高齢者の『鼻が利かない』は痴呆の兆候?

      2016/08/03

こんな事例もあるんだな、というお話をひとつ。

母の知り合いの現在80歳の女性、Sさん。
Sさんが、5年以上前から周囲の人間から、
『どうやらSさんは鼻が利かないらしい』
と思われるようになりました。
なぜかというと、持ち物から独特のニオイがする…と。
私は知らないのでなんとも言えませんが、おうちのニオイというのでしょうか?
Sさんだなと分かる、良い気分のしないニオイだったそうです。“ご本人は気付いていらっしゃらないんだな”、と
周囲の人間は当然、黙っていたそうです。

ついに本人が自覚する

そして2~3年くらい前からその方がついに、

「じつは私、ユズの香りが分からないの。だから勿体無いから買わないのよ」

と、母とごく周囲のお友達におっしゃられたそうです。

皆さん、ご存知でしょうか。
痴呆の初期症状の典型が、『鼻が利かなくなる』であること…。

そして、ついに。半年前くらい前から

「最近、物忘れがひどくて、大変なのよ」

普段、とても気丈なSさんがポロリとこぼしたそうで。

私も母から何年も前からSさんの経過をずっと聞いていました。
『ああ、もうついにきたのか…』と悲しく思いました。

そして、おとといの夜。
Sさんから母に、おりいって電話がかかってきました。

Sさん『私、ここ1年ずっと鼻が利かなかったの。(自覚されたのは1年前ということ?)
それでね、本で読んだら、それは単なる機能障害で
1年の通院で治ったっていう事例があるっていうの。
だから、早く耳鼻科で診てもらいたいって思うんだけど…Aさん(私の母)、良い耳鼻科をご存知ない?』

そこで、母はつい最近に記事でも書きました例の耳鼻科を紹介いたしました。

『明日、早速・行ってくるわ、ありがとう』

私、昨日1日ドキドキでした。果たして、どんな結果がでるのか。
気丈なSさんが、その結果にショックを受けないか。

Sさんの報告は?

Sさんは初診を受けた夜に、結果をメールで報告してくださったそうです。
(…イマドキの80歳はメールで報告してくるのね…)

その結果は、『単に、鼻の機能的な障害である』そうです。

それを聞いて、どれだけ安心&『!?』っとビックリしたことか。

ザックリとした説明しか聞いておりませんが、障害の内容は、

『嗅覚を感じる穴』が炎症してふさがり続けた結果、石灰化して詰まってしまった。そのせいでニオイを感じることができないのだそうです。

いつからニオイを感じないか?と先生から問診されて、Sさんは1年前からですと返答すると

1年前から!?…それは長いですね、それだと完治は難しいかもしれません』

いえ、あの、ホントは5年前からですよね…(^^;)

…ということは・ここだけのハナシ、完治は難しいということになりますね。。。

今後、週一程度で通院されるみたいです。
外科的なことは、ご高齢だからということでされないようです。

…というわけで、70~80代の方がワード検索でこちらをご覧くださるとは思いませんが、祖父母・父母さまが『鼻が利かないのでは?』と思われたら、耳鼻科にすぐに連れていかれるべきですよ。

今回のように単なる機能障害なら、症状が出てすぐならば、どうにかできたそうなのです。

気軽にお医者さんに診て頂いて、痴呆の始まりですと診断されるのも怖いですが…

今回のSさんのように穴がふさがるなんていう単純な理由で嗅覚を失うこともあり得るのですから…

ちなみに、Sさんはホッとしていたようです。
『とっても良い先生を紹介してくださってありがとう』とおっしゃられていたとのこと。Sさんも頭のどこかに痴呆の心配があったのかな…

今回の件に関しては、痴呆がどうとか脳萎縮がどうとかいう話にならず、単純に嗅覚を失うというハナシで良かった…というお話でした。

こんなこともあるんですよ(^^;;

▼続きあります
【嗅覚喪失】80歳のSさんお話つづき

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