家づくり、建築が開始してからの話です。
担当営業から『窓の大きさを最終決定してください』ということで、強くイメージしてみました。
北側に窓があって‥🤔
かっこんは『庇』の重要性を知っております。
私の実家(片流れ屋根)は 2階の北側&東側の窓で、
毎年の夏の風物詩で『夕立(豪雨)』が吹き込んできて、
トンデモナイ☔️ふき込み体験をし続けておりました。
実家を出て…結婚してからのアパート生活では、切妻屋根のせいか?(※後述)、雨の吹き込みには困っておりませんでした。
庇(ひさし)は流行っていない?
ハウスメーカーの担当営業からは、これまでに一切、庇(ひさし)の提案は受けておりません。
一度・気になって以来、
私は外出のたびに『新築住宅の2階窓』を意識して見るようになりました。
すると‥
どのお宅も、ほぼ無いんですよ・ヒサシが❗
いま流行りのスタイルは、
片流れ屋根・たてすべり窓・庇なし。
確かに外観はスッキリしてスタイリッシュ‥。
ですが、それで『夏場・豪雨の吹き込み』は大丈夫なのか?🤔
庇(ひさし)の良し悪しを考察
庇をつけることで、
良いこと・悪いことを考えてみます。
・雨が室内に吹き込んでくるのを抑える
・夏の強い日差しをカットする
庇があるデメリット
・北側の庇に雪が積もり、そのまま放置すると庇の根元で腐食するらしい(工務店談)。外壁が痛むリスクになるんだそうです
・『片流れ屋根』に庇をつけると、外観が野暮ったくなる。
つづいて、屋根の形状について考えます😃
じつは、屋根の形状による
先ほどから出ているワード、
『切妻屋根』と『片流れ屋根』の話をします🙂
庇(ひさし)の重要性は、
じつは『屋根の形状』により全く違います。
『切妻屋根(きりづまやね)』ならば、
庇は そんなに必要ありません。
なぜなら 屋根自体が 庇の役割を果たすためです。
『切妻屋根』は施工者サイドからすると、耐久性・メンテナンス性からみても、切妻屋根は理想の形状なのだそうです。
💡 それに対して、
『片流れ屋根(かたながれやね)』は…
ちょっと野暮ったい切妻屋根に比べて、スタイリッシュなために大人気ですよね。かっこん宅も『片流れ屋根』です。
そんな流行りの『片流れ屋根』には、
いくつか弱点があります‥そのうちの1つが、
今回の『雨の吹き込み』問題です。
こんな簡略図で比べてみても、雨の吹き込みの差が分かりやすい。
片流れ屋根だと、風雨がそのまんま、
ダイレクトに室内に吹き込んでくることになります。
💡 さらに、つぎの疑問は‥
『たてすべり窓ならば、吹き込まないのか?』
『たてすべり窓』ということは、
- 縦長のマドなので、そもそも吹き込み面積が少なくなる。
- ガラスが目前に存在しているので、吹き込んでくる面積がさらに狭くなる。
おそらくそれを理由にして、
片流れ屋根のお施主さんは『庇を付けていない』のではないか?と思います。
結果➡ 吹き込み被害は、完全には防げません☔️
かっこんは庇をどうしたか?
見かける『片流れ屋根のお宅』が、まっったく庇を付けていなかったので、
‥と、大いに悩みました。
そんな苦悩するかっこんを見かねた主人が、
『そんな悩むくらいなら付けちゃえばイイじゃない』と言ってくれたおかげで、ほぼ全てのマドに、庇をつけて頂きました。
棟梁の提案で『深すぎない軒の長さで、わずかに先細りする形状』にして頂きました。
仕上がりを見ると、スタイリッシュさを感じます😃
実際のところは❓結果発表❗
さあさあ、前置きが長くなりましたが。
つい先ほど、真夏の豪雨がありまして、
分かりやすい☔️吹き込み結果が出ましたので、ご報告いたします。
☟北側2階窓の写真をご覧ください。
庇によって、窓の半分の面積がカバーされています‥もしも庇が無ければ、室内に吹き込む面積は‥とんでもないですよ⁉
‥ということで、今回は以上です。
迷っていらっしゃる方は、ぜひご夫婦で討論されてください😃(庇の後付けは可能らしいですよ、面倒ですが)
💡 追記
フルタイムで奥様が働いていらっしゃるお宅は、つよく庇をオススメします❗ 仕事を終えて帰宅したら、ベッドが夕立でぬれていた‥なんてもことも想像してみて下さい🙂
後日記
今回の庇のおはなし、多くのかたにご覧いただいています。皆さま悩んでらっしゃるようですよ😅