【出産インフル体験記⑥】出産時にインフルエンザにかかるとどうなるのか~軟禁から娑婆へ編(終了)~

      2017/02/04

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3/21…出産予定日。
3/22…主人がインフルエンザに発病【詳細はその(1)】。
3/23…私、体調がじわじわ悪化しつつも静観。
3/24…私、インフルエンザ発病確定【詳細はその(2)】。
3/25…未明に症状のピークを迎える【詳細はその(3)】。
夕方には症状落ち着く。
17時に少量のおしるし確認、翌23時まで続く。
3/26…(発病3日目)23時から軽い前駆陣痛開始
3/27…(発病4日目)2:30に15分間隔以下の陣痛開始。
未明4時から正式に入院し陣痛室【詳細はその(4)】。
朝8時前に出産。
面会謝絶、軟禁を宣告される【詳細はその(5)】。

≫ 閉

実際に何が困ったのか?

具体的に私が困ったことは‥

🔴食事の時間。

食事の時間は厳密に決まっています。
45分間で食べきり、残り15分間のあいだにうつわを乗せたトレイを、扉を開けた通路にあるワゴンに置いて・返却。

赤ちゃんがスヤスヤ寝ていれば問題無いのですが、新生児はそう都合良く寝てくれないのですよね。

基本、食事は赤ちゃんのスキを見てガツガツガツッッとかっこんで頂いておりました。

泣き叫ぶのを放って置いたときもありました。
そういう時の食事は味がしないのですよ。

通常時のママさんは?=赤ちゃんをナースステーションに預けて優雅に食事が可能。

🔴シャワーの時間。

疲れると、カラダが冷えます。
シャワーでカラダを温めるのは気分転換・血行促進で食事と共に欠かせないことです。

都合の良い時間にシャワータイムをとれない…これも本当に困りました。

食事の時間など考えると、夕方にはシャワーを済ませたい。

シャワーを浴びるには、その間に赤ちゃんを主人にみてもらう必要がある。

でも18時にならないと主人は産院に到着できません。

そして『面会時間終了の20時』で、主人は産院から退出しなくてはなりません。

産院は主人の20時以降でも滞在して良い特例を認めてくださいませんでした。そこだけは唯一、未だに不満です。

夕食くらいは『主人に赤ちゃんをあやしてもらいつつ』ゆっくり頂きたいですし、食後にのんびりしたい。
そうすると2時間などあっという間なのです。

…いま思い出しましたが、わたし・病み上がりですしね!?😭

結局、寝ている赤ちゃんのスキを見てシャワーを浴びました。(ホントはやっちゃダメですが、誰も助けてくれないのですもの)

通常時のママさんは?=赤ちゃんをナースステーションに預けてシャワー可能。

🔴いちばん困ったのは睡眠時間の確保。

どんなに疲れ果てていても、新生児と一緒ですと眠ることができません。基本的に絶え間なく泣きます。

『新生児のお世話だもの、ママは寝なくて当然でしょ?』でしょうか…(T.T)

私はムリでした。
本来ならば、ナースステーションに2時間ほど預けて眠ることが可能だとは思います。

ですが、私には赤ちゃんをナースステーション預かりして頂くことが許されない。辛かったですよ。

話を時間の流れに戻しますね

3/27…(発病4日目…朝に出産)
この日の8時に出産したわけですが…この日の夜から、しつこく出る咳に痰がからみ、ツラい状態になりました。

3/28…(発病5日目…産後1日目)
昨日(出産当日)は緊張状態でカラダがピン!としていたのですが、翌日のこの日は、一転して脱力状態になりました。とにかく眠ダルい。

でも、ナースステーションで赤ちゃんを預けることを禁止されてしまったので、眠ることができない。

極限のヘロヘロ状態でどうしようもなくなり、仕事中の主人に携帯で泣きつきました。

産院の面会時間開始15時に間に合うように、主人に退社してもらいまして、短時間ですが眠ることができました。

あの日、そうしてもらわなかったらどうなっていたのだろう…と今でも思い返してゾッとします。

部屋を訪ねてきてくださった院長に『咳がしつこくてツライ』と話すと咳止めを処方してくださいました。飲んだらラクになりましたよ。

『母乳の出』ですが、もともと悪い方なのですが…病み上がりで体力がなく、ほっとんど出ませんでした。退院して落ち着いてからちょっと出だしたくらいです。(インフルエンザとはいえ、母乳は普通に飲ませて良いようでした。いま気付きましたが、何も注意がなかったな…)

コチラも今・思い出したので書いてしまいますが…食事のトレイは、『食べ終わった後にアルコールを吹きかけておいて』と指示されました。お料理を作ってくださっている板前さんが『大丈夫ですか?早く元気になってくださいね』とメッセージカードをつけてくださった時がありまして。胸がジ〜ンと熱くなりました

