【メルカッツ合流‼】フジリューver. 銀河英雄伝説第15巻【ドミニク美しさに納得⭐️】

2019-12-10

2019年9月19日発売のフジリューver. 銀河英雄伝説第15巻。あらすじ感想いかせて頂きます。

今巻の表紙は、ヒルデガルド・フォン・マリーンドルフ。

最初は違和感しかありませんでしたが、すっかりと納まりましたね❗

前巻の感想を3行で

同盟軍
クーデターが
痛すぎる😂

同盟の貴重な戦力、財産がザックリ壊滅。
さらば、アルテミスの首飾り‥(1回もその活躍を見ることもなく)

気を取り直して、今巻もまいります。

#137 ヤン・ウェンリー大将 首都星ハイネセン 誰がための勝利Ⅱ

ヤンの官舎(自宅)にて。
狂ったようにトリューニヒト菌が着いた手を洗うヤン。

そこへキャゼルヌから電話が入ります。
その電話を受け取ったユリアンは取り乱します。

何をそんな慌てて…とヤンが内容を聞くと、

『メルカッツ提督が亡命して、いまイゼルローン要塞に到着したそうです‼️』

ヤンは声もなく、大驚愕。

数時間後、ヤンとヤン指揮下メンバーが統合作戦本部に集合し、キャゼルヌから事情を聞きます。

キャゼルヌは、メルカッツと初対面した際、
武器の提出を求めたところ…

シュナイダー:『閣下は捕虜ではない‼️自由意志で亡命していらしたのだから、客人として遇するのが礼儀だろう‼️』
‥と大激怒して、キャゼルヌを威嚇します。

メルカッツを守ってるなぁ😊

ムライは『メルカッツ提督は工作員なのでは?』と疑心暗鬼です。

ヤンはバグダッシュに意見を求めたところ(なんせ元情報部ですし)

バグ:『本当に工作員ならば、ニセの家族が(監視員として)着いてくるハズでは〜』
(メルカッツは家族を首都星オーディンに残している)

…ということで、ヤンはメルカッツ提督を受け入れることに決定。

ヤン:『私の力のおよぶかぎり、彼の権利を擁護する』

『帝国の宿将と呼ばれる人が私を頼ってくれるというのだから、それに報いなければなるまい』

ムライはその決定にひいてます(笑)
 

ヤンはメルカッツと(通信で)対面したい…と求めると、数分後・シュナイダーを伴ってメルカッツが登場。

ヤンが敬礼すると、メルカッツは颯爽と帝国式で敬礼を返します。

メルカッツ:『敗残の身を閣下におあずけします。私自身に関しては、すべてお任せします』

『ただ部下たちには 寛大な処置をお願いいたしたい』

かたい表情で(※デフォルト)毅然と告げるメルカッツ。

それを聞いたヤンは、
『良い部下をお待ちのようですね』と返すと、シュナイダーは照れてしまいます☺️

ヤン:『なんにせよ、ヤン・ウェンリーがお引き受けします。ご心配なさらずに』

優しくほほえむヤンに、メルカッツとシュナイダーは顔を見合わせて安堵の表情(※メルカッツ的にレア)を浮かべます。

この時、メルカッツはシュナイダー少佐の『ヤンへの信頼』の意味が分かり、彼もまたヤンを信用した瞬間だったのだそうです。

この時、メルカッツは60歳ちかく。
同盟にて、第二の人生が始ろうとしています…

メルカッツがんばれ❗❗📣

 
ヤンは官舎に戻ります。
※どうでも情報…ヤンの官舎はIHではなくガスのようです‼️😳

コダワリを感じます

 
ユリアンの疑問。
Q. ヤンはこれだけの功績をあげているのに、なぜ大将のままなのか?

