2019年10月21日(月)‥所要があり、穂保エリアと長野新幹線車両基地を見てまいりました(平日のお昼ということでお許しください)。心配して下さっている方へ、現状をご覧ください。
⚠ 国道18号からの車窓になります。穂保地区には迷惑がかかるため、入っておりません。ご了承ください。
もくじ
アップルラインの入口は?
国道18号・アップルラインの入り口にある『アピナ村山店』と『竹風堂アップルライン店』は、普通に営業されていらっしゃいます。
‥さらに進んでゆきます。
信号『穂保』のあたり
プレハブの窓を見ると、水位が分かります。
そして、ローソン長野穂保店。
商品が店外に大量廃棄されています。
ボランティアのグループの方を拝見いたしました。ありがとうございます。
追記:こちらのローソン、
なんと11/1から営業を再開されました❗
オーナーさんいわく『ボランティアの方が立ち寄れる場所にしたいと‥。1日でも早く灯をつけて‥電灯を点けて、励みにしてほしいという思いで、ついたちにOPENしました』
国道18号は通称『アップルライン』と呼ばれています。周辺の一帯がりんご果樹園なのです。
国道18号沿いに、りんご農園の直販店がたくさん並んでいるのですが、どのお店も被害に遭われていました。
水に浸かったりんごは廃棄処分となるそうです。
りんごの『木』はどうか?というと、根本に泥がある状態で放置しておくと根腐れをしてしまうとのこと。
本来であれば・すぐに片づけたいところですが、家の片付けに追われて『とてもじゃないがりんごの木にまで手が回らない』のだそうです。
今後の、ボランティアのニーズとなりそうです
ランドマーク利根書店
NHKの千曲川氾濫に関する中継放送で利根書店「男のDVD」の看板が写りTwitterトレンド入り、お陰で地図での位置を把握出来たの声も
ボランティア募集で集まっていただいた
方々のおかげで駐車場片付け
近隣の住民の片付けの駐車場を広げられています感謝ですpic.twitter.com/U83iJBRRdb— 台風19号水害被害者支援者 (@mitsuoeguchi) October 19, 2019
道路のようすは?
私がテレビ報道から得ていた『勝手なイメージ』で、現場の道路は『消石灰』で白々としているのだと思っておりました。
ゴーグルが無ければ歩けないくらいに。
実際に訪ねてみると、
自衛隊車両も多く行き交います
歩道は多少の泥がのこっていますが、災害があったと言われなければ分からない程度に車道の泥が片づけられています。
側溝を清掃する車両や、排水管を清掃する車両が忙しく活躍していました。
大型の車両が、上まで水に浸かったのが分かります。
写真の背後に千曲川があり、写真の奥に北陸新幹線の線路があります。水流が『作物』を、奥に向かって押していったのが分かります。
長野新幹線車両基地へ
では、長野新幹線車両基地へE7を見に行きます。
途中には濁流にのまれた車両が放置
E7がどんな状況なのか?
見渡せる場所まで歩いていくと‥
テレビ報道で見たままの姿で、E7の7編成がそのまま居ました。
E7が水に浸かっていた時までは、7編成すべてが同じ位置で停車していました。
が、水がひいたときに、写真左手の車両のみが200mほど引っ張られたそうです。恐ろしいチカラですね。
さらに、脱線している車両も
車両基地の被害状況|Yahoo!
この時点で気付いたのですが、泥が無いのです。車両基地には、水だけが押し寄せたのでしょうか。
車両基地のウラにまわると‥
車両基地のウラにまわって分かったのが、
あんな高い位置まで、水位があったようです。
りんごの木が泥をかぶっていました。
車両基地のあたりは、ほかにも
- 草がすごい勢いで柵にひっかかっている
- 作物がなぎ倒されている
‥という光景を見かけました。決壊場所から遠いにもかかわらず、水害がひどかったようです。
決壊『穂保』との位置関係
新幹線車両基地から、堤防が決壊した『穂保』を見渡してみます。
直線距離で2kmほどありますが、現場から見た体感としても、かなり遠い。
まさかE7が浸かるとは思わなかった‥と、台風当時に職員の方が楽観視していたのも、いなめません。
今回、現場を見てのシロウト感想なのですが、
水は低いところを選んで‥低い所を選び続けて、どこまでも進むものなのだと。
『堤防が決壊した場所からどのくらい近い距離なのか?』ではなく、決壊場所から低いところが連続するエリアは無条件で危険なのだと分かりました。
それを示しているのがハザードマップなので、改めて重要性が見直されましたね。
長野市洪水ハザードマップ|長野市
田中機械社長コメント|信濃毎日新聞ニュース特集
ご注意ください
社協の方によりますと、現地に直接・車で駆けつけられる方(ボランティアやお手伝いの方)に困っているとのことです。
長沼・穂保エリアは駐車場が足りていないため、路駐する方がいらっしゃって、そのせいで交通渋滞が起きているのだそうです(とくに土日)。
さらに『決壊現場』を見に来られる方がおられるらしく、被災された方の気分を害されているようです。18号は普段でも混雑するエリアです。穂保地区も道路がとても狭いので、迷惑が掛かります。助け合いの精神でお願いいたします。
✅ ボランティアの方は、北部か南部ボランティアセンターを通して、シャトルバスで現地へ駆けつけてくださいとのこと。
今回の記事は、以上です。