【画像あり軽レベル】赤ちゃんの手のアザを大病院で診てもらったよ【異所性蒙古斑】

2015-12-22

まず初めに…結果からお伝えを。

息子のアザはたいしたことがないレベルということで、今回・治療を諦めました。

おそらく、検索でコチラにいらっしゃる親御様は『アザの重度な色の濃さ』に深刻に悩んでいる方が多いかと思います。そういった方にはこちらの記事から得られるものは、何も無いかもしれません😥

こちらの記事は、

  1. 子供のアザの色が薄くても、私は気になる
  2. 誰かに相談して、オオゴトになることを考えると怖い
  3. まず、何から始めれば良いか分からない

…という方に向いた内容となっております。それでは、参ります。

きっかけ

下の子供の分娩時…いきみすぎてしまったようで、『羊水がにごった為云々…』という処置をしていただいた記憶があります。

それと関係しているのでしょうか?
産まれてきた赤ちゃんの両手の甲には、うっすらと薄墨をたらしたような色が広がっていました。とくに、左手の甲は、微妙に10円玉ほどの大きさでアザがありました。 では、実際のアザをご覧ください。
異所性蒙古斑…赤ちゃんの手のアザ 異所性蒙古斑…赤ちゃんの手のアザ
写真をご覧になられて、アザの色が薄いと思われますか?…それが、光の当たり方で、妙に濃く見えたり、薄く見えたり…と玉虫色なのです。

ただ、場所が『手の甲』なので目立ちます。その点が気になり続けておりました。

紹介状をいただく

4か月の集団検診。
ドクターから『何か心配なことはある?』と聞かれまして、思いきってアザの件を切り出しました。

すると内科のドクターだからか?、アザのことには詳しくは触れず、ささ~っと

じゃあ形成外科に紹介状を書くから、ドクターにアザを診せてね

そんな気軽にッ!!?

…わたくし初めて紹介状をいただいたのですが、こんなに簡単に出していただけるのですね。

息子のアザは『異所性蒙古斑(いしょせいもうこはん)』
通常はお尻や背中にある蒙古斑が、それ以外のところにできる名称のようです。

蒙古斑は生後1週から1ヶ月ころまでに、青いシミがお尻や背中の下部にみられるもの(中略)。(中略) 5,6歳までに自然に消失しさほど問題にはなりません。

ところがまれに通常の部位以外にも蒙古斑がみられることがあり、これを異所性蒙古斑といいます。

無料で済ませるなら、集団検診のドクターを狙う?
ちなみに‥集団検診で紹介状を書いていただくと、料金がかからないそうです。わざわざ小児科に出向くより、気軽かもしれません。

でも大病院に尻込みする

さて、それから。

紹介状をいただいたものの、それから生後6か月を過ぎ、息子の体調が急激に崩れまして。

母体からの免疫がこの時期に崩れるのだそうですね。
下痢が止まらなかったり、風邪をひいたりしてアザどころではありません。

これ…1歳までになんとか行ければいいな~…(T▽T;)と、赤ちゃんの手のアザを見ながら、ボンヤリと思っておりました。

その間にも、1回ばかり保健所から電話がかかってきました。内容は、

『保健所名義で紹介状を出した責任』があるので、その後に結果がどうなったのか教えて頂きたいのですが…病院には行かれましたか?
すみません…まだ行ってましぇん…

保健所としても、早く紹介状を使ってほしいようでしたよ。
でも焦るばかりで、行動する勇気がでない…。

ネットの世界ではどう言われてる?