ヤンの解説によると…
同盟軍のトップである

  1. 統合作戦本部長 クブルスリー大将(⚠️フォークに撃たれた)
  2. 統合作戦本部長代理 ドーソン大将
  3. 宇宙艦隊司令長 ビュコック大将

彼らが『大将』の地位にある限り、ヤンがそれを超えるわけにはいかないそうです。

ヤンの部下たちも、クーデター制圧よる昇進はなし。

唯一、惑星シャンプールの功績からシェーンコップ准将だけが少将に昇進。

※ところで、メルカッツの同盟軍での地位は…
中将待遇の客員提督(ゲストアドミラル)。
イゼルローン要塞司令官顧問に任命されました。

いずれ正式に(ヤン艦隊の)提督の地位になるそう、確実に戦力になるので、ヤンとしても嬉しいようす😃

同盟において貴重な戦力

 

そして、ユリアンは‥
軍属の兵長待遇から➡️『軍曹』待遇へ昇格。
これにより、戦闘艇スパルタニアンへの搭乗資格を得ました。

ユリアンが軍人の道を進むことを良しとしないヤンとって、悩ましい昇進のようです。

 
💫場面かわり、ラインハルト。

首から下げるロケットには、キルヒアイスの髪が入っています。

この年…📆宇宙暦797年、帝国暦488年は
両軍が一度も交戦しなかった珍しい年でした。
(そのかわり、たがいに大変動がありました)

ラインハルト 21歳、ヤン30歳。
『両者とも、過去よりも未来に多くのものを持つ年齢であった』

#138 宰相ラインハルト・フォン・ローエングラム 地球~首都星オーディン 地球教

さて、帝国領の…首都星オーディンから数千光年の先に、とある惑星『🌎地球』があります。

『🏔カンチェンジュンガ山』の地下に、
『🌎地球教総本山』が存在しています。

鳥居がある⛩😳

 
『奥の院』にて、玉座に座る人物…

総大主教(グランドビショップ)
年老いた人物です。自分(地球)が全宇宙の中心である‥とイメージされたデザインですね😃

総大主教:『我らが手足 フェザーンのルビンスキーはいかに…?』

ルビンスキーのこれまでの画策は、地球教によるものと判明しました。

総大主教に現況を報告&やりとりしているのは、『ド・ヴィリエ』という人物です。

ド・ヴィリエいわく、ルビンスキーは帝国での画策は失敗したが、今度は同盟…ヤンの足を引っ張るつもりとのこと。

ヤンをイゼルローン要塞から引き離して、帝国にイゼルローンを破壊させて、両軍の争いを激化させる予定だそうです。

ド・ヴィリエ:『そして疲れ果てた双方を地球教が救うのです。教えと経済の力によって』

経済の力…フェザーン商人を操るくらいですから、地球教は潤沢な資金があるのでしょうね。

現在の地球は、戦争の果てに汚染され、荒廃し、人が住むには適さない地となっています。

地球教は、地球を見捨てた人間を見返し、再興を果たすという悲願を持っています。
 

場面かわり、首都星オーディン。
宰相府にて。

宰相ローエングラム公が敏腕を奮っています。
⚠️宰相= 皇帝を補佐し、行政を行う最高位。

✅ ラインハルトが宰相として行ったこと
① ヒルダを自身の首席秘書官とした。
彼女を信頼したのでしょうね😃

② 行財政改革
これまで貴族が横暴をふるっていた制度を改めて、公平な裁判・公平な税制度を行う。

広大なノイエ・サンスーシの半数を閉鎖して、老人以外をリストラした。

旧門閥貴族の荘園を👩‍🌾農民に無償で与える。農奴も解放。

貴族の所有する美術品を美術館へうつす。
貴族の邸宅を病院、福祉施設として平民へ解放。

思想犯・政治犯は過激派をのぞいて釈放。
雑誌などの発禁をなくした…などなど。

平民から大支持されることになりました。

さて、(ローエングラム元帥府の中なのかな?)

帝国軍科学技術総監:アントン・ヒルマー・フォン・シャフト技術大将が何やら悩ましげです。
(彼がゼッフル粒子を開発したことになっている➡️本当はフェザーンが与えた技術)

彼はこんにちまで、汚いやり方で地位を築いてきたようで、ラインハルトに嫌われているようす。

そんなシャフトに、フェザーン商人が近づき‥何やら兵器の技術を授けるようですよ‥
 

その数日後。
ラインハルトの元に、シャフトが面会を求めてきました。

自信に満ち溢れ、ツヤツヤする🌟シャフトが持ってきた策は…

イゼルローン要塞の直前に、要塞を構築すること…同規模のガイエスブルグ要塞をワープさせるというのです‼️

とんでも発想😳‼️

#139 ヤン・ウェンリー大将 イゼルローン要塞 初陣Ⅰ

(☝タイトルは『ユリアン・ミンツ軍曹』の間違いかな?)

