「知らない男が寝てる」
…と深夜に帰宅した家族から言われたら、皆さんどうしますか?
通報から全員撤収までのようすをお伝えします。読者の方の今後の人生で、何かしらの参考になるかもしれません。
もくじ
『知らない男が寝てる』
かっこん、夏バテでここ3週間へばっておりました。(更新も停止しており、超久々の更新が今回となりました😅)
先週の火曜夜のこと。
主人は残業で不在。
⏰21:30
次男を寝かしつける。
かっこん、ダルいので横になりながら長男(中2)とYouTubeを視聴。
⏰22:00
長男より先に寝るのは気が引けましたが、ダルさの限界がきたので、長男より先に寝室へ行くことに。
「必ず、リビングの窓を閉めてから寝てね」と言いつけて2階の寝室へ上がりました。
⏰22:35
長男が2階の子供部屋へ。
かっこんはそのまま寝室でボーッとしていると、主人から帰るコールあり。
⏰22:50あたり。
主人が帰宅したようで、駐車場に車の音が。
ところがです。
主人はいつも深夜だろうと『ドタバタとうるさく帰宅』するのですが、珍しく物音がしません。
「あれ…?」と違和感をもっていると、寝室のドアが静かに開きました。
そこには主人が立っていましたが、その異様な雰囲気にゾッとしました。
そして、とんでもない言葉を口にしたのです。
知らない男が寝てる😥
このときの光景、あまりにもショックで一生・忘れないと思います
長男が窓を開けっぱなしにしたから!?
その言葉に、私がとっさに思い浮かんだのは…
長男が窓を閉めていなかった?
そのせいで、不審者が入ってきちゃったか!?
ぞぞぞ~~~っと悪寒が走りました。
例えるなら、毒蛇🐍がリビングに侵入してきてしまったようなおぞましさ…
どうすんの😖!?と大パニックになりつつも、よくよく主人から話を聞くと、
かっこん家の『外壁ちかくの駐車場(アスファルト敷地)』で、転がって寝ている男がいるとのこと。
高イビキで泥酔していると。
👆皆さんもそう思いません?
駐車場ならまだマシ😭…と思いつつも、
いても立っても居られず、
ひとまず一階のリビングに行ってみると、
こんなことが起きているというのに、
長男はリビングの『掃き出し窓』2つを開けたまま就寝しておりました。それが今回・ムチャ腹が立ちましたよ(酔っ払い男よりも)
ちなみに、酔っ払い男が寝ていたのは『建物の駐車場側』👇図を参照ください

かっこんと子供達がずっと居た『リビング』は駐車場と正反対にあり(リビングの窓を開けていたとはいえ)、男性の気配に気づけませんでした。
そして、かっこんが先ほどまで居た『2F寝室』は、駐車場側。…泥酔男はかっこんの枕元、真下で寝ていました…知らないって怖いねッ😂!
110番通報をする
…ということで、110番です。
ワンコールで応答(さすが早い)
『警察です、事件ですか?火事ですか?』
主人はしどろもどろに『事件…といいますか、酔っぱらった人が自宅の敷地内で寝てまして…』
警察から「どんな男か?」と質問されたようですが、主人は「顔をよく見れていない」と。怖くて見れないよねぇ😅
通報しながら、主人は無意識に男性のいる方向へ近づきたがります。男性を確認しながら通報したかったのか?
かっこんとしては、男性が起きてしまうことを避けたかった(※)ため、主人を引っぱって、男性から遠避けるのに必死でした。
※なぜ起きて欲しくなかったか?警察により男性の身元が判明して、キッチリとオチがついてほしいため。無かったことにしてほしくない😑
『通報の内容』は、かっこん宅の情報まで及びました。こちらの住所を聞かれるのはワカるのですが、主人の勤め先まで『差し支えなければ』と質問される始末。なんでやねん!!! 「このあとついでにあなたの指紋も取られるんじゃないの😑?」
なかなか来ないパトカー
通報を終えて…お巡りさんが来る前に、かっこんもどうなってるのか?現状を確認しておきたい。
恐る恐る玄関ドアを開けて、
男性が寝ている場所を覗き込むと…
確かに、男性が靴底をこちらに向けて寝ています。
定期的に深いイビキが聞こえる。
じつは、その可能性ゼロにあらず…
はるか以前に、かっこんの弟が会社の飲み会でドロドロに泥酔して、上司から迎えに来てほしいとお願いされたことがあったのです。普段、飲まないマジメな弟だからこそ『気を遣って深酒するとタチが悪い』と痛感する出来事がありました。
しかし。
それでも泥酔男に近づき、顔を確認しに行く勇気がない。言い訳❶
時間は23時をまわっており、弟夫婦は就寝している時間。弟に確認する勇気もない。言い訳❷
夫婦で玄関ドア前にて警察の到着を待ちます。
展開が予想できず、緊張で吐き気がします。
すると、先ほどまで定期的に聞こえていたいびきが聞こえなくなりました。
起きたのか😖?