赤ちゃんのアザに悩むママさんのお話を、ネットでたくさん拝見いたしました。 一同にみなさまがおっしゃっているのは『子供が1歳を迎えるまでにレーザー治療を済ませるのがベスト』

理由は『モノゴコロがついてきて、病院恐怖症になると困るから』ということだそうで。なるほどなぁ…。

というわけで『息子が1歳を迎えるまでに治療をさせたい!』と、漠然と決意いたしました。

かかりつけ医に相談もした

かかりつけの小児科の先生にも、7か月検診のついでに『手のアザ』を相談してみました。 先生はアザをチラ~っと確認。

コレばっかりはね、親御さんがどこまで気にするか?の世界だから。なんとも言えないんです。

『紹介状、書きます?』と、先生がササ~っとペンを走らせようとされたので、いや、既にありますと断りまして。…気軽だなぁ~紹介状

わたし次第か…。

とうとう決心する

ふんぎりがつかない日々を送っている中、とある日です。

息子2人を連れて、電車の通過が綺麗に見えるスーパーの駐車場へ、電車を見せに行きました。

そこはいつも、誰かしら電車好きな男児がワイワイとたむろして、電車の通過を待つような場所です。
その日も、見知らぬ5歳位の男児が、夕暮れ時に1人で電車を見ていました。

その男児はとても愛想の良い子で、気さくに私達親子に話しかけてきます。

‥とある瞬間に、私が抱っこしていた赤ちゃんの手元に、その子の視線がフト落ちました。

男児:『‥赤ちゃんの手、汚れてるね?』

そっか…と思いました。この子に悪意はないことはモチロン!、分かっております。

でも、子供の正直な感想を目の当たりにして、スパーン!と後頭部を軽いモノで振り抜かれたようなショックがありました。(こういう場面を恐れて、治療を前向きに検討されてらっしゃる親御様が多いと思いましたので、あえて載せました。このエピソードを隠してどうするのだろうか?と思うのです)

その子には『うん、赤ちゃんのお手て・ちょっと汚れちゃったんだ(^^)』と答えました。

そこでようやく決心しました。うん、やっぱり行こうか。と。

いざ、紹介された病院へ

キンチョーの中・朝5時半起きで、近所の総合病院に向けて7時前に出発。(事前予約はできないんだそうです)

主人にも付いてきてもらっちゃいました。感謝。

『初診受付』を無事に終えてから、いざ形成外科へ!そのお話は【知っていると安心】赤ちゃん連れで初診受付しました【ながれ】に詳しくあります。

 

形成外科の待合室で待っている間。

抱っこしている私の息子に、一生懸命におどけて・あやしてくださる女性がいらっしゃってとっても助かりました。
ご自身も何かしら大変でコチラにいらっしゃると思いますが…本当に頭が下がります。感謝です。私もそんなふうに齢を重ねていかねば。

待合いには赤ちゃんや3歳くらいの子も、たくさんいました。私が見ている限りで、泣いている子は誰も居なかったので、その日はレーザー系の処置の子供はいなかったのかな。

2時間後に名前が呼ばれました。
いよいよドクターと対面です。

ドクターと対面

ドクターは、大ベテランといった風情の年配の男性でした。

この時点で初めて、ドクターは息子のアザを見たわけですが…一目見て、

あ"ぁ~、この程度なら全ッ然・大丈夫。大きくなったら(成長したら)100パー治りますよ

なんですとッッ!!?
ココまでの道のりがなんだったのかと言うほど気楽な発言!(T▽T;)

でも100パーということはあるのかな?…と、主人と私で顔を見合わせました。

ドクターは、フリップ(TV番組で使うような厚紙ボード)を取出してくださいました。
そこには患者さんの写真と説明書きがあります。

治療っていうのはね、ココまでの色の濃い人がやるモノなの。

そこにあった写真は、イチゴのように膨れたアザ?が顔に付いている患者さん、青紫のアザが顔の広範囲に広がっている患者さん…など、たしかに息子のアザとはレベルが違いすぎます。

