アニメ『ベイブレードX』33話『人差し指の約束(冥殿メイコ回)』の感想を、超珍しく次男が書けとメチャ推してくるので書きます。
💡今回・考察したことで、31話カドバーVSマルチ戦の意味が判明したので、そちらも最後に記します!
もくじ
カドバーと冥殿はチームメイトだった
(※32話ラストで、観客席に謎の女性が居た)
シャッフルバトルフェス真っ只中。
イチゴパン VS 授業参観の3戦目、チョー・パン VS 冥殿メイコ。
今回の解説役を担当しているマルチちゃんによると、
マルチ:『(冥殿選手は)過去にはXタワー運営のB4所属プロブレーダーである、カドバーと共に戦っていました』
➡ カドバー、過去を隠しているワケではないのですね。
ゼロゴー『(実力者だった冥殿は)突如、引退!チームは解散!彼女にいったい何があったんだろうな…!?』
ゼロゴーの言葉に、観客席の謎の女性は唇をかむ。
バード『冥殿さんとカドバーって、チームメイトだったのか😳!?』
カルロ『知らなかったのか?少年🙂』
知らなかったのはバード君と私達視聴者だけだったようですね。
会場内を見回す冥殿さん。
誰かを探しているようだ。
今回の対戦相手、チョー・パンと対峙する冥殿さん。
冥殿:「全力で打つのは一度だけ」
「一度だけ、でございます」
人差し指をかかげて宣言する冥殿さん。
挑発された、とひるむパン。観客も盛り上がる。
エクス:「い~雰囲気だな、冥殿さん✨」
タイショー:「まさか…冥殿…」
冥殿さんの気迫に押されたのか?、
観客席の謎の女性はたまらず帰ろうとする…と、
カドバー:「見ていかないのか?」
「最後まで見ていけ、なに・時間はかからない」
「なぁ、アイ」
『アイ』と呼ばれたこの女性は?
冥殿:(たった一度のシュート…このために、再びステージに立った)
カウントダウンで、冥殿さんはシュートを打つ。回想シーンへ。
チーム『バイセンズ』
角番太郎|熱気アイ(リーダー)|冥殿メイコ
チーム『バイセンズ』は、
必ず頂上へ登りつめると目されたスーパーチームだった。
実力はもちろん、何より勢いにのっていた(タイショーいわく)
中心人物は、リーダーの熱気アイ。
どんな強敵にも闘志を向け、立ち向かっていく。
冥殿と角番太郎が、アイを確かな実力で支えていく。
チーム 『バイセンズ』
スポンサーは『オタカラコーヒー』
ちなみに熱気アイは赤いレオンクローを使用している。なので、チーム紋章でのアイは赤いライオンなのですね😀
(💡回想シーン)
アイいわく、冥殿が『最近、調子が悪い』。
冥殿のシュート姿を見るカドバーも、不審な顔をしている。
※回想シーンではベイの勝負は『アイのほうが上』だったが、この当時すでに冥殿さんは右手を痛めていた為、アイとの正確な実力差は不明である。
💡現代パートにもどり
冥殿さんの力強いシュートに、キングは感動する。キングには分からなかったが、エクス君は冥殿さんの右手の負傷が分かっている様子。不安そうに見守るタイショー。
カルロいわく(冥殿は)世間にはケガが原因で引退したと知られているが、
『引退の直接的な原因は、他にあったらしい』
タイショーいわく、極限までの鍛錬…頂上を目指し、続く激闘の末、冥殿は深刻なケガを負っていた。
でも、彼女はそれを2人に隠していた。
発覚した時にはプロとして取り返しのつかない状態になっていたらしい。
冥殿さんのケガ、バイセンズ解散
(💡回想シーン)
一人、シュート練習をする冥殿さん。右手の激痛に耐える彼女に、角が声をかける。
角:「やっぱりな、オレが何も知らないと思っていたのか?」
番太郎はこの時、初めて冥殿さんのケガを確信したようだ。冷たく立ち去ろうとする角へ、
冥:「アイにだけは言わないで!」
…とすがりつく冥殿さん。ところが角は、
角:「ダメだ。これ以上悪化するのは見過ごせない」
「俺とチームになった運命を呪ってくれ」
冥:「待って!」
