🍺 2020年の10月からビール系飲料の酒税が変わります❗
2017年度の税制改正で、段階を踏んでビール系飲料の酒税が2026年に一本化することが決定されていました。
ビール飲料の酒税変更によりどうなるのか?ご紹介します。
具体的にどうなるのか? 見ていきます
もくじ
🍺 ビール系飲料の酒税変更ながれ
2026年までに3段階あります。下表を参照
💡 350ml缶 1本あたりの酒税です
ビール | 発泡酒 | 第三の ビール |
▼7円値下げ 70円 |
(かわらず) 46.99円 |
▲9.8円値上 37.8円 |
ビール | 発泡酒 | 第三の ビール |
値下げ幅不明 70-?円 |
(かわらず) 46.99円 |
▲9.19円値上 46.99円 |
ビール | 発泡酒 | 第三の ビール |
値下げ幅不明 54.25円 |
▲7.26円値上げ 54.25円 |
7.26円値上 54.25円 |
🍺 6本セットで見た金額差
毎晩の晩酌用に、缶ビール6本セットを購入される方も多いのでは?
2020年10月時点では、まだ微動ですが‥
💡 最終的に2026年で酒税が一本化すると、
ビール➡ 6本セットは現在よりも136円さがる
第三のビール➡ 6本セットは 157円上がる‼
🍺 なぜ国は酒税を一本化するのか
そもそも、贅沢なモノに対してかかる『酒税』。
ではビールにおいて『贅沢』とは何か? ➡ 麦芽の使用比率が高い。
『ビール』とは何ぞ ?
麦芽比率が50%以上の発泡酒のこと
麦芽比率が高い『ビール』の酒税が高かったのです。
💡 そこで各ビールメーカーはどうしたか?
そこで各ビール会社は、
酒税を低く、安く提供して・大量に売りたいと努力した結果‥
国が定めたビールの定義『麦芽比率50%以上』にならないよう、
『麦芽比率50%以下』である
『発泡酒』や『第三のビール』の開発に力を入れることで 消費者に安く提供することに成功し、🍺『ビール飲料』の消費を大いに盛り上げました。
『発泡酒』とは何ぞ ?
麦芽比率が50%未満の発泡酒のこと。
※ 各メーカーほぼ25%だそうです。麦芽比率50%以上でも副原料が多いと発泡酒の基準に入る(この辺は略)
『第三のビール』とは何ぞ ?
麦芽比率が50%未満の発泡酒で、
・原料が麦、麦芽以外の穀物(主に豆類
・アルコール飲料(麦由来のスピリッツや焼酎)を混ぜる
※ 正確には『ビール』ではない。『ビール風味飲料』
💡 ところが国は納得できない
日本国は 酒税の高い『ビール』で税収をアテ込みたいのに、
『発泡酒』と『第3のビール』の消費が多くなったことで、税収が下がってしまいました。
そこで2026年度までに段階的に『発泡酒』と『第三のビール』の酒税を上げて、税収の安定化を狙うことにしたのです。
※ ただ・そのまま上げるだけでは ビール会社&消費者の反発が大きいと予想して、『ビール』の税金は下げたのがミソ
🍺 消費者の立場はどうなる?
これまで、経済的な理由で第三のビールで我慢していた人にとっては大きな痛手になります。
(味が好き、という方もいらっしゃるか?)
一方で、ずっとビールを愛飲し続けていた人にとっては、安くなって嬉しいことになります。
💡 ここで、主人の意見と私の意見で真っ二つに分かれました。
主人の意見
私は今回の『ビール飲料・酒税一本化』は歓迎です。国は国民の生活を豊かにするのが大事ですが、今のままではビールの廉価版が本来の『ビール』を駆逐してしまうかもしれない。本当の『ビール』に回帰する良い機会なのでは?
かっこんの意見
毎晩(本物の)ビールを晩酌していらっしゃる方は、経済的に余裕がある方だと思います。なので、値下がりしたところで小躍りして喜ばないのでは😅 ビールの値下がりで喜ぶ人より、第三のビールの値上がりが深刻な人に 寄りそった内容にして欲しかった
皆様はどんな意見を持ちましたか?😃
🍺 ノンアルコールビールは上がる?
‥という方へ。
ノンアルビールという選択肢もあります。
ノンアルコールビールは、アルコールが1%未満であるため『酒類』ではない ➡酒税が適用されません。
ただ‥『ノンアルコールビールなんて・あんなモン誰が飲むの⁉』という否定派が多くないですか?また今後・別記事で魅力をお伝えしたい。
350ml 1本あたり100円程で しっかりとビールの味わい
🍺 今後の動きに注目
今後、ビール業界はどうなるか?
第三のビールは『酒税が低いオトクさ』がウリでしたが、酒税率の垣根が無くなることで、
各ビール会社は『第三のビール』推しをやめて、
『ビール』を売る戦略に持っていくのだそうです。
そういえば、最近『一番搾り』のCMをメチャクチャ見る気がしますね。それに反して、第三のビールである『のどごし生』のCMをあまり見ない気がしません?
ということで、今回の記事は以上です😃