ラインハルトは、理屈は理解したが『技術的』に大丈夫なのか?といぶかしみます。

しかし、シャフトは(フェザーンの技術力に)自信満々。退室してゆきます。

ラインハルトが嫌々ながらも前向きに検討していると…オーベルシュタインが登場。

オーベ:『閣下 シャフトはフェザーンと通じております』

フェザーンを超える諜報力‼️‼️😳

…フェザーンの技術ということは、この技術が『同盟に渡る可能性もある』と察したラインハルトは、シャフトの策を受け入れるようです。

それにしても『コソコソと動き回るフェザーン』がムカつくラインハルト。

オーベルシュタインの調査によると、宇宙のどこか…帝国でも同盟でもない宙域に、本拠地である『フェザーン本星』が存在するようです。

帝国にすら存在がバレてないのですから、さすがはフェザーンですね🤔

 

一方で、同盟軍…
イゼルローン要塞にて。

先のクーデターで開いてしまった『熟練軍人の穴』を埋めるため、イゼルローン要塞の熟練兵がハイネセンへ持ってゆかれてしまいました。

いやいや、最前線・大事っスよ⁉️😂

👆トリューニヒトがヤンの失態を期待してやっているらしい…そんなんじゃ死ぬわ、同盟。

そのため、イゼルローン要塞はピチピチの新兵だらけ‥ユリアン含む新兵たちは、鬼教官による鬼特訓中です。
 

そんなこんなのイゼルローン要塞、数日後。

ヤンの第13艦隊に、
アッテンボロー分艦隊旗艦トリグラフがやってきます(次世代旗艦用 大型戦艦 試作艦トリグラフ)

本来ならばヤンのための旗艦でしたが、『ヒューベリオンからの引っ越しがメンドイから』アッテンボローのものとなったようです…
この話がバレたら、皆の士気の低下が…(by ムライ)

…というわけで、
アッテンボロー旗艦が率いる2,000艦は、
イゼルローン回廊の『哨戒』と『新兵の訓練』を兼ねて、イゼルローン要塞を出発しました(ユリアンも行きます)。

ユリアンが搭乗するのは、
同盟の宇宙空母 アムルタート
小型戦闘艇スパルタニアン100機が搭載されてます。

ちなみに…新兵とは以下2種類。
18歳〜35歳未満の一般募集枠
士官学校卒の22歳

※ユリアンは現在15歳なので特別に若い

トリグラフ艦隊が向かった先、帝国領側に進んだところ…

そこで、数2,000の帝国艦隊と遭遇します。帝国も哨戒中でした。(同盟と帝国で、同規模の艦数です)
 

新兵を率いているアッテンボローは緊張します。
アッテン:『勝つことより、負けないことを優先させるんだ❗️』

#140 ユリアン・ミンツ軍曹 イゼルローン回廊 初陣Ⅱ

ユリアンは、スパルタニアン搭乗用の戦闘服に着替えます。

空母アムルタート艦内に、スパルタニアンの発信命令が響きます。

ユリアンは命令を受け、スパルタニアンに乗り込み、空母から飛び立ちます。

初めての戦闘艇での宇宙空間に出た興奮のあと、ふと横を見ると、

『隣の空母』から飛び立つスパルタニアンが、空母まるごと爆撃されている光景が。

『ああいう死に方もあるんだ』とユリアンは虚しくなります。

‥が、どっしりと構えるヤンを思い出して、自らを奮い立たせます。

Q. スパルタニアンの任務とは?
スパルタニアンのような小型戦闘機でも、数隻のチカラで『戦艦』を墜とすことが可能。

なので、小型艇を『大型艦』に近づけさせないことが大事である➡️ 相手が小型艇(ワルキューレ)を出したら、こちらも小型艇を出して、小型艇同士で相手する必要がある。

ユリアンの目前に、熟練のワルキューレが出現。
ユリアンはポプラン講座を思い出して…ワルキューレを初撃破します。

#141 ユリアン・ミンツ軍曹 イゼルローン回廊 初陣Ⅲ

撃墜後、ユリアンが何か思う前に、さらにワルキューレが3機出現…

 
さて、イゼルローン要塞では‥。

アッテンボロー艦隊 with新兵が、帝国と交戦していることを知り、皆が心配でなりません。

ヤンがメルカッツに意見を求めると…
(メルカッツとの初対面は省かれちゃいましたか😂、残念‼️)

