ヤンマガ公式サイト中間管理録トネガワ(★第一話の試し読みができますよ~!)
ご存知、カイジ。アニメ化、映画化さまざまされましたよね。
私はカイジが好きというよりも、利根川先生が好きでして…アニメ版の利根川を演じられていた白竜さんの声とEDの歌で、大ハマりいたしました。渋い。
映画版の香川照之さんは、役として若すぎましたし、演出的に悪者にし過ぎた感がありまして…違和感があります。
カイジとの善悪を際立たせたかったのでしょうけれども、そこは違う!カイジはあくまでクズであり(笑)、利根川先生は『先生』なんですよ!努力して得た正当な地位なわけですよ!(その辺を『トネガワ』では細かく描かれている)
…利根川について語るとつい熱くなる、そんな私に朗報が…なんと『中間管理録トネガワ』としてスピンオフ連載していたというのです!遅ればせながらつい最近に知りまして、単行本化を待ち続けておりました。
[amazonjs asin="4063827216" locale="JP" title="中間管理録トネガワ(1) (ヤンマガKCスペシャル)"]
売れ行き…!
アマゾンで購入するのが待ちきれず、近所の書店に出かけました。マンガ本を購入するのは超久々です。
新刊コーナーを探して…あった!『カイジ』の新刊も隣に積まれています。
じつは今回、トネガワ本と同時に本編である『賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編9巻』も発売されたのですが…
[amazonjs asin="4063827208" locale="JP" title="賭博堕天録カイジ ワン・ポーカー編(9) (ヤンマガKCスペシャル)"]
平置きされている『トネガワ』と『カイジ』の高さを見比べてみてください。(トネガワはこの後に私が1冊持っていったので-1カウントしてます)
さすがは利根川先生(私は帝愛の社員か)!
カイジとの格の違いを見せつける結果に…!
私のほかにも、近隣に利根川先生が好きな人が居るんだなぁ…と分かり、なんだかほっこりしました。この本は利根川が好きじゃなきゃまず買わないですからね(笑)
アマゾンのリンク情報で、商品ランキングが見れますね…なんと12/15現在で一時的な品切れ状態になっています❗️12/22入荷らしいです。講談社としても圧倒的予測不可能な事態だったようですね。
内容は…!
兵頭会長が圧倒的ヒマすぎて、
悪魔的余興を考えろと帝愛グループ幹部・利根川に命じます。
そこでプロジェクトチームを結成。
黒服を率いて悪魔的余興を考案するのですが…
全編ギャグです。しかもほのぼの系ギャグです。じわじわくる面白さで、私などはお風呂でゆっくりしているときにふいに思い出し笑いしています→『東さんさえ含めて…左衛門の案で決定というムード…!』がじわじわきます(笑)
余興の企画提案の場面では真っ先に『吸血麻雀』が出たりして、こっちでも鷲巣麻雀やるんかい!と読者にツッこませるボケもあり。
余白ページの裏話的カットもニヤニヤさせてくれます。ギャグが丁寧で、きめ細かい。
元アシスタントという方が描いていらっしゃるので、絵や話の流れに違和感はありませんが、
キャラ達のしゃべりが『…●●!』『●●…ッ!』ばかりで、さすがにソコまで頻発するのは福本先生をディスってないですかね!?と心配になります(笑)
だって、描き下ろしで同時収録されている本家・福本先生はそんな喋りさせてないのですよ…そういう福本先生へのおちょくり要素?が『クォリティの高いトネガワのギャグ本(同人誌)』というカンジで、オタク的に大変良いものを手に入れたと悦に入ってしまいます。
読後に残る感想は…なんだか心が温かく、それでいてスッキリとした気持ちになれたなと。
利根川が苦悩しながらも一生懸命に責務を果たそうとする姿は、清々しい。
ココロが弱っているときに読みたくなる1冊です。
さらに付け加えますと…1番スゴイことは、
この世界にカイジという存在が全く必要ないことがすごい。とか言ってカイジが出てきたらそれはそれで面白いのか?
スピンオフ漫画として完璧ですね(笑) 楽しみながら読んで、1冊が本当にあっという間に終わってしまいました。
余談ですが…!
今回、なぜに記事にしようかと思い立ったのか…私が特別に利根川先生が好きだからというだけではありません。
中間管理録トネガワこちらで第一話の試し読みをした時に、『ざわざわ…』してしまいました。
トネガワが黒服の名前を憶えていきたいのに、ヤヤコシイ名前で困るという場面。
『左衛門三郎二郎(さえもんさぶろうじろう)』さん。その名前を聞いて、会議室の一堂がざわざわしてます。
じつはですね、私の祖父も(漢字は違うのですが)『さぶろうじろう』という名前で珍しがられているのです。(左衛門さんは『左衛門三郎+二郎』だそうですが)
こんな場面で、ウチの爺ちゃんの名前がギャグにされるとは!
誰かウチの親族に言いたい~!!😭
福本先生描き下ろし…!
オビにも書かれていますが、最後に福本先生描き下ろしが収録されています。
『いや~っていったって、どうせ3ページくらいでしょ?』と思いきや、なんとガッツリ15ページもあるのですよ!なんという僥倖…!
しかも本編の『トネガワ』よりも、福本先生のほうがギャグ慣れしているというか、イキイキと描いていらっしゃるんですよ(笑)←ソコ笑うトコロだと思います。
思いがけず久々の利根川先生を拝めて、幸せです😄…2巻も描き下ろし期待しちゃダメですか
終わり…!
購入時に書店でいただいたカバーです。シュールだな~と思いつつもかけたのですが…『中間管理録トネガワ』の表紙はかなり毒々しい(笑)のですが、このカバーをかけてちょうど良いと思います。
内容を読んで頂けると、こういうさわやかな表紙がマッチするのが分かりますよ(笑)
未読な方は、ぜひどうぞ⭐️癒されます😁
2016/04/06に発売されました2巻の感想はこちら…【ネタバレ的感想】中間管理録トネガワ第2巻【今回も品切の予感…ッ】