こんなカンジでここまで色が濃いと、日常生活に支障があるから治療をしましょうね‥ってことになるンですよ

先生は淡々とおっしゃいました。

その時、息子は『濃い紺色のズボン』をはいていたのですが、ドクターはズボンを見て、

そのズボンの色くらいの紺色の人なら、即治療ですよね

そのくらいの濃い色のアザに『2〜3回レーザーを打つ』と、現在の息子のアザの色になるのだそうです。

それでも治療します?とおっしゃるドクター。
私はオススメしませんけどね…というニュアンスが強い。

✅ 無理にオススメしない理由として、

  1. レーザーをうつことで軽度のヤケド状態になる
  2. そこにヤケドの塗り薬を塗る
  3. ガーゼ・包帯をして放置する

そのガーゼを、赤ちゃんは何も理解できないので取ってしまうのが面倒ですよ…とのことでした。

たいしたことのないアザなのに、そこまでします?…ココまで酷ければやったほうが良いですけどね。(フリップを指差しながら)

そこまでおっしゃられて、断念いたしました。
『分かりました、様子をみます』

主人が食い下がってくれました。小学生になってもアザが消えないようなら、治療しても良いか?

ドクターの答えは、Yesと。
本人の同意(希望)の元で、痛みにガマンしてレーザーを打てば良いと。

最後に質問させてください!息子のアザは、やるのならば何回の治療で治りそうですか?
ん〜…3〜4回ですね。1年間かけて。3ヶ月に1度レーザーを打ちますから。

それなら!と急に気が軽くなりました。
イザとなったらやれる、許容範囲です。

ドクターは最後に、デジカメでピピっと息子のアザの写真を撮影されてました。
心なしか、楽しそうに写真を撮ってらっしゃいました(笑)

その後‥

ホっとしたような、何とも言えない心もちで診察室を出まして…。
正確に言いますと、宿題を先延ばしにしたような気分です。

形成外科の受付で伝票を頂き、それを持って『総合会計』へ提出すると…
総合会計:『お会計はありませんよ?』

『処置なし』ということで無料にして頂いたようです。ドクター、お手数おかけしました。

息子のアザは、小学校入学をメドにまた考えたいと思います。

✨では、以下からは私の感想を。

コレって薄いアザ?でも、悩まないで!

ドクターがおっしゃるには『アザが薄くても、親御さんが気になるのならば治療はする』そうです。

ただ、アザの色がどう見ても薄い場合には、ドクターは『治療しない方向を勧める』確率が高いでしょう。

赤ちゃんにとって余計な負担ですし、あんまり薄いと『治療の効果が分かり辛い』からです。それではレーザーを打つ意味が無い。

ココまで言うと今度は違う心配が出てきませんか?

『こんな薄いレベルのアザで来たの?』って、ドクターに言われちゃわないかしら?

それはそれで良いじゃないですか。
治療を止められたら、その時にまた考えればよいだけのことですよ。

赤ちゃんのアザを見るたびにクヨクヨ悩むよりは、まずは勇気を出して、踏み出してみることも必要だと思います。
私もかなり悩んでおりましたが、結果としてスッキリいたしましたよ。
クヨクヨしましたよ、本当に。

先程も書いておりますが、まずはかかりつけの小児科医に相談してください。
そして形成外科などへの紹介状を書いていただいて‥その後は病院にお問合わせください。

頑張ってください

…という言葉で締めくくらせてください。
最後まで読んでくださっている方、お子様のアザに悩んでいらっしゃる方ですよね。

『アザの色が濃い・広範囲に広がっている』と、数年かけた治療になるのだそうですね。
なんにも悪くない子供が、他の子はやらなくてよい苦痛に耐えなければならないなんて、無情すぎる。

まずは親御さま、頑張ってください。
『何も知らない子供が、レーザーの痛みで泣くのは可哀そうじゃないか?』と思われるのなら(男親はそう思うとおもいます)、今回のドクターのおっしゃるように、本人の了承のもとで施術を受ければ良いのではないでしょうか。

今回の記事、数ある情報の一つとして受け取ってください。

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悩んでいらっしゃるのは、あなただけではありません❗️
勇気と元気を出してくださいね😊

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