角:「もとには戻らないんだろう?お前の腕は」
何も言い返せず、1人へたりこむ冥殿さんだった。
(💡現代パート、観客席のカド&アイ)
アイ:「どうして…メイコは、私に何も言ってくれなかったの…」
カド:「知ってるだろ?不器用なヤツだ」
「チームメイトの頂上にたどり着くって夢を壊したくなかった、それだけだ」
アイ:「私が…バカみたいに突っ走ったから…」
カド:「お前も不器用だな」
カ:「そういうお前だから、オレたちは支えたかったんだ」
カ:「そして、そういうお前だからここに来た」
カ:「見届けろ、メイコの戦うさまを」
(💡回想シーン)
タイトルマッチの直前で、角がアイにチームの解散を一方的に告げた。
角:「メイコの腕が壊れている。長年の無理がたたったんだ」
申し訳なさそうに、ずっと目を伏せている冥殿さん。
アイ:「そんなの私は聞いてないぞ…治るんだろ?どれくらい休めばいい?」
アイ:「メイコが治るまで、私と番太郎で…」
角:「治らない」
「プロとしての冥殿メイコは終わったんだ」
衝撃に、へたりこむアイ。
アイ:「解散しなくても…どうにか3人で…」
首を振る、角。
角:「オレは引退する」
これには、さすがに冥殿さんもハッして角を見る。
角:「オレたちなら、史上最強になれた…バイセンズじゃなければ意味がないんだよ」
➡31話でマルチちゃんに「1人チームのほうが輝いてたよ」と言っていたアレは伏線だった(後述)
角:「だが、プロは辞めないぜ。B4にでも入ってやっていくさ」
アイ:「番太郎…考え直して…」
角:「オレのことはカドバーと呼んでくれ、ハッハー✨」
ビックリする(呆れてる)冥殿さん。
アイ:「私のせいってことかよ…」
アイ:「全部、私が悪かったんだな」
握りこぶしを震わせるアイ。
そのまま喫茶店から走り出て、行ってしまった。
📺街頭TVで放映。
この当時からイチゴーちゃんが司会をしていた
角番太郎は電撃引退
熱気アイは行方不明
イチゴー「いったいチームに何があったんでしょうか!?」
後日、熱気アイは引退を表明したそうだ。
バード君の絶叫
(💡現代パート)
程なくして、冥殿さんも引退した(タイショー談)
カルロいわく「今も、まともにシュートできる体じゃないだろうに」
カル:「何が彼女をあそこまでさせるのかねぇ…」
すべての話を聞き終わったバード君は、思わず冥殿さんのもとに駆け寄り、
バード:「メイデンさん!やれ!」
「やるべきことがあるなら、やりきれ!」
「冥殿メイコ!」
バード君の絶叫に、ハッとする冥殿さん。
観客席から、タイショーとエクス君も黙って見守るなか…
死力を尽くした必殺技『アビス・ファング』で、冥殿さんはライノホーンにバーストフィニッシュで勝った。
右手を確認し、観客席を見上げる冥殿さん。
喜ぶバード君とカルロ。
今回の解説役のマルチちゃんは、思わず作ったガッツポーズをおさえる。
冥殿さんに負けて悲しむパンに、イチゴーちゃんとバーンが励ましに来る。
ゼロゴー:「ナイスファイトでしたよ!勝者インタビューだ!」
ゼ:「こんなワンダフルなシュートができるなら、現役に復帰しても…お…?」
手を上げ、ゼロゴーを制止する冥殿さん。
長い沈黙のあと、
「悪いのは、全部わたし」
「私は私で、元気にやってる。何も気に病まないで」
「私たちは、まだ終わってない」
シャークエッジを持った手を掲げ、人差し指をたてる。
冥:「見ていて、約束は必ず果たす…でございます」そう言い切って、観客に頭を下げる冥殿さん。
観客席のアイの頬に、いく筋も涙が伝っていく。
アイ:「ごめん…ごめんね…メイコ…」
※おそらくタイショーは、アイとの詳細を知っているようで、号泣している。
ゼロゴー:「何のことを言っているか分からなかったが・Thank-you 冥殿!…ところで、復帰の予定は…?」
その瞬間、遥か遠くの観客席にアイが見え、動揺する冥殿さん。
取り乱し、スタジアムから出て行く。
アイをさがして、必死に走る冥殿さん。