主人が恐る恐るのぞいてみると、
男性は起き上がり、花壇を背にして腰かけているとのこと。
起きたのか…😥
いや・しかし、起きたとしても。
男性が寝ていた場所は『かっこん家の敷地のかなり奥』で、泥酔している人間が、冷静にルートを復帰していけるとは思えないのです。

どんな展開になるんだろう?
緊張で吐き気がします。
パトカーが到着
通報から7分後。
それはそれは長く感じました。
パトカー1台が、そ~っとやってきました。
車道に向かって主人がライトをチカチカさせて、パトカーを誘導。
こういう時、誰かがパトカーを誘導しに行った方が良いよ!(敷地に入る手前でパトカーが戸惑っていたので)
静かに敷地に入るパトカー。
グッタリしている男性を見て、すぐ状況を察したようで…パトカーから3人の警官が駆け足で登場しました。
大きな声で男性に話しかけます。
警官 :『ここはよそのお宅ですよ~!起きてくださ~い!』
その圧にビックリしたのか(かっこんもビックリした)、座り込んでいた男性は反射的に逃げようとしました(あの姿、気の毒ではあった…本能的に逃げなきゃと思ったのだろうな…)
その直後にパトカー2台目が到着。
って2台目来るの😅
警官、合計6人。
ウチの庭にお巡りさんが6人もォ!?😭←通報したからだろ
朦朧とする男性に『今どういう状況か?』、滑舌よくゆっくりと伝える警察官。
男性は『頭ごなしに怒られるワケではない』と分かったようで、大人しく従う様子です。
それでも『暴れることを前提』で、
警官4人ほどで警戒しつつ男性を取り囲んでいます。
あまりのものものしさに、たかだか酔っ払い1人でも大事なんだなと驚きましたよ。
なぜ警戒しているのか?単なる酔っぱらいではなく『薬物でオーバードーズしている可能性もある』わけですね。この状況を見て、はじめて気づかされました。やはり、こういう事例は警官にお願いすべきですね…(一般市民、無力)
トイレどうする問題
警官と男性でいくつかやりとりがあり…
警官 :「おしっこしたい?」
(ああ~なんかワカるよ😅…となぜか同情のかっこん)
警官が “どうしよ…” と反射的にかっこん夫婦に顔を向けます。
主人と顔を見合わせ、
主人:「トイレ、貸す😥?」
かっこん :「(しゃーなし)中へどうぞ…?」
主人 :「 ええっ!? 」(アンタからゆうたんやろがぃ)
警官:「いえ、(男性の) 服が汚れていますし、お宅にあがるのは…外の畑でも良いですか?」
かっこん :「(それが妥当か…) じゃあ、それでお願いします」(明日の天気予報、雨だし…)
主人 :「 ええっ!? 」(←答えが無い)
※警官は、男性を家の中に入れるのを止めたがっているようでした。警察も付き添う必要がありますしね、かっこんがこの当時・咄嗟に思ったのはこの人、トイレまでの間に漏らしそうだなって😅
警官 :「ここでイイですか?」
かっこん :「もっと奥でお願いします😅」
…なんていうやり取りがあり、いやぁ・人生何かあるかホント分かんないな😅…と主人と苦笑いです。
コレ、絶対にイヤ😡!!!という女性、いらっしゃると思うのですが、そういう時はどうするのだろう?超法規的に路上なのかなぁ…
酔っぱらいの情報は秘密!?+謝罪タイム
ドタバタしている間、警官の1人が私たち夫婦と雑談してくださる雰囲気だったので、気になっていることを質問してみることに。
かっこん :「『彼のだいたいの住所』って、あとで教えていただけることはできますか?」
警官 :「いえ…それは個人情報なので、警察から教えることはできません」
ええー!どこの誰なのか、全く分からないで終了するのはイヤだな😂とガッカリ(?)していると、
警官 :「でも、“質問を差し向ける”ことは可能です。あとで聞いてみますか?」
なるほど…?
