もうすぐ5歳になる子供が、サラ〜っと『溶連菌』になってしまったお話をさせて頂きます。
症状がひどいと入院までいくそうですが、幸いにも息子は軽度でした。
発病当初は風邪と間違えやすいと言われる『溶連菌』。今回の発病エピソードが、どなたかの参考になれば幸いです。…それでは参ります⭐️
もくじ
予防接種の直後からの兆候
まずは、経緯から。
➀ 5/22(水) 子供(4歳)に『B型肝炎の予防接種』を受けさせました。
➁ 5/23(木) とても暑い日で、子供はバテバテでした。
➂ 5/24(金) 息子が幼稚園から帰宅すると、いつもと違い元気がありません。
そうこうするうちに、夕方から急に38.5℃の熱を出しまして。
➃ 発熱から6時間を待ってもいっこうに下がらないし、寝苦しそうだったため、解熱剤を投与。薬が効いてくると、スーッと寝付きました。
➄ でも6時間もするとまた38°C超えに戻ります。(体温MAXは日曜日の39.4°Cでした)
私はてっきり、一昨日に受けた『予防接種の副作用』だと思いまして。
3日間、様子を見ようと思いました。
解熱剤は日曜に一度だけ、の3日間で合計2回だけ、与えました。
発疹あらわる❗️
さて、そんな中で。
発熱した5/24(金)の夜、急に子供が
んん?お風呂に入ってないから、痒くなったかな?
バケツに水をはり、手と足を付けさせました。かなり落ち着いたようです。
翌日5/25(土)になり、やはり夜になると痒がります。
こりゃ・もしや、風疹か?と思いまして、服を脱がせて確認してみると‥鼠径部(そけいぶ)が、真っ赤っか。
たしか、風疹のときにこんなカンジだった気がします。ブツブツ凸凹じゃなく、赤い斑点が浮かび上がっているのです。
行きつけの小児科へ行く
5/30(月) 朝一番にかかりつけの小児科へ。
名前を呼ばれて、診察室へ入ります。
私はおもむろに息子の服をめくり、
先生に息子の『真っ赤っかなお腹』を見せて
一目見て、サラっと判定する先生。
典型的な症状だったのでしょうか。
『溶血性連鎖球菌(ようけつせいれんさきゅうきん)』
略して、溶連菌(ようれんきん)
どんな病気か知らずとも、その名は聞いたことはあります。‥が、そんな立派な病名がつく病気だったとは⁉️‥とメチャクチャ怯んでしまいました。
検査しました
いやがる子供のノドへグイグイと棒をつっこみ、菌を採取します。
⚠ のちに判明しますが、ノド付近の唾液を採取するだけで、じつは痛くありません❗
5分後の判定結果は、当然の陽性判定。
溶連菌感染症とは‥シオノギ製薬の説明ページが分かりやすいです。
どんなことが起きる?
溶連菌は2日~1週間の潜伏期があり、
当初はかぜに似た症状があらわれる。
はじめの症状
- 39℃前後の熱が出る
- のどや扁桃が真っ赤になり痛みがある
- 腹痛や吐き気を伴うこともある
症状がすすむと…
- 細かく赤い発疹が首、胸、わき、下腹部に出る
- 発疹が全身に広がる
- 下の表面のザラザラした部分が、ブツブツ赤く腫れ、イチゴのようになる。
先生へ質問しました。
…なのだそうです。
私の子供の症状は以下です‥溶連菌かな?と思われるのは『高熱が継続する&発疹』の2点だけでした。
- ノド・口内は全く問題はなし。
- 食欲は普通にある。
- 排便・排尿も普段通り。
発疹によるカユみも、そんなに酷くはなかったようです。夜になって就寝直前に、手・足を痒がったくらいかな。
MAXで酷い状態の発疹が、以下の写真です。
おへそ周りから下腹部にかけて、グラデーションで赤くなっているのがお分かりいただけるでしょうか?(分かり辛い?)
いちばんヒドかったのが、鼠蹊(そけい)部です。
かきすぎて、ひっかき傷になっていますね。かわいそうに。
本人はイライラするほどカユがっていませんでしたが、就寝中に無意識にかいていたようです。
引き起こす恐れがある病気
溶連菌にかかることで、以下の感染リスクが上がるそうです。
- 急性腎炎(慢性腎炎)
- リウマチ熱(心臓弁膜症の原因)
- 中耳炎
- 肺炎
溶連菌が完治したあと『急性腎炎』になっていないか?をチェックする必要があります。
急性腎炎のチェック方法
受診日から2週間~3週間後に、朝一番のおしっこを採尿する。
試験管のような容器に半分以上を満たして、(診察を受けた病院へ)午前中のうちに、『朝イチのおしっこ』を提出する必要があるそうです。
来院の際には、子供は同席しなくてOK。
完治してから『あんまり早い時期に採尿してほしくない』‥とのことでしたので、完治後・2.5週間後くらいが良いのかな?(病院で聞いてみてください)
薬の服用について
薬の服用は、今回2つ選択肢がありました。
- 朝・昼・晩の1日3回を、5日間服用するか?
