2021年1発目の記事は 銀英の考察からいかせてください😃
主人の疑問
三が日🎍、買い出しに行く途中の車内で‥
つい先ほど・銀英フリジューver.『最新19巻』を読み終わった主人が、ひとこと言いました。
『神々の黄昏(ラグナロク)』‥帝国がフェザーン回廊を通り、同盟領に大侵攻する作戦。大胆な作戦に、兵の士気は爆上がりした(初めてのジークカイザーコール)
?、ナニを言っているのだ‥🤔、
たしか国力比が『同盟+フェザーン=帝国』
なので、帝国は ヘタにフェザーンに手を出すと同盟と組まれちゃうから➡ 均衡を崩せないという鉄のオキテが‥あったハズ。
かっこんがそう言っても、主人は全く納得しません。その理由は以下に続きます。
主人の言い分
『帝国軍は、なんでもっと早くフェザーン回廊を通って同盟に侵攻しなかったのか?』
フェザーンは『帝国の自治領※』なんだから、ゴーインに『回廊の通過』を認めさせることができたハズだ。
自治領とはなんぞ?
主権はあくまでも本国にあるが、高度な自治権を認められた地域のこと
長年にわたるイゼルローン回廊の攻防で、
時間と資源を消耗し過ぎた結果、
💡 少なくとも 以下2回は侵攻の機会があった
1⃣ イゼルローン要塞をヤンに奪取された時点
2⃣ アムリッツァ会戦(フジリュー9巻)の終了時点で 同盟が大敗(同盟軍3,000万の命)して、圧倒的な戦力差が生じた時点
💡 同盟の甘さ
(さらに主人は、同盟の甘さにも言及)
同盟は、帝国がフェザーン回廊を通過して侵攻してくる可能性を微塵も考慮していなかったのか?
リアルに例えるとパナマ運河
フェザーンと帝国の関係を例えるなら‥
北米大陸と南米大陸を繋ぐ場所に『パナマ』という国があります。
パナマは1903年に アメリカが(コロンビアから)独立させて造った国です。
アメリカがパナマを独立させた理由‥それは『パナマ運河』にあります(太平洋と大西洋を結ぶ重要な航路としてアメリカが造った運河)。
当時の『運河の主権』は アメリカにありました(1999年にすべての権利はパナマに委譲された)
『パナマ運河の両岸5マイル』のエリアはアメリカの自治領と定められ、アメリカ軍の基地も造られました。
当時・アメリカは「どんな船籍だろうが、どんな軍艦だろうが、すべての船がパナマ運河を自由に行き来できる」と謳っていたのですが、
戦時中は 敵国である『日本・ドイツ』船舶の航行が禁止されました。
今回の話に置き換えると‥
戦時下において 敵の侵攻ルートを断つには、
そのルートを 自軍で守ることが不可欠になります。
フェザーンは軍事力を持たないし、そもそも帝国自治領。
「帝国がフェザーン回廊を通って同盟領に入ることはあり得ない」と同盟が考えるのは、あまりにも不自然なのです。
改めて国力差をよく見てみる
先ほど3国の 国力比が『同盟+フェザーン=帝国』と書きましたが、調べたところ‥
💡 アムリッツァ会戦直後の国力比
帝国 51
同盟 37 フェザーン 12(同盟+フェザーン 49)
ケッセルリンクの見立てでは、この比率では帝国が強すぎるので 内部分裂で弱らせる‥とのことだった
フェーザン、経済力はあれども・軍事力は無いのだから、電光石火で攻め入れば‥
フジリューver.の設定に納得
『原作&アニメ』と『フジリューver.』の大きな違いは、帝国がフェザーンと共生していたか否か。
--- | フェザーンとの関係 |
原作・アニメ |
共生していた
大商人が帝国政府に嘆願して フェザーン自治領が誕生した |
フジリューver. |
未知の存在だった
フェザーンは都市伝説。神々の黄昏で初めて実在が確認された |
『原作・アニメ』版は、
機会があったにもかかわらず・フェザーン回廊を侵攻しなかった‥ココに不自然さを感じる一方で、
『フジリューver.』は、
フェザーンの実在を確信した時点で『もう一つ回廊があるんなら、じゃあソッチを通っちゃおう』‥という劇的な展開が実現しているワケです。
藤崎先生、スンゴイ考えていらっしゃるのだなァと‼ あらためて感服いたしました。
いろんなご意見があるかと思いますが、
今回の議題は、銀英ファン同士の酒の肴としてください😄
今回は以上です✨