臨月の妊婦がインフルエンザにかかるとどうなるのか?全6話の<壮絶>体験記をお届けします📖
‥前回の記事はコチラです。
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【😷体験記④】出産時にインフルエンザ!‥出産ようす編
前駆陣痛~出産まで駆け足で終了‼
✅ あらすじ
📆3/21‥出産予定日。
📆3/22‥主人がインフル発病体験記①
📆3/23‥私・体調が徐々に悪化しつつも静観
📆3/24‥私・インフル陽性判定体験記②
📆3/25‥未明に症状のピークを迎える。夕方に症状が落ちつくが、17時に少量のおしるし確認、翌23時まで続く。体験記③
📆3/26‥23時から軽い前駆陣痛開始。
📆3/27‥2:30から前駆陣痛体験記④ 未明4時から入院し陣痛室。朝8時前に出産。
インフル患者であることを痛烈自覚
📆3/27‥(発病4日目…出産0日目)
朝の9時前。実母と4歳の長男が、産院に到着したようです。
ところが…。
ナースステーションで、母が『かっこんの部屋はどこですか?』と伺うと、一番のお偉いさんだと思われる看護師さん(←便宜上、婦長さんと呼びますね)が、母と長男に、
と、厳しい口調で告げたそうです。
(この時、せめて赤ちゃんはロビーで抱っこさせてもらったそうです)
母が諦めきれずに『少しでも構いません、娘に会わせてください❗』
と懇願すると、婦長さんは根負けし、
…と。
母はその対応に不本意そうでしたが、納得せざるを得ないです。
主人はこの日で、インフルエンザ発病6日目でした。
病院サイドから見て、彼は『インフルエンザを克服したセーフな人間』です。
一方で、母と息子は『未だに発病していない人間』です。
婦長さんから説明を頂きました…発病していなければOKである…と思いきや、『インフルエンザは発病前後が最も感染力が強い』のだそうです。
病院側は『発病していない=いつ発病してもおかしくない』と解釈するようです。
ですので、いつインフルエンザが発症するか分からない母と息子は産院にとって『最もアウトな人間』なのそうです。
⬆を私なりの解釈でさらに突っ込んで言わせて頂きますと…
ゾンビ系漫画や映画を思い出してください。
『ゾンビ自体』は、そんなに恐ろしく無いのです。
なぜなら、ゾンビと戦う対処方法が分かっているのならば、やり方を間違えなければ安全に倒して、殲滅(せんめつ)できるからです。
では、何が恐ろしいのか?
ゾンビに(触れるなりして)感染した可能性のある人間と、無防備に行動を共にすることです。
いつ、ゾンビに豹変して通常の人間を襲うか分からない…そこが恐怖ポイントなのですよね。
主人は安全なゾンビ化を遂げた(インフルエンザ完治した)ので、ゾンビ(わたくし)と一緒に居てもOK!というわけです。
母と息子が私と面会するために病院に出入りすると→ 彼らがいつ感染するのか分からない→ 感染を自覚していない間に他の妊婦さん・ママさんに感染…院内感染→ パンデミック化。
☝が、産院を守る院長が想定すべき、最悪のシナリオなのですよね。
でも、可能性としてはあるわけです。入院中(軟禁中)に何回も『私のこの境遇、ゾンビ系映画っぽいな〜』と思いました😅
TVメディアはこんなこと言えませんよね😅、これは個人ブログだから言える表現だと思います。
😷面会謝絶の入院生活が開始
朝食からひといきついてすぐ、『陣痛室』から私に特別に割り当てられた『隔離部屋』へ移動することになりました。
病院の特定を避けるために詳しく書けませんが、通常のママさん達が入院するフロアとは全く別の階のフロアに、ポツンと部屋がありまして。
そこには、部屋に🚿シャワールームと🚽トイレもついています。
軟禁にはもってこい⭐\(^o^)/
滞在の準備もすっかり整いました。
すると、婦長さんから入院生活の注意点を箇条書きにした『手書きのメモ』をいただきました。
そして、宣告されます。
なっっ・なんですと…!?😱
一切って?ムリですよ、いや・絶対ムリでしょ⁉
インフルエンザが治ったのですが、いかがですか?
婦長ォォ😭
…でも・せめて!せめて助かったッ(T▽T;)
続々と与えられる試練
‥というわけで『隔離部屋』で、新生児との生活が2日間を経過しました。
その間に、ナースステーションで赤ちゃんを預かって頂き、沐浴を1回して頂きました。
入院3日目でしたでしょうか…。
さらにツラい宣告第2弾を受けました。
やはり、赤ちゃんもインフルエンザの感染が否めない、と。
ナースステーションで、他の赤ちゃんとの接触しないように気をつけたとしても、感染の可能性がゼロでは無い限り、入室はやめてもらおう‥という英断を、院長はくだされたようです。
赤ちゃんに申し訳なくて、この時ばかりは初めて、痛烈に惨めな気持ちになりました。
でも、院長先生には『たくさん入院している新生児とママさん達を守る義務』があるわけだから仕方ない…と、院長先生の立場を考えて、なんとか自分をグッと支えました。
院長先生は私の出産にあわせて、
『新生児がインフルエンザに感染するリスクは?』、『インフルエンザの妊婦が出産することによる病院側のリスクは?』など多数の病院に問い合わせしてくださっていたようです。
なかでも、小児科の先生からの言では『新生児は滅多なことではインフルエンザ感染は無い』とのことだったと。『まぁ、大丈夫だとは思いますけどね…』と院長はおっしゃいつつも、それでも、院長ご自身の判断でリスクを避けられたようです。
院長先生の判断、今でも恨んではおりません。
次回、いよいよ最終編です❗