑顔で社会的責務を果たそうじゃないかね』
そこでヤンは、初めて気づきます。
ヤン:(トリューニヒトという男を過小評価しすぎていたのではないか?)
トリューニヒトの地位が今日まで無事であったのは、
すべてが彼の計算の中にあったからなのでは?
そして最後に1人、銀河で勝ち残るのは、この男なのではないか?
…熱狂する大観衆の前で、ヤンはしょぼんと握手をします🤝
14巻の感想
前巻から引き続いて、主要キャラが大事な人を亡くしていっていますね。
ヤンはジェシカに対して特別な想いがあったんですよね。ジェシカの思想も好きであったろうし。
フジリューver.のジェシカは、アニメ版と違って・凛として毅然とした女性でした。
なぜそう感じたか?というと、
アニメ版で(原作でもあったかな?💦)ラップが亡くなり、気が弱くなったジェシカがヤンに寄り添おうとする描写がチラリとありましたよね。
でも、藤崎先生はその手の描写をカットされていました。
ジェシカの強さを描こうと、そこをカットする藤崎先生になんだか好感なんです。(アニメ版の描写も、好きなんですけどね😊)
グリーンヒル大将の死も切なかった。
残酷な描写が、また💦
グリ父のWIKIを改めて見てみると、
OVA版ではいくつか設定や心理描写が掘り下げられている。理知的な良識派にも関わらず、クーデターグループの長となったのは、
性急な若手メンバーに担がれたこと、
そしてその彼らの暴走を抑えるために敢えてリーダーになったと妻の墓前に独白する。
田中芳樹はOVA版のオリジナルシーンとして、クーデター前に亡き妻の墓に独白するシーンを気に入っていると述べており、
また、知人から「世界一墓参りのシーンの多いアニメだ」と言われたとも述べている。
ドワイト・グリーンヒル|救国軍時会議 wiki
今回は以上です。
次巻15巻は、2019年9月19日発売予定😃