- 朝・晩の1日2回を、7日間服用するか?
どちらでも、効き方に差はないそうです。
息子の場合、幼稚園に登園しているため、お昼に飲ませるのがアヤシイかな…と思いまして。朝・晩2回の1週間コースにしました。
1回に1包の粉薬が処方されました。
甘いらしく、喜んで服用しておりました。
解熱・かゆみ止めも入っているそうです。
薬の服用は、食前・食後のどちらでもかまわないと指示されました。
登園許可証明書の必要あり
溶連菌は『感染症』ですので、インフルエンザと同様に、幼稚園・学校に『登園許可証明書』を提出する必要があります。
登園許可の手順
➀ 病院で陽性判定を受けましたら、まず幼稚園・保育園に『溶連菌にかかった』と報告して、証明書を作成してもらいます。
➁ 証明書は、登園する前日に受け取りに行き、『明日から登園します』と報告。
➂ その足で『陽性判定を受けた小児科』で、証明書にハンコを押して頂きます。
証明書にハンコを頂く際には、子供は同席しなくてOKでした。会計では、何かしらの名目で250円ほどの支払いがありました。
➃ できあがった証明書を、翌日に持たせて登園…です。
解熱してから24時間のあいだ平熱をキープできれば、溶連菌の完治と言って良いそうです。
ところが、それでも発疹がキレイに治っていないんですよ。看護師さんにお伺いしたところ、痒がっていない・ひどくなければ『完治とみなして大丈夫』だそうです。
完治後に気を付けた方が良いこと?
腎臓が…リウマチが…、って怖いですよね。
完治後の2~3週間後の採尿までの間、もしも何か気を付けていれば、そういう症状を引き起こさないのかな?と思いまして、看護師さんに質問いたしました。
うむむ。何か気を付けていれば腎炎にならないとか、そういう問題ではないようですね。なっちゃうモンはなっちゃう、と😅
その後の経過は?
- 5/27 金曜日の夕方に発症。
- 5/28~29 土・日に熱のピーク。
- 5/30 月曜日に受診・陽性判定。
- 朝に薬を服用し、晩に2回目を服用する頃には、すっかり熱が下がる。
- 5/31~6/1 お休み・安静に。
- 6/2 登園。この日の夜で発疹がさーーっと引いておりました。
溶連菌あれこれ
溶連菌は免疫はつかないそうです。
また発病する可能性があると。残念すぎる…
溶連菌は飛沫感染です‥二次感染に注意すべきですね。
兄弟への感染は(どちらかのサイトで拝見したのですが)25%だとか。発病から1週間以上たって・他の兄弟が無事ならば、クリアです。
我が家は、下の子には感染しませんでした😅
オトナも感染するそうです。
感染の心当たり
息子のとなりのクラスのコが、初めに感染したようでした。そのコと我が子は知り合いですが、いっしょに遊ぶほど親しくありません。
今回の溶連菌の感染者は、そのコと我が子の2人だけでした。‥誰か他のコが媒介者になっていたのかな?
我が子が抵抗力が弱かった(予防接種の直後で弱っていた)か、モロに感染源をクチに入れてしまったか(泣)。
溶連菌の潜伏期間は2~5日とのことです。
その後の顛末。
陽性反応から2週間半が経過した本日。
息子を起こし、朝一番のおしっこを採尿。
おしっこを試験管に収めまして、私ひとりで小児科を訪問。
受付で試験管を出すと、
ど・メジャーなんですね、溶連菌。
そのまま、診察券と試験管を提出しました。
それから10分しないうちに、中待ち合いに通され、先生から結果を伺いました。
カルテを見ますと、『終』と記入されていました(笑) シロウト目にも分かりやすいなァ。
‥ホッとしたのもつかの間、
違う溶連菌の菌をはじからコンプリートするなんて、生き地獄じゃないですか😂
そして、ショックな一言。
ショック😂…息子は溶連菌にかかりやすいのか…。
かといって、どう気をつければ良いものか💦
今回、下の子にはうつりませんでした。
兄弟でもかかりやすい・かかりにくいは分かれるとのことです。
受付で、検査料金400円ほどを支払って帰宅。
とりあえず、腎臓に何もなくて良かった。溶連菌にかかるたびに、尿検査のドキドキがあるのでしょうか?大変ですな😂
おまけ:予防接種
検索ワードで『溶連菌になった子の兄弟は予防接種してもいいのか』で訪問された方がいらっしゃいました。
今回、体験しましたのでお答えできます😃
ちょうど、兄の溶連菌発症から2週間後…下の子の予防接種のタイミングがきました。
心配でしたので、かかりつけの小児科の先生に伺うと…
とのことで、下の子は予防接種を受けました。
ただし、小児科の先生の判断により違いがあると思いますので、是非お問い合わせください。