【見てきた】前立本尊御遷座式(ごせんざしき)実況!目の前を前立本尊が通る!!【善光寺御開帳の始まり】

2022-04-06

善光寺御開帳の『御遷座式(ごせんざしき)』を気軽に見学してしまったかっこん、どんなようすだったのか?リアルに実況いたします。

今回の記事で分かること

・御遷座式(ごせんざしき)って何?
・御遷座式どんな流れなの?
・どれぐらい時間がかかるの?
・そのあと回向柱開眼法要にどうつながるの?

『御遷座式を詳しく知りたい』方へ届くと嬉しい😊苦労したので聞いてやってください😅

気軽に待機したところからスタート

御開帳直前の回向柱を見学に行こうと、善光寺に出かけたかっこん。
なんとな~く4月2日の14時から『御遷座式』が開始する…と聞いていた気がしたので、その時間で到着を目指しました。

ちょろっとでも式が見られればイイなぁ🙂

13:45… 本堂の前に行ってみると、
回向柱の前で通行規制がされていました。

おおっ、もう始まるのかな?
ちょっと待ってみようか🙂

⏱13:50
たまたま人垣が薄かった『山門の前』で待機を開始しました。

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

⏱14:00
何も動きはありません。

『14時から開始』と聞いていた気がしたのは、『境内の規制を開始する(大勧進で出発の法要が開始する?)』という意味だったようです😅

⏱14:20
この日はポカポカ陽気だったので、かっこん家族の全員が薄着でした。
長野の秋&春は、14:30頃から急に寒風が吹き出します。この日も急に寒風が吹き出しました。

この間、大勧進で法要が行われていました。

⏱14:38
アナウンスが開始。
📢『間もなく 御鳳輦(ごほうれん) の列が 出発する予定です、今しばらくお待ちくださいませ』

(大勧進の法要が終わったのか…)

ここで『御遷座式』とは?

…と、その前に🙂

そもそも『御遷座式(ごせんざしき)』とはどういうイベントなのか?…せっかくなのでザックリ紹介させていただきます。

📌『遷座(せんざ)』とは
= 神体、仏像などをよそへ移すこと。

御開帳前日の午後に行われる「前立本尊御遷座式」。白装束の男性たちが前立本尊が入った厨子をのせて、御宝庫から本堂まで運びます。本堂では、一山住職がその厨子を担いで内々陣にお遷しします。

前立本尊御遷座式|ながの観光net

前立本尊をのせた厨子(御鳳輦|ごほうれん)が、大勧進から参道・境内を行進し、本堂へ入る。

その後、前立本尊像を内々陣へ設置するところまでが『御遷座式』です。

ごほうれんをぜひ拝みたい😊!!

参列された皆さんが同じ思いで、じっとその時を待っています。

前立本尊が大勧進を出発

…かっこんが待機してからほぼ1時間後。
アナウンスがありました。

⏱14:46
📢『 ただいま前立本尊さまが乗られた『御鳳輦(ごほうれん)』の行列は、本堂に向かって出発されました』

📢『山門をくぐり、本堂前の参道を進み、本堂内陣へと入ります』

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

📢『前立本尊様が乗られた御鳳輦(ごほうれん)は、いったん・内陣に安置され…』

📢『そのあと一山(いっさん)住職にかつがれ、内々陣へと入り、瑠璃壇わきに安置されます』

一山(いっさん)住職とは『善光寺の住職』を意味するとのこと

⏱14:48
📢『ただいま、前立本尊様と御印文(ごいんもん)が 大勧進の門をくぐりました』

御印文(ごいんもん)とは?

『御印文(ごいんもん)』は善光寺如来の分身とも言われている、ありがたい宝印のこと。
両手に装着する、ミトンのような布状の印です。

『御印文』を頭に押し当ててもらうと、善光寺如来との縁が結ばれ、所願成就&極楽往生が約束されると言われています。

毎年お正月明けの1月7日~15日まで『御印文頂戴(ごいんもんちょうだい)』という期間があり、参拝者は本堂で御印文を授けてもらえます。

なんと御開帳の期間中は、特別に本堂で御印文を押していただけます!

