KAKKON.NETで大好評の記事となった『Apple CarPlay』。皆さん『どういうモンなの?』と気になられているようです😃
『Apple CarPlay』とはなんぞ?はこちらの記事でご覧ください‥【今すぐ欲しい🤤】Apple CarPlayってご存知ですか⁉
さて、あれから色々と『Apple CarPlay対応』製品ラインナップを調べたところ‥日本のカーナビ業界が『Apple CarPlay』の普及に消極的であることが分かりました。
今回の記事では、その理由を探ります。
すると分かったことが‥是非ご覧ください❗(今回の記事は、かっこん主人メインでお届けいたします)
2019/9/27にTOYOTAのショールームで(カローラの発売にあわせて)営業さんから『Apple CarPlay』について詳しくお話を聞いてきました!!
そのお話によると今後・業界の流れとして『Apple CarPlay』を積極的に導入するそうなのです。
今回は、なぜかっこんが2019年7月時点で日本車業界が『Apple CarPlay』なのではないか?と憶測したのか、言い分をご覧ください😅
もくじ
受け入れられている、Apple CarPlay
世界的にみると、Apple CarPlay・Android Autoは、搭載する車種が増えていて、どんどん普及していっているようです。
それに対して、日本のカーナビメーカーは『スマホカーナビ機能』搭載に対して消極的です。
その理由は、日本のカーナビの性能があまりにも高いためが考えられます。
なぜ性能が高いと受け入れられない?
『Apple CarPlay』『Android Auto』(以下・便宜上『スマホカーナビ機能』と呼ばせてください)をカーナビに搭載することにより、何が起こるでしょうか?
『Apple CarPlay』の仕組み
普段から操作に慣れている『アプリの機能』で十分満足できるよ、というスマホユーザーは『スマホカーナビ機能』をアッサリと受け入れるでしょう。
そうなると、カーナビに搭載されている『ナビゲーション機能』が必要無くなるわけです。
そこが問題。
カーナビメーカーは、主力製品である『カーナビ』を売りたいのです。
ところが、『スマホカーナビ機能』が搭載されることで『ナビ』が必要なくなる(必要性が薄れる)。
必要となるのは、単なるディスプレイ‥カーオーディオで十分となるのです。
カロッツェリアは、『Apple CarPlay』が搭載されている『カーナビ』を販売していません。カーオーディオのみの販売です。
『カーナビ+Apple CarPlay』という製品は、高価なナビ機能を『スマホのナビ機能』が食いつぶしてしまうため、メーカーとしては販売を避けたいようなのです。
なぜ海外では受け入れられたか?
私がアメリカに赴任していたときの感想なので、そこでの話となりますが、
まず、道路事情。
アメリカは道が単純です。そして広い。
そして国民性。
スペックはテキトー、お求めやすい製品が売れます。
それに対して🇯🇵日本はどうでしょうか。
道路事情。
日本は道が複雑です。そしてめっちゃ狭い。
そして国民性。
そんなイメージが強いですよね。
せっかく最新の『機械』を買うなら、最新の機能が充実していて欲しい‥と望みませんか?
さらに、日本のカーナビ業界が『スマホカーナビ機能』に消極的な決定的理由があります。
悲願『衛星みちびき』運用開始
皆さんは『みちびき』という衛星が日本の上空を回っていることをご存知でしょうか?
『準天頂衛星みちびき』は、GPS位置精度の向上を目的として、
2010年9月11日の『初号機』打ち上げから、続々と打ち上げられて、
2018年11月1日で4機体制となっています。
それにより、誤差1m以下での『測位』が可能になりました。
みちびき4号機までの開発・運用・打ち上げ費用は、国家予算1000億円を超えており、さらに今後、7号機までの打ち上げが計画されています。
多額の費用をかけた国家プロジェクトのシステムを使うことで、これからカーナビの機能は、さらなるステップアップが可能になるでしょう。
『逆走時の警告』、『車線変更の指示』、『首都高を走っているのか?それともその下の道を走っているのか?(高さ方向の精度も上がるため)』など。
そこで、推測されること。
カーナビメーカーとしては、10年来のみちびきプロジェクトを利用した『高精度な新製品』を開発・販売して、カーナビ業界を盛り返したい…という思いがあるのではないでしょうか。
また、日本だけ取り残される?
さて、ここからは私の感想となります。
日本には『スマホカーナビを搭載したくない大人の事情』があるワケですが、
最新のカーナビに『Apple CarPlay』を搭載しないのはナンセンス、だと思います。
なぜなら・日本人はiPhoneが大好きだから。(←そこ!?😅/かっこん)
日本で『Apple CarPlay』を販売すれば売れる、のは明らかです。日本のカーナビ業界がすぐに飛びつけない事情は分かるものの、いつまでも足踏みするのはナンセンスというものでしょう。
今後、スマホが車と連携していくのは『世界的な主流』となるでしょう。
この流れは止められない。
日本メーカーは『スマホカーナビ』を拒絶し続けると、いずれ外資メーカー(AppleやGoogle)に車載ナビやカーオーディオのシェアを大きく奪われることになるでしょう。
世界最高の性能を持った『日本のケータイ』がガラパゴス化して、殆どの国産メーカーが撤退した事例のように‥
ポジティブに時流に乗るべき
いま期待されている新時代の機能‥『自動運転』。
自動運転を実現するのに欠かせない機能が『GPS・ナビゲーション(地図)機能』と『カメラ(ドラレコ)機能』です。
『自動運転機能』は近い将来、全車種に搭載されるはずです。
そして・さらに、『自動運転機能』とカーナビ・オーディオ・ドラレコ機能が『ひとつに統合される』ことが予想されます。そこに、スマホカーナビも絡むのでは?と私は予想します。
日本のカーナビ業界は、今後・世界の主流となる『スマホカーナビ』に背を向けず、ポジティブに共存の道を探るべきなのではないでしょうか。
追記‥カーナビメーカー苦境!?
TOYOTAで初めてカローラが『Apple CarPlay』を導入したということで、2019/9/27にお話を聞いてまいりました。
その内容からするに、今後は『車とスマホを一体化させる』方向にシフトするのだそうです。
こうなると、カーナビ業界はそれにあわせて大きく舵を切る必要があります‥
メーカーの方は『カーナビ文化』がなんとか生き残れる道を、模索していただきたい。
私ども夫婦、応援しております。
(海外でも売れる製品を)
【記:かっこん主人】