冥殿さんの脳裏に、バイセンズ結成時のエピソードが浮かんでいた。
(💡回想シーン)
アイ:「本日をもって、チームバイセンズ結成!」
うなずく、角と冥殿さん。
『約束だ』と、自分のベイ(赤いレオンクロー)を持ち、人差し指を立てるアイ。
「?」となる2人。
アイ:「ほら、2人ともやるんだよ!」
強引なアイに、う~ん…な角。微笑む冥殿。
3人は人差し指をあわせて、
アイ:「絶対に頂上にのぼりつめる」
「もし3人が離れ離れになっても、誰かは絶対に頂上に行こう!」
冥殿:「1人でも?」
アイ:「メイコは私、私はメイコだよ」
「おいおい、オレを忘れてないか?」と苦笑いな角だった。
※この3人において、カドバーは完全に空気なのだった
それぞれの道へ
(💡現代パート)
スタジアム観客席、アイとカドバー。
アイの傍らから、赤ちゃんの泣き声がする。
「ごめんごめん、もう終わったから」
ベビーカーに可愛い赤ちゃんが居る。
ベイを見せると、赤ちゃんはご機嫌に笑う。
優しいまなざしのアイ。
アイ:「この子もね、ベイが好きなの。ベイを見せたらすぐに泣き止む」
カド:「名前は?」
アイ:「私が世界でいちばん大好きで、いちばん尊敬しているブレーダーの名前」
カド:「おいおい、またオレを忘れてないか?」
昔のように、ニカッと笑うアイだった。
大勢の観客たちが会場出口を目指し、帰りの行列をつくっている。
その中に、ベビーカーを押すアイが居た。
観客の中を1人逆走して、アイをさがす冥殿さん。
アイとすれ違うが、お互いに気付くことは無かった。
ようやく『アイを見かけた観客席』までたどり着いた冥殿さん。誰もいない。
息をきらして、切なく立ち尽くしていると…
「目的は、ちゃんと果たせたな」
カドバーが待っていたようだ。
カ:「アイに会った。全部、ちゃんと見ていったぞ」
悲しそうな表情をするメイデン。
カ:「知ってるか?アイツ子供ができたんだぞ」冥殿さんはビックリする(そりゃそうだ~!)
「女の子だ、名前は…」
カドバーの続きの言葉を聞いた、冥殿さんの表情は…?
そしてカドバーに背を向け、肩を震わせる冥殿さん。
「本当に、いつまでも不器用なヤツらだな」
💡会場の外。
夕日に照らされるXタワーを仰ぎ見るアイ。
眠っている赤ちゃんに、優しく声をかける。
「帰ろう、メイコ」
バイセンズの夢は、バード君へ
チーム授業参観の『控室』に駆け込むバード君。
冥殿さんは、泣きはらした目をしていた。
意味が分からず「あ…」とバード君がひるむと、冥殿さんはいつもの表情に戻っていた。
カルロも続けて入ってきて「いやぁ、お疲れだったな・冥殿」
バード:「冥殿さん、オレ…冥殿さんのこと何も知らなくて」
「もしかしたら、冥殿さんが気にするようなこと…」
冥:「バード様のおかげなのです」
バ:「え?」
冥:「どんな困難にぶつかっても諦めないバード様が、わたくしを突き動かしてくださいました」
「エクス様、マルチ様、バード様は、わたくしにとってまぶしい」
「わたくしのことなど、何も知らなくて良いのです」
「これからも、未来を…頂上を見てください」
バード君の頭に手を乗せる冥殿さん。
「…そして、チームメイトを大切に😊」
かがんで、バード君と目をあわせて優しく微笑む。
冥:「バード様。わたくしをXタワーの頂上へ連れて行ってくれますか?」
バード君は(良く分からないけど)「分かった」と笑い、冥殿さんの手を両手で取り、
バード:「約束だ😀」
力強いバード君の言葉に、嬉しそうに微笑む冥殿さんだった。
帰宅途中のアイ、電車内で子供をあやしている。
冥殿:(約束ですね…)※アイを想いながら
おまけ※ちなみに今後の展開
イチゴー「シャッフルバトルフェス、これにて終了!」
来週は『バトル既存チームのチーム投票1位』と『個人投票上位3名』がバトルすることになる。
💡チーム投票
3位 ユグドラシル
2位 天下布武(ええっ誰😅!?)