その『御印文』も、前立本尊像とともに登場するのですね!…それだけありがたいものなのですね😳

御鳳輦(ごほうれん)登場!!!!

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

⏱14:53
山門の下が急にザワつきだしました。
待機列に緊張が走ります。

すると『大勧進』と書かれた提灯がゆっくり近づいてきているのが見えました。

カン…カン…と石畳に杖をつく音が響きます。

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

⏱14:54
行列の先頭が山門をくぐり、通過してゆきます。

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

⏱14:55
御鳳輦(ごほうれん) が見えました!

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

御鳳輦が山門を通過してゆく…
📢『ご案内いたします。ただいま、前立本尊様と御印文は山門を進まれています』

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

御鳳輦がかっこんの目の前を通過してゆきます。四方から下がった鐘からカランカランと音が鳴り、厳かな光景です。

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式
かっこん寒さで震えていたのですが、目の前に前立本尊像がいらっしゃる興奮に寒さを忘れました
善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

前立本尊像を乗せた御鳳輦は、回向柱の正面へ進みます。

山門を振り返ってみると、つづいて2つめの御鳳輦が登場していました。

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

⏱14:56
御印文を乗せた御鳳輦が目の前を通過してゆきます。先程にくらべて、こちらはやや小さめ。

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式
感動の光景でした
善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

⏱14:57
礼服の関係者の行列があとにつづきます。

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

⏱15:01
8分間かけて境内を進み、行列が本堂へ入ってゆきました。

ここからが長い(1時間!)

これで終わりではありません

ここからの流れは、実況アナウンスによって知ることになります。

文字に書き起こしましたので、本堂内を想像してください

⏱15:07
📢『前立本尊様は、内陣を3週回ってから内々陣へと入られます』

⏱15:13
📢『前立本尊様は内々陣へと入られ、仮に安置をされます』
(このアナウンスの間に、先ほどの白装束衆が本堂から退陣し、脇から大勧進へ帰っていく)

⏱15:18
📢『ご参拝の皆さまにご案内いたします』
📢『まもなく本堂内におきまして、両御導師様・一山住職により、法要が行われます』

📢『法要が済みましたら、回向柱前にて『回向柱開眼法要』が執り行われます』

⏱15:25(18分で入場~仮安置が終了)
📢『ただいま、前立本尊様は『御仮屋(おかりや)』に入られる準備をしておられます

📢『御仮屋(おかりや)』とは、前立本尊様がお入りになられるお部屋のことをいいます』

⏱15:32
📢『ただいま、前立本尊様は『御仮屋(おかりや)』に入られ、飾りつけをしているところです』

⏱15:42(17分で御仮屋の準備が終了)
📢『ただいま、前立本尊様さまと回向柱が結ばれる『善の綱』の準備をしております』

『善の綱(ぜんのつな)』とは、前立本尊像の右手から金糸が結ばれ、五色の糸となり、白い綱となり回向柱に結ばれるロープのこと

⏱16:07(25分かけて善の綱準備が終了)
📢『前立本尊様のお飾りが整いました』

📢『このあと、両御導師様がごしょうどうされ、法要が執り行われます』

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

⏱16:20
📢『大勧進の副住職『栢木 寛照(かやきかんしょう)』様がごしょうどうされます。皆さま、合掌にてお迎えください』

(カメラを向けるのはNG。注意されます。お数珠頂戴も同様なのでご注意ください)

大勧進副住職の赤い傘の列が本堂へ入られる。

⏱16:29山門から参道を登ってくる人物がいなくなったので、山門を封鎖した。見物客が回向柱の正面に配置される

善光寺御開帳の前立本尊御遷座式

⏱16:29
山門わきの車道に車が停車し、
大本願の大僧正『鷹司誓玉(たかつかさせいぎょく)』上人様がおり立たれる。
赤い傘をさされ、ゆっくり本堂へ入られた。

このあと約10分間かけて、
両御導師様・一山住職によって法要が執り行われた。

つづいて回向柱開眼法要へ…!

⏱16:40
回向柱開眼法要の準備が開始します。

寒さでガタガタ震えるかっこん家族。
でも、ココまできちゃったからには開眼法要まで拝まねば!!!!

…ということで、続きへ…😃!

善光寺御開帳2022 全攻略!

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