2019年4月に発売された新型RAV4‥今回の記事では、TOYOTAで販売されているSUVとRAV4で比較して『RAV4・CH-R・ハリアー各車の魅力』を解説させて頂きます。小難しいことは言っておりません、気楽にご覧ください😄
もくじ
RAV4🚙TOYOTAでの立ち位置は?
今回のRAV4は、TVCMといい、カタログといい‥かなりフランクなコンセプトで売り出していますね。
- 家族4人でゆったりと座れて旅行ができる
- レジャーに行くための悪路(後に解説)や雪道に強い
- 後席を倒せば奥行1880mmスペースができるので、ロードバイクを車内に入れることもできる
- 大人2人ならば、シートを倒して車中泊が可能
これら総じて、RAV4は全世代向けの本格SUVと言えます。
日常生活で便利に使えつつ、本格的なSUVとしても機能する‥がコンセプト。
画像出展:RAV4|TOYOTA
今回のRAV4は実用的・機能的なのに、スタイリッシュな外観なので高級ホテルに行ってもカッコがつきます。
TOYOTAらしい、全方位にスキが無い車に仕上がっています。
主な客層は『ファミリーやカップル』、『(それらとは矛盾しますが)独身男性』向けではないでしょうか?
どんな場面でも使える車なので、独身で購入⇒結婚して家族が増えたとしても問題ありません。10年乗れる車と言っていいでしょう。生活スタイルの変化に対応できるのは、強みと言えます。
これまでのRAV4とどう変わった?
ちょっと余談ですが、前モデルのRAV4とどう変わったのか?ちょこっと解説😃
✅ 外観デザイン
今回のRAV4は日本で14年ぶりのフルモデルチェンジです。
見た目も大きく変わっており、旧型の面影はかなり消えています。
特にリアは今のトヨタの流行りを受けて、ハリアーに似ていますね。内装も高級感がUPしていて、これがRAV4か⁉とビックリします😲
✅ 大きさは?
今回のRAV4のサイズは以前のモデルに比べ、全長で265㎜・全幅で40㎜大きくなっています。
旧型から乗り換えを検討している方は、実際の大きさを確認して駐車場に収まるか確認したほうが良いですよ❗
『ちょっと大きすぎるな』と感じた方は、かなりサイズが落ちますが『CH-R』も比較検討することをオススメします。
✅ 確実にランクUPした
今までのRAV4は『TOYOTAのSUVエントリーモデル(入門車)』でした。が、今回はそのイメージを脱却しています。
現在、SUVのエントリーモデルはCH-Rに取って代わっていますので、手軽なSUVが欲しい方はCR-Hをどうぞ‥ということですね。
では、つづいて『CH-R』と比較してみます。
RAV4🚙CH-Rと比較
CH-R|TOYOTA
さて、爆売れ大ヒットしたCH-R。RAV4と比較してみると‥
CH-R|TOYOTA
✅ 大きな違いは、大きさ
RAV4とCH-Rは、大きさがハッキリと違います。
車種 | RAV4 | CH-R
比較グレード| X | S-T
駆動 | 4WD | 4WD
全長 | 4600 | 4360
全幅 | 1855 | 1795
全高 | 1685 | 1565
室内幅 | 1515 | 1455
ラゲッジ容量| 580L | 318L
価格(8%税込)| 283万| 248万
大きさが違う=ユーザー層が違いますが、独身で長く(10年)乗りたいのであればRAV4をオススメします。
CH-Rはファミリー4人で乗るには、狭く感じます。とくに旅行などで荷物を多く載せたい場合はスペース不足感は否めません。
CH-Rのウリは、思いきったスタイリッシュなデザインです。乗る人数が少ない・乗せる荷物も限られているので、大きなSUVは要らない方はCH-Rがオススメです。
✅ CH-Rはこういう方むき
Rav4は大きすぎる、そんなに本格的なSUVは要らないという方(燃費も良いはず)。
独身、子育てを終了された世代向け。
RAV4とCH-Rは💰価格がそんなに違わないと思うんですよ😅
CH-Rを購入できる方は、RAV4も視野に入れることは十分可能だと思います。後々、💰ランニングコスト(燃費・車税)で違いがでる‥というところでしょうか。
RAV4🚙ハリアーと比較
つづいては、不動の地位を築いているラグジュアリーSUV・ハリアー❗
HARRIER|TOYOTA
画像出展:HARRIER|TOYOTA
RAV4とハリアーは、どんな関係になるのか⁉
✅ Rav4最大のライバルはハリアーか?