1位 ペルソナ
💡個人投票
3位チーム パックンチャンネル=パックン
2位チーム クリタシア=珠羅レックス
1位 万獣クイン(33話では非公開)
次回、チームペルソナがオールスターバトルで対決!
(ここで勝ち上がると、ようやくペンドラゴンと勝負できる)
かっこんの33話感想
・冥殿さんが「過去の話をしたくない」という理由が、今回よく分かりましたね‥罪悪感があるから話したくなかったんだね。
・みんな誰しも、『あの時ああしておけばよかった‥でも‥』と、何かしらトラウマ(闇歴史というのかなぁ…)を抱えて生きていると思います。
バード君のまっすぐな生き方を目の前にして、冥殿さんは一歩を踏み出すことができたのですね。
・冥殿さんがメイド服なのは、お宝コーヒーでウェイトレスをしていた名残なのかな?
💡「メイコは私、私はメイコだよ」
アイは、冥殿さんを信頼していたのですよ。だったら、冥殿さんはもっとチームメイトを信頼して、ケガのことを早く打ち明けるべきだったのか…?と悔やまれますが、
でも、隠したかった冥殿さんの気持ちもワカります。私も同じような性格なので😅アイを支えなきゃ、と勝手にプレッシャーに感じちゃうと思う。(かっこん、抱え込むなと言われちゃうのだ😢)
・角番太郎が当時、もっと上手く立ち回れば、こんなことにならなかったのに…!カルロさんだったら、うまく収めていたと思いませんか?(角には1人チームでやっていく方向で、少しでもアイを説得してほしかった)
・カルロさん、優しいですよね(バード君への態度で既に分かりきったことですが🙂)今回ずっと、冥殿さんに『ケガの件』『なぜ出場したのか?』と余計な詮索をしなくて、最後に優しく「お疲れ」の一言だけ!
何かあったら言ってくれてかまわない、のスタンスが大人の男ですよ😊それに比べてカドバーの冷たさよ。(でもそこの対比、リアルな感じで良いかも。みんなが皆んな、優しいワケじゃないというのが)カルロさん、今後もちょいちょい出てきてください‼️(原作にも来て欲しい〜)
・今回、あまりエクスくんが出なかったのが良いよね!バード君の絶叫にグッときました(バード君がからむと、かっこん涙腺ヤバイ…)
カドバーは後悔していた?
さて、今回さんざんにカドバーをけなしたかっこんですが。
カドバーにも、思うところがあったようなのです。
それは31話カドバーVSマルチ戦。
カドバーは2つのことをしました。
❶マルチの右手のケガを応急処置して、警告した
❷1人チームに戻れ、とやたら推してきた
❶は分かりますよね。
バイセンズ時代…冥殿さんのケガの兆候を知っておきながら、カドバーは何もしなかった。その結果が最悪のところまでいってしまった。
だから『もう見過ごせない』と、マルチちゃんにお節介したワケですね。
なぜカドバーは、マルチちゃんに1人チームに戻れとしつこく推してきたのか?
そんな、プライベートに押し入ることを言うような人じゃないだろうに。
31話を試聴して以来、ずっと謎だったのですが…
冥殿さんが引退したとしても、熱気アイは1人チームで活躍することもできたのに、そうしなかった、できなかった。
アイが、チーム(冥殿+番太郎)に依存しすぎていたからと思われます。
なので、せっかくアイには確かな実力があったのに『1人でできないから引退』してしまったことに、カドバーはチームメイトとして後ろめたさがあったのではないでしょうか?(カドバー自身、ちゃっかり1人で継続する選択肢をとったしね)
だから、チームで活躍するマルチちゃんにアイを重ねてしまって『1人になれ』と、ちょっかいを出したと。
いちばん不器用なのはお前だろ、カドバー!と皆さん言ってください!バイセンズ、みんなそれぞれ若気の至りだったんだね。
…ということで、今回は以上です!
制作スタッフ様、アニメベイブレードX、今後も楽しみに楽しませていただきます😊