メルカッツ:『増援するなら多めに、速攻で。
それにより敵……を圧倒させて逃げれば良い(要約)』
帝国軍を『敵』と呼ぶことに抵抗があるメルカッツです。

‥ということで、全艦隊が出撃することに。

さらに、メルカッツもヤン旗艦に搭乗することになりました(メルカッツを要塞に残しておくと危険なので)

帝国艦隊側の指揮官、アイヘンドルフ少将はアッテンボロー艦隊の挙動不審を訝しみ始めます…が、

帝国:『ヤン艦隊だし、何か策があるのかも』
と深読みして…

余計なことはしないで、
少将:『回廊の入口基地にいるケンプ大将の援軍を待つ』

ケンプが来たら、安定してヤバい😂

 

すると、ケンプ艦隊がもうこちらに向かっています‼️

これはヤバい😂

 

さて、3機のワルキューレと相対していたユリアン。

ポプランの教科書どおりの手順で、すでに2機を堕としていました。

不敵な表情を浮かべるユリアン。
ユリアン:『これって僕は一人前になれたんじゃ』

イキってるね、ユリアン

残る1機を血気さかんに追うユリアン、するとヤンの悲しげな表情が脳裏に浮かびます。

急に恥ずかしくなったユリアンは、その後まったく奮わず…90分後、補給のため空母へ帰投。

シャワーを浴び、食事はスルーして30分後には再出撃です。
 

さて、指揮官のアッテンボローはイライラしています‥

小型艇が飛び交う、究極の最前線では妨害電波のせいで通信は使えません。

小型艇のパイロットたちは、戦況も分からないまま戦います。

必然、旗艦が小型艇を指揮することもできません。アッテンボローはナマゴロシ状態です。
 

一瞬ぼーっとしてしまったユリアン、
目の前には帝国の巡航艦が、主砲を放とうとしています。

このままでは、小さなスパルタニアンなど、消しとんでしまいます…

#142 ユリアン・ミンツ軍曹 イゼルローン回廊 初陣Ⅳ

すると、目の前の巡行艦が背後から攻撃を受け、よろめきます。

ユリアンはダメージを受けつつも、体勢を立て直し、巡行艦の真上に張り付きます。

敵・巡行艦が真上にミサイルを発射しようとしたところで(帝国軍はミサイルも優美だなぁ、圧倒的経済力よ)、ユリアンはミサイルを攻撃し、誘発させて巡行艦を撃沈します。

ユリアンはなんとか離脱しました。

(フレデリカの言う通り)運と才能スゴい

 
さてさて。
帝国軍、旗艦…
少将がついに『相手は新兵だ‼️』と気付いちゃいます。

超突撃型紡錘陣形で、同盟艦隊をいっきになぎはらうつもりです。

でもこの陣形って死亡フラグ…

 

さて、それに対しアッテンボローは…
紡錘陣形を囲む形…凹型防御陣形で半包囲しろと命令したものの、

新米スパルタニアンは指示どおりに動けません。

アッテン:『動けるやつだけでも動いて模範を示すんだ❗️察しのいい新兵なら真似するし、

悪いやつでもなんとかせにゃならんとは思うだろ❗️』

根性論だね、アッテンボロー😅

 

空母アムルタートで休息するユリアン。

ユリアンのスパルタニアンは、主砲がかすめた&爆風により、かなりのダメージを受けて、今回はもう出撃不可能とのこと。

1人コーヒー☕️をながめるユリアン(ココには紅茶はない)は、落ち込んでいるかと思いきや…

帰ってヤンと一緒に紅茶が飲める、僕は幸せだと目を輝かせています。

ポジティブな子だ…😇

すると、搭乗しているアムルタートが攻撃を受けたようで、脱出指示を受け、

艦から予備のスパルタニアンで脱出します。

宇宙空間を見渡すと、帝国艦隊が『防水陣形』で同盟艦隊に突撃している真っ最中❗️

するとユリアンのスパルタニアンは5機のワルキューレに囲まれてしまいます。

ユリアンが逃げた先には、ヤン艦隊の大軍が❗️

#143 ユリアン・ミンツ軍曹 イゼルローン回廊 初陣Ⅴ

アッテンボロー艦隊は確実に撃破されていっています。

逃げようにも、思うように動けず…万事休す❗️

そこにヤン艦隊が到着します。

帝国の艦隊はアッテンボロー艦隊を二分していた直後だったので、帝国艦隊は、やってきたヤン艦隊方向を向いています。

アッテンボロー艦隊は帝国艦隊の背後にいるため、安心して追撃することができます。形勢逆転です。

やはり超突撃型紡錘陣形は死亡フラグ…🤔(確信)

