今回は『怪談好きなら知っておかなければならない』エピソードを記録しておきます。
謎の木像にさわると、災難が起きる
発端は2022年6月15日『発見』
話は、2022年6月30日の北陸新聞のニュース記事から始まります。
誰が?どこから?何のため? 羽咋・柴垣の長手島に謎の木像「第2のご神体かも」|北陸新聞
こちらによると、場所は石川県羽咋市柴垣海岸の『長手島』👇
6月15日。こちらの遊歩道に、古びた木像が放置されているのが発見されました(発見者は県漁協柴垣支所の運営委員長)。
木像は縦40cm、横20cmほどの大きさ。
平らな板の上に置かれていたとのこと。

一見すると恵比寿像のような雰囲気なのですが、それにしてはどこか違和感がある。
この像はどこから来たのか?
『釣り人が海岸に流れ着いた木像を発見し、ココに置いたのでは?』と地元住民は推測していらっしゃるようです(※この件については後述)
柴垣地区ではこの木像の処遇をめぐり意見が割れたようですが、
そうこうするうちに、
続報のニュース記事が登場します。
2022年9月14日…木像は『祟り神』?
触らぬ木像にたたりなし 不運続いて「不気味」発見時の状態で見守る|北陸新聞
👆タイトルで急にオカルト要素が出てきましたね
災難❶ 柴垣周辺で『しけ』が続き、名物の岩ガキが不漁になった
➡局所的な『しけ』だったのだろうか?
災難❷ 木像に触れた漁師2人ともに大けがを負った
➡木像に触れた方々の中で何人中の確率だったのだろう?
01)7/20に海岸でバイク運転中に転倒、右肩と鎖骨を負傷
02)8/2に階段(場所不明)で転んで頭を4針縫うけが
確かに地元住民の方々が不安に思われるのも分かります。
謎の木像はどうなるのか?
8月30日に支所役員の面々で会合を開き、木像の処遇について協議をしました。
じつは木像が発見された『長手島』はもともと、漁師が海中で拾ったと伝わっている『七面大明神』『八大龍王』を祀るお堂があります。


…ということで、
この木像も同様に『お祀りしてはどうか?』という意見も出たそうですが『気持ち悪いから』と拒絶する漁師さんもいらっしゃったそうです。
さらに、拒絶する理由として
女性部員の『お堂清掃の負担が増える』とのこと。
支所➡ 柴垣町会に対応を一任(どうするのか決めて、と)。
柴垣町会で翌9月に会合を開いた結果『町会だけで木像を管理するのは難しい』ということで、
木像はひとまず放置する、
ということになりました。
今回の奇譚について
今回の木像をめぐる奇譚について。
かっこんが一番、感銘(?)を受けたのが

神秘的だ…✨とか言っていた自分が恥ずかしい。見せつけられました、現実😂
すでにいろんな方が木像について考察されていらっしゃっていて、中国の像に似ている…という意見が興味深かった。右足を一歩引いているデザイン、たしかに。
👆現地で撮影された方もいらっしゃる
今回の件は『オカルト・怪談』というよりも、
民間伝承の誕生の瞬間を見たような思いですよね。
オカルト好きの感想としては『祟り神』としてお祀りすれば、
スゴい力を発揮してくれそうですが…
『この木像をココに置いた』という話を聞いた方、探していらっしゃるようなので連絡してみてください。
今回は以上です。