【優しく解説】🍺ビール酒税が2020年10月から変更で第三ビール値上がり【一本化理由は?】

2020-08-28

🍺 2020年の10月からビール系飲料の酒税が変わります❗

2017年度の税制改正で、段階を踏んでビール系飲料の酒税が2026年に一本化することが決定されていました。

その第一段階が、2020年の10月だというのです。 知らなかった😅

 
ビール飲料の酒税変更によりどうなるのか?ご紹介します。

具体的にどうなるのか? 見ていきます

🍺 ビール系飲料の酒税変更ながれ

2026年までに3段階あります。下表を参照
ビール系飲料の酒税表

💡 350ml缶 1本あたりの酒税です

2020年10月
ビール 発泡酒 第三の
ビール
▼7円値下げ
70円
(かわらず)
46.99円
▲9.8円値上
37.8円
2023年
ビール 発泡酒 第三の
ビール
値下げ幅不明
70-?円
(かわらず)
46.99円
▲9.19円値上
46.99円
2026年
ビール 発泡酒 第三の
ビール
値下げ幅不明
54.25円
▲7.26円値上げ
54.25円
7.26円値上
54.25円
第三のビールの酒税の上げ幅が容赦ないのです 😅 37.8円➡54.25円

🍺 6本セットで見た金額差

毎晩の晩酌用に、缶ビール6本セットを購入される方も多いのでは?

6本いっきに購入したときの、酒税を具体的に比較してみてみます


2020年10月時点では、まだ微動ですが‥

💡 最終的に2026年で酒税が一本化すると、
ビール➡ 6本セットは現在よりも136円さがる
第三のビール➡ 6本セットは 157円上がる

いかがでしょうか、かなり大きな変化ですよね😅

🍺 なぜ国は酒税を一本化するのか

そもそも、贅沢なモノに対してかかる『酒税』。
ではビールにおいて『贅沢』とは何か? ➡ 麦芽の使用比率が高い。

『ビール』とは何ぞ ?
麦芽比率が50%以上の発泡酒のこと

というわけで『麦芽比率』に応じて税金をかけていたので、

麦芽比率が高い『ビール』の酒税が高かったのです。

💡 そこで各ビールメーカーはどうしたか?
そこで各ビール会社は、
酒税を低く、安く提供して・大量に売りたいと努力した結果‥

国が定めたビールの定義『麦芽比率50%以上』にならないよう、

『麦芽比率50%以下』である
『発泡酒』や『第三のビール』の開発に力を入れることで 消費者に安く提供することに成功し、🍺『ビール飲料』の消費を大いに盛り上げました。

『発泡酒』とは何ぞ ?
麦芽比率が50%未満の発泡酒のこと。
※ 各メーカーほぼ25%だそうです。麦芽比率50%以上でも副原料が多いと発泡酒の基準に入る(この辺は略)

『第三のビール』とは何ぞ ?
麦芽比率が50%未満の発泡酒で、
・原料が麦、麦芽以外の穀物(主に豆類
・アルコール飲料(麦由来のスピリッツや焼酎)を混ぜる
※ 正確には『ビール』ではない。『ビール風味飲料』

💡 ところが国は納得できない

そこで問題が起きます。

日本国は 酒税の高い『ビール』で税収をアテ込みたいのに、

『発泡酒』と『第3のビール』の消費が多くなったことで、税収が下がってしまいました。

そこで2026年度までに段階的に『発泡酒』と『第三のビール』の酒税を上げて、税収の安定化を狙うことにしたのです。

※ ただ・そのまま上げるだけでは ビール会社&消費者の反発が大きいと予想して、『ビール』の税金は下げたのがミソ

🍺 消費者の立場はどうなる?

これまで、経済的な理由で第三のビールで我慢していた人にとっては大きな痛手になります。

第三のビールの存在意義はどうなるのでしょうね🤔

(味が好き、という方もいらっしゃるか?)

一方で、ずっとビールを愛飲し続けていた人にとっては、安くなって嬉しいことになります。

💡 ここで、主人の意見と私の意見で真っ二つに分かれました。

主人の意見
私は今回の『ビール飲料・酒税一本化』は歓迎です。国は国民の生活を豊かにするのが大事ですが、今のままではビールの廉価版が本来の『ビール』を駆逐してしまうかもしれない。本当の『ビール』に回帰する良い機会なのでは?

かっこんの意見
毎晩(本物の)ビールを晩酌していらっしゃる方は、経済的に余裕がある方だと思います。なので、値下がりしたところで小躍りして喜ばないのでは😅 ビールの値下がりで喜ぶ人より、第三のビールの値上がりが深刻な人に 寄りそった内容にして欲しかった

主人はビールが好きなので、そもそも・発泡酒&第三のビールに肯定的じゃなかったのですね。今回・初めて知りました
私は、景気が悪いンだから・希望する人に安いビールを飲ませてあげてほしい、という意見です

 
皆様はどんな意見を持ちましたか?😃

🍺 ノンアルコールビールは上がる?

酒税なんて払いたくない‼ (暴論?)

‥という方へ。

ノンアルビールという選択肢もあります。
ノンアルコールビールは、アルコールが1%未満であるため『酒類』ではない ➡酒税が適用されません。

ノンアルビールの酒税は上がるの?という質問を多く頂いていますが、そもそも酒税ありません😃

ただ‥『ノンアルコールビールなんて・あんなモン誰が飲むの⁉』という否定派が多くないですか?また今後・別記事で魅力をお伝えしたい。

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🍺 今後の動きに注目

今後、ビール業界はどうなるか?
第三のビールは『酒税が低いオトクさ』がウリでしたが、酒税率の垣根が無くなることで、

各ビール会社は『第三のビール』推しをやめて、
『ビール』を売る戦略に持っていくのだそうです。

健康志向のビール開発も推進するのだとか

そういえば、最近『一番搾り』のCMをメチャクチャ見る気がしますね。それに反して、第三のビールである『のどごし生』のCMをあまり見ない気がしません?

キリン、シフトを始めてるんですかね🤔

 
ということで、今回の記事は以上です😃

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