そこがグレーゾーンなのですね。アドバイス感謝。
男性は無事に用を足し終え(よかったね)、再度、警官が取り囲みます。
警官の一人が「ご迷惑をおかけしたお宅の方に、最後にお詫びをしようか」と男性に声をかけました。
急にこちらに話を向けられて「いやいや、そんな…😅」とマゴマゴする主人とかっこん。
【💡なぜ謝罪の場を設けたのか?】
『男性とかっこん家の今回の縁』を、この場で終わりにするためですね。
・向こうにこちらの身元を明かさない
その代わり、
・こちらも彼のことは分からないと
ネットで調べたところ、
泥酔とみなされた場合は『過失がない』ため、調書をとらないそうですね。
男性は清潔感のあるサラリーマンでした(普段はマジメなんだろうなぁ)。ちなみに男性は、確かに『かっこんの弟』にザックリと雰囲気が似ていて、かっこんの主人が当初・困惑していたのが理解できて、夫婦で笑ってしまいました😅
男性はうながされるまま、呂律がまわらず・素直に謝罪してくださいました。➡ 彼にとってこれは夢の中の出来事だろうと思いました😅
このタイミングで「住んでいるところを聞いてみたら?」と、先ほどの警官がかっこんに提案をしてくださいました。
かっこん :「この辺りにお住まいですか?」
男性 :「???」
警官 :「この辺りって言っても(泥酔してんだから)分かんないよ、具体的な地名を出さないと」
なんじゃい・その的確なアドバイスは(ムッとしてしまった)
かっこんが付近のランドマーク施設を告げると、彼は『自分の住所を聞かれている』と認識したようで、数字3ケタをつぶやきました。
男性のその後のゆくえ
警官にうながされて、連行される男性。
かっこん夫婦 :「気をつけてくださいねー」
“もう来ないでね〜” と男性を見送るかっこん夫婦。
警察官が6人がかりで彼を取り囲み、ゾロゾロと彼と共に道路へ出て行きます(パトカー2台をかっこん宅に残して)
歩きながら、彼の家を探す作戦か😅?
そう都合よく見つかるか?と思いきや、
はすむかいのアパートに入っていきました めちゃご近所さんなんかい
しばらくして、警察官が2人がすごい速さで駆け戻ってきました。
『彼の部屋の🔑鍵がない』とのこと。
彼が先ほどまで寝ていた場所にアパートのカギが落ちていて、主人が見つけて手渡し。
泥酔男は、自宅のカギを取り出して、かっこん宅の玄関ドアを開けようとしたと思われる。➡ 我が家の玄関ドアには鍵穴がないので、諦めてソコで寝たようだ(←この流れおもしろすぎるだろ!諦めてソコで寝るな😂!!)
彼を送り届けて…10分程のうちに
アパートから警官5人がパトカーに戻ってきて、しばらくして最後の1人が戻り…
パトカー2台が撤収していきました。
(かかった時間からして、事情徴収など何もしていないようですね、かっこん家も調書なしとのことでした)
すべての騒動が1時間ちょうどで終了しました。
主人、これからようやく夕食です。
(彼は今ごろ熟睡してるんだろうなぁ~)
かっこん、1時間前まではダル眠かったのですが、眠気が吹き飛んでムカムカと吐き気がしています(怖かったですもん😂)
その半面で『彼が気の毒』とも思えてしまい、ポロッと主人に言うと「なんで?全然かわいそうじゃないよ😑(オレのほうがかわいそうだよ)」
『絶対に誰もいない・深夜の自宅駐車場』に、人が寝転がっていたワケで…轢かなくてヨカッタね、と。笑い事ではないのですよね。
今回の経験から学んだこと
さて。今回の事件で学んだことを皆様に共有いたします、ぜひ活かしてください!
・薬物で昏睡している場合を考えて、泥酔者に話しかけないでください。暴れる可能性があります。イマドキは外国人の可能性もあり、行動が予測できません。
・同様の理由で、立ち去ろうとしても引き留めるのは危ないです。
・男性が立ち去ってしまった場合のことを考えて、可能ならば顔写真や荷物などを撮影しておくべき。警察が原着した際に、見せるものが無いと気まずい(これは主人がかなり気にしていた)
・『泥酔者の器物損壊の可能性』を考えて、翌日までに通行ルートを懐中電灯であちこち見て回るべき。とくに自家用車にキズが無いか? あとから警察へ訴えるのは面倒です。調書をとらないので、すぐに訴え出ないと警察も面倒かと思います。
・泥酔者は、謝罪に来ていません(笑) ドコで何をしたのか?は夢の中のようです。ですので、何か言っておきたいことがあったら当日の『謝罪の場』でハッキリ伝えたほうが精神衛生上、良いですよ。
…ということで、今回は以上です。
こんなことホントにあるのですね😅