時間が経過して…

帝国軍は大敗北、戦闘は終了です。

自室に戻ろうとするヤンに、フレデリカの報告が入ります。

フレデリカ:『ミンツ軍曹搭乗のスパルタニアンは追撃されたと記録に表示されました…

ヤン:『スパルタニアンの新兵たちは ほとんど還らなかったらしいからね…そうか…ありがとう大尉…』

自室に入ったヤンは、ユリアンをイゼルローン要塞に連れてこなければ…そもそも私が保護者にならなければ…と後悔に包まれます。

そこへ、ユリアンが明るく帰宅します。

ヤンは嬉しいのですが、素直に喜びを表現できません。

この心境は、男児の親となった今・よく分かります…

ヤンはユリアンの保護者であって、責任をしっかりと感じているから‥のリアクションなのですよ。
 

その一方で、帝国側。
ケンプ艦隊はイゼルローン回廊の直前まで来ていました。危なかった😅

そこへ3,000から500艦に減ったアイヘンドルフ艦隊が、敗走してきました。

ケンプはその後、自らの任務地である『イゼルローン回廊入口にちかい惑星🌎』へ帰還。
 

すると『いつものフェザーン商人』が出現します。(彼はホログラムなんじゃないのか?)

嫌悪感をあらわすケンプへ、商人は(有料で)情報を授けます…

直後、ケンプは通信でラインハルトへ敗戦を詫びます。ラインハルトは全く気にしていないようす。

責任感のつよいケンプは気が済まないようで、失態の挽回に…今度の『イゼルローン要塞の前にガイエスブルグ要塞を移動させる作戦』の責任者にしてほしいと申し出ます。

それを聞いたヒルダは、フェザーン商人がケンプを焚きつけた➡️ 帝国と同盟を戦わせたがっている?と感づきます。さすがですフロイライン🤗

ラインハルトはケンプの申し出を受け、
彼を作戦司令官に任命しました。

作戦名『ガイエスブルグ要塞を移動要塞とし それをもってイゼルローン要塞を攻略』がスタートします。

#144 宰相ラインハルト・フォン・ローエングラム 首都星オーディン 要塞対要塞Ⅰ

首都星オーディンにて。
軍高級将校官舎…ケンプ邸では、ケンプの奥さんと息子2人が、ケンプと通信しています。

ケンプ:『作戦を成功させたら昇進するだろう➡️お前の実家の仕送りも増やせる』
…ン?ケンプの奥さんの家って事業でも失敗してたんでしたっけ?🤔 ケンプも苦労しているみたいですね。

『無事で帰ってほしい』という奥さんに、ケンプは力強く無事を保証します。
(➡ケンプはワープのリスクを理解しているため、家族にしっかりと別れを告げたようにも思えます)
 

さて・宰相府にて、ラインハルトとヒルダがランチ中。

ラインハルトのスケジュール🗓
🕘 午前中= 元帥府で元帥の仕事(軍関係)
🕐 13時に宰相府でランチ
🕑 午後= 宰相府で宰相の仕事(政治行政)
日曜はお休み

ランチのあいだ…
ヒルダがラインハルトへ質問します。
⭐️帝国の民は、ラインハルトが皇帝の座をいつ奪取するのか?注目しているが、

幼帝を廃するにあたり、殺害するということは…というヒルダに、ラインハルトは分かっている、と。

ラインハルトは同盟軍を制したのち、万人が認めたときに皇帝となる予定であると告げると、ヒルダは安心します。

今度はラインハルトがヒルダへ質問。
⭐️今回の要塞戦は反対だというヒルダ、その理由は?