まずは大きさ‥今回のRav4は、ハリアーと同等の大きさです。
車種 | RAV4 | HARRIER
比較グレード| X | ELEGANCE
駆動 | 4WD | 4WD
全長 | 4600 | 4720
全幅 | 1855 | 1835
全高 | 1685 | 1690
室内幅 | 1515 | 1480
ラゲッジ容量| 580L | 599L
価格(8%税込)| 283万| 314万
💰価格に関しては、20~30万程度ハリアーのほうが高いのですが、モデル末期のハリアーは値引きも大きいので、ハリアーの新車乗り出し価格は、RAV4と大きくは変わらないと思います。⚠ エレガンス(安いグレード)ならばRAV4と同等、という意味
となると、最新の安全装備やアシスト機能を備えたRav4は、オトク感があります。
ハリアーも自動ブレーキがありますが、Rav4には
- レーンキープ機能(車線はみ出し防止機能)
- ロードサインアシスト機能(道路標識を認識して注意喚起する機能)
‥が追加されています。(詳しくはToyota Safety Sense参照)
悪路や雪道の走行性能もアップしており、世界発の4WDシステムを搭載するグレードもあります。なので、スキーやアウトドアが好きな方にはおススメです。
また、グレードアップすればシートも合皮になるので、ハリアーのプレミアム感に近付けることができます。
‥と、ここまでRAV4の勝ち目ばかりを押しましたが、今度はハリアーのお話をいたします。
✅ プレミアム感はハリアーが格上
ハリアーのエクステリア、内装が好み、プレミアム感を重視方はハリアーを選択するのがいいでしょう。
実際に見てみた限り、内装の高級感はやはりハリアーが上だと思いました(個人の意見)。
最新の安全装備やアシスト機能が欲しい、スキーやアウトドアが好きだという方にはRav4をオススメします。
✅ ハリアーはこういう方むき
RAV4のカジュアル感が馴染めない。
ハリアーのエクステリア、内装が好み、プレミアム感を重視する方。
つづいて、世界の中でのRAV4の立ち位置も考えちゃいます😁
RAV4🚙世界での立ち位置は?
画像出展:RAV4|TOYOTA
RAV4の旧型(3代目)の発売は2005年です。
なぜこんなに間が空いてしまったのか?というと、4代目は日本では導入されなかったからです。
その理由は、3代目が日本で売り上げ不振だったため、導入が見送られたのだそうです😅‥当時はミニバンブームでしたからね。
ですが、RAV4の4代目の世界的な売上は絶好調❗‥で、2016年・2017年と世界のSUV販売台数1位となっています。
なぜ日本とアメリカで違いが出た?
日本では不人気で、アメリカで大人気となった理由は何でしょうか?
SUV大国のアメリカでは、日本とは異なる🚙車の乗り方をします。
日本では、RAV4はシティSUV(ガチっていない=ランクルみたいじゃない、敷居が低いSUV)のイメージです。
一方アメリカでは、RAV4は『週末にアウトドアに遊びに行くときに便利な車』として受け入れられています。
とくに、アメリカの国立公園は大きく、車で乗り入れできる場所が多いため悪路の走破性は必須となります。
✅ 私がアメリカに赴任していたときの車はFFだったので、一回・タイヤがハマりかけて命の危険を感じたことがありました。
アメリカでは実用的なSUVが必須、というわけなのです。
(✅ ちなみにRAV4カタログの表紙に載っているのは、アメリカのモニュメントバレーです(フォレストガンプなど数多くの映画にでてくる名所)。カタログの中身も、アメリカの国立公園や都市が映されていますね)
3代目の不振、4代目のアメリカでの大ヒット‥という流れからの今回の5代目は、アメリカで育てられて帰ってきた “逆輸入” 的な車というわけです。
3代目RAV4の名誉挽回の為にも、TOYOTAは確実に成功を収めたい。
アメリカでの成功を引っさげて帰ってきた5代目RAV4は、CH-Rのように消費者に広く受け入れられるのか?‥注目してゆきたいと思います😃