【嗅覚喪失】80歳のSさんお話つづき

      2016/08/03

『高齢者の『鼻が利かない』は痴呆の兆候?』の続きです。

母から、久しぶりにSさんのお話を聞けたので追記いたします。
(結構、前回の記事を検索で見てくださっている方がいらっしゃるようで)

『納得して、涙が出た』…

嗅覚を完全に失ったSさん。
Sさんはあれから薬の処方を変えてもらったりして、通い続けたそうです。

通院から2か月。
先生からついに「これ以上のことは、しても意味が無いですね…」と言われたそうです。

ちなみに、この病院のO先生は総合病院の耳鼻科で長年務めていらっしゃった先生で、何年か前に開業されたそうです。
もう70歳近いような方ですが、エネルギッシュな方。

O耳鼻科病院はとても評判の病院で、いつも混んでいます。
受付事務には割烹着姿の奥様も立たれて、感じが良い。

80歳のSさんは『嗅覚を取り戻すために』希望を持って、病院までけっこうな距離を車で通い、すごく長い時間を待たされて診察を受けて、処方箋薬局に寄って。それを2ヶ月間、週1で続けたわけです。

Sさんはものすごく気丈なお婆様ですが…
「先生から『(高齢なのだから)もう嗅覚を諦めなさい』と言われて。もの凄くショックだったの」

「でも、O先生が誠実に診てくださっていたのは分かっていたから、納得できた」
そして、(もう、しょうがないんだ。)と涙が出たそうです。

「あの先生じゃなかったら、多分諦めきれずに他の病院をまわっていたと思うの。でも納得できたから、もういいのよ。」
とおっしゃられていたそうで…そう話すSさんは、とても穏やかだったそうです。

医療系のバラエティ番組で、よく『セカンドオピニオン』に診てもらわなければ怖いよ~と、半ば脅しのように面白おかしく放送していますが(バラエティ番組ですもんね)…、

年齢のせいで・病気のせいで、しょうがなく五感のどれかを喪失するときには…気持ちよく信じれる先生に、そのタイミングで巡り会えれば本当にラッキーですね。

『高齢者の『鼻が利かない』は痴呆の兆候?』こちらです

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