ヒルダは軍属ではなく、政治と経済を学んできました。そんな彼女の見解は、本来ならば武力は最終手段にすべき。

まずは政治・外交で努力して、ダメならば最後、武力に頼る。

ヒルダ:『発動しないところにこそ、価値があると私は考えているのです』

『戦争の天才』に戦争は必要最低限にしろと、物怖じせずに言ってしまうヒルダ。

ラインハルトは意味を理解し、好感を持ちます。『これからも、あなたの意見をお聞かせ願いたい』

こう言われても、ヒルダは浮かれません。
ヒルダ:(本来ならこれは、ジーク兄さまの役割だった…)

さて、話題は『ガイエスブルグ要塞ワープ作戦』へ。

現在、急ピッチでガイエスブルグ要塞を改造中。
張り切っているケンプの補佐として、副司令官にミュラーを充てたそうです。
 

場面がかわり、
…フェザーン本星🌎

ルビンスキーと一緒にいる、
このキラキラ美女は…

ドミニクきたー😳

こんなカンジできたーーー‼️

レトロなロシア美女🇷🇺という感じですね…最初は違和感を感じましたが、何度か見ていると納得😃

(ドミニクは美魔女的かつ、包容力があるイメージです。ルビンスキーに媚びない強い女性で、かっこんドミニク大好き🤗)

ドミニクは全宇宙的規模の芸能人だったそうで、現在は経営者であり、大富豪。コネも凄まじいそうです。

ドミニク:『ケンプくんとミュラー坊や(なんか)で、ヤンに勝てるの?(男前的には圧勝だけど)

同盟と帝国で勝負が拮抗(きっこう)してくれないと困るフェザーンとしては、ヤンを要塞から引きずりだす画策をしているようですよ…

全読者:そんなことしたら、帝国軍の圧勝でしょうが

 

さて、首都星ハイネセン🌎

最高評議会ビルに『ケッセルリンク補佐官』がいます。

相手をするのはマルコ・ネグロポンティ国防委員長…トリューニヒト派の政治家です。

ケッセルリンクは国防委員長に対し、
『フェザーン所有の『同盟の国債の償還期限』が過ぎてるんですよね〜、5,000億ディナール💵』

とんでもない金額の取り立てに、焦るマルコ国防委員長。

ケッセルリンクは、では・取り立てないかわりに、同盟が安全に存続できるように➡ヤンが同盟の征服を企んでいないかどうか?、今すぐに、ハイネセンでヤンの潔白を彼自身に弁明させろと誘導します。

マルコ:『しかし、疑わしいだけではヤンを呼び出せないよ…』

ケッセル:『あなた方は、何のために政治家になったのですか?』

『権力を行使するためでしょう?』
 

さてさて、早速イゼルローン要塞のヤンに
『ハイネセンに来て査問会に出席してね』と要請が入ります。

フレデリカいわく『査問会』は出席義務がないそうです…が、『国防委員長からの出頭命令』に逆らうことはできないというヤン。

ヤンのハイネセン行きが決まりました。

#145 宰相ラインハルト・フォン・ローエングラム ガイエスブルグ要塞 ワープ実験

ヤンが(渋々)ハイネセンに行くにあたり、
ローゼンリッターから警護を一人、お願いすると…

シェーンコップに推薦された男は、
ルイ・マシュンゴ准尉。目がまん丸で身長2m超えの巨大です。

昔話的キャラシリーズきた(前回はオフレッサー)

 
『ヤンが謀反するんじゃないか?』と疑心暗鬼になっている政府を刺激しないように、

人員は必要最低限…ヤンと副官フレデリカ、マシュンゴ。

乗艦する艦は戦艦ではなく、巡航艦レダII号の一隻のみで向かいます。めんどくさいですね。

 
出発ゲートにて。
軍曹から『曹長』に昇進したユリアンやキャゼルヌが、ヤン一行を見送ります。

ハイネセン🌎到着までは、3〜4週間後。
逆にいうと、イゼルローン要塞に帰ってくるまで・またその時間がかかるワケです…
 

一方で、帝国側。
ガイエスブルグ要塞のワープ装置機能取付が完了し、ワープ実験する日がきました。

要塞に居るのは1.2万人の技術系将兵、
司令官であるケンプ、ミュラー、
そしてシャフト技術大将(本当は居たくない)

ここでポイントなのは、
皆がワープの『失敗の可能性』を覚悟しているということです。フェザーンの技術・理論を実行しているだけなので、成功する確証はないのですから😅

今回ようやく気付いたのですが、
司令官にケンプが立候補したのもミソなんですね…あまりにもリスクがあるので、ラインハルトも誰にするのか指名しづらかったかも‥。

じゃあ副官に指名されたミュラーって…😅

ミュラー乙。

元帥府の中央司令室では、ラインハルトと精鋭部下たちが見守ります。なんかロイエンタール見かけるの久しぶりだなぁ。(小学生の感想)

全員が中継映像を見守るなか…秒読み後、

ガイエスブルグ要塞がワープアウト予定空間に、無事に出現しました。

歓声が上がります😆(おもにビッテン)

冷静に見守っていたラインハルトは、突然『ガイエスブルグ要塞へ行く』と告げます。

要塞は、オーディンからかなり近い位置にあったようで、

早々に到着したラインハルトを慌ただしく迎えるケンプ&ミュラー。

ラインハルトは彼らへの称賛の挨拶もそこそこに、向かったのは大広間…キルヒアイスが亡くなった場所です。
 

『一人にしてくれ』‥と中に入ったラインハルトは、1人、ジークの最後の言葉を思い出します。
 

『どんなことをしてでも 宇宙を手に入れる。そして姉上を迎えに行く…

  だが おれは寒いのだ キルヒアイス』

『お前と姉上がいない世界には 温かい光が欠けている…』

もう一度、子供時代からやりなおせたら…と悔やむラインハルト。(キルヒアイスを失うようなことはしない、と)
 

この後悔は、先ほどのヤンが『ユリアンの保護者にならなければ』の後悔に似ていますね

 
大広間から出たラインハルトは、ケンプたちに早速・作戦にとりかかれ、と命令します。

#146 ヤン・ウェンリー大将 首都星ハイネセン 査問会Ⅰ

1ヶ月、ヤン一行を乗せた『レダII号』が、ハイネセン🌎に到着しました。

要人専用の軌道エレベーターを降りると、
有無も言わさずヤンだけが連行されてしまいます。※マシュンゴ手出しできず

トリューニヒトの警護室長だというベイ少将の車で、ヤンが連れてこられたのは…
査問会の会場ビル。威圧感があります。

ビル内部も、査問される人間が最大限に威圧感を受けるよう、計算されているそうです。➡️ そこにムダに情熱をかけるのが『同盟』なんだぜ‼️

高みの席にいる査問官は、9人。

査問会の審議メンバー
5人がトリューニヒト派の政治家。
2名が日和見主義者。
残り2名は、
非トリューニヒト派 政治家ホワン・ルイ
後方勤務本部長 ロックウェル大将(ただしトリューニヒト派閥)

司会・進行は、今回の査問会の主席であるマルコ国防委員長(先ほどのケッセルリンクに脅されてた人ですね)が努めます。

ココでポイント👇
査問官たちは立派な席に着席しているようですが、ヤンの座るイスが…

パイプ椅子

このセンス、さすがフジリュー🤗

 

査問会は、ヤンの出自からはじまり、
士官学校時代の輝かしくない成績など、、

国防委員長たちは『ヤンがたまたまチャンスに恵まれて、今の地位にあるだけ』、と信じているようです。⚠️本人の才能・努力とは別に

さらに、アルテミスの首飾りを破壊したのはクーデターのためでは?と煽ってきます。

ヤンがどう主張しても、たたみ返してくる査問官たちの目論見は、

ヤンを疲弊させ言質をとって(言いがかりをつけて)有罪の方向に引っ張っていくため。

有罪の結論ありきの査問会、どうするヤン😂
 

そんなことをしている4月1日、イゼルローン回廊にて。

同盟軍の哨戒グループが、帝国領側に異常を検知します。

『何かがワープ・アウトしてきます‼️
質量……きわめて大‼️ 戦艦などではありません‼️』

要塞です

 
ついにワープしてきたガイエスブルグ要塞。

哨戒の同盟艦たちは、圧倒的質量が突如出現してきたための『時空震』に巻き込まれ…
無事では済まないようです…

15巻、終了。

次巻、要塞 VS 要塞 お楽しみに…‼️

15巻の感想

フェザーン、これ・あいこになるのか⁉️同盟が圧倒的に不利なんじゃないのか⁉️😭

ドミニクは、ギリギリのラインで大納得です‥
ドミニクは腐る直前の不滅の美熟女』なんだよォォ!!!

藤崎先生のドミニクは、一見・若く見えるんだけど・アンチエイジングに超がんばっている感を出して頂きたいです♥(下世話)

ヒルダの服がブカブカでカワイイですね☺️
彼女は当初トンデモナイキャラ扱いでしたが、すっかりキャラとして納まりましたねェ‥藤崎先生の計算すごいですねぇ‥
🤔

今回は以上です。
次巻16巻は、2019年12月19日発売予定😃

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