3/29…(発病6日目…産後2日目)
この日は、発病6日目。『完治』ということになります。

院長先生の指示で、一般病室のフロアへ移動することになりました(T▽T)❗️

でも喜んだのも束の間、『念のため、廊下に出てこないように。』相変わらずの軟禁状態です。

赤ちゃんもいつ発病するか分からないので、基本的にナースステーション預かりはできないと。

ううぅ、コレって以前の部屋と何か変化あったのか?(T_T)

この日は赤ちゃんの聴力検査。
沐浴。ママさんの貧血検査(血液採取)がありました。

3/30…(発病7日目…産後3日目)
赤ちゃんの体重・頭囲測定。
黄疸の検査。
小児科医による検診。

4/01…(発病8日目…退院日
ビタミンK2投与。
赤ちゃんの血液検査など。
ママさんは任意で風疹の予防接種…わたくし、受けました。

退院となるこの日は、カメラマンによる写真撮影があります。

母に、4歳になる息子を連れてきてもらい久々の再会をしました。

無事に写真撮影を終え、助産師さんに挨拶。

入院費用の清算終了の確認がとれてから、晴れて退院いたしました。

久々に吸う娑婆の空気は怖かった…「私、自由に動き回ってもいいの?」と軟禁グセでついキョドってしまいました(T_T)

息子との再会。彼には一番、悪いことをした…

上の息子と会うのは、4日前の出産直後にちょっと(入口ドアから)顔を合わせて以来でした。

久々に会う私に、モジモジとしていつまでも違和感があるようです。

母に聞くと、夜中に寝ぼけて『ママが居ない!!』と泣き叫んだ時があったそうです…その話を聞いて、胸がギュウウッっとなりました。

退院したその日の夜。
みんなでくつろいでいると、ベビーベットで寝ている赤ちゃんを見ながら、上の息子が言いにくそうにたずねてきました。

息子:『ねぇ、赤ちゃんはいつまで居るの?』

『 … 』
…何も言い返せませんでした。

私とは面会謝絶で、きちんと赤ちゃんの存在を説明できていなかった。
急に目の前に現れた赤ちゃんがあなたにとって、どういう存在なのか急すぎて理解できないよね。

今回の件で一番申し訳なかったのは、この息子でした。

息子はこの後、1週間後から幼稚園での新生活がスタートしました。

1人で乗り込むバス通学、知らないお友達・先生と過ごす時間。

家に帰れば、新生児が泣いている。ばぁばもママもその子ばかり、かまう。

慣れない生活が怒涛のごとく開始したわけです。

そんな状況で、彼は見事に赤ちゃん返りしました。

私は、赤ちゃん返りを素直に受け止める努力をいたしました。
お陰様で、この記事を書いている今現在(6月末)にはすっかり落ち着きました。一時はどうなってしまうのかと思ったくらいに、息子は荒れました(^_^;)

今回の件により、『赤ちゃんが産まれたことで、上の子が悲しむようなことは絶対にしないぞ!!』と心に誓いました。
(さらにそれから2年後の今、弟をかわいがる立派なお兄ちゃんになってくれました/2017年2月記)

すみません、話を戻しますね。

インフルエンザ感染で出産を迎える妊婦さんへ。

以下、インフルエンザ中でお産を迎えそうな妊婦さんへ向けた応援メッセージです。

🔴何はともあれ、無事にゾンビ化を完全終了した人を確保することをオススメいたします。面会謝絶は、心身共に本当にキツイです。

🔴転院の覚悟も、多少されておいたほうが良いかもしれません。
(先生の判断次第で、今回の私の体験とは大きく違う可能性もあると思います)

今回、私はインフルエンザの症状のピークを終えてから(発病4日目)出産となりました。まだ不幸中の幸いだったといえます。

ですが、出産のキッカケはタミフル服用後の熱急上昇のせいだったような気がするのです…😓インフルエンザ薬の服用の際にはどうぞ、お気をつけください。←お産が早まるかもしれないというココロの準備をしておかれたほうが良いと思います。

🔴初産婦さんには、キツイ経験になるかもしれません。
私は今回、経産婦ということでお産もカンタンに済みましたし、入院中も赤ちゃんの扱いを既に経験していたので緊張感もありませんでした。
助産師さん・看護師さんも『経産婦さんだから分かるよね?』というカンジでけっこうほったらかしにされておりましたし。

初産婦さんの場合は、分からないこと・困ったことがあったら(今回の私のように遠慮しすぎず)キチンと伝えてくださいね。

強烈インフルエンザ中なら、帝王切開になるの?
陣痛室で、助産師さんに⬆を質問しました。インフルエンザ絶頂期、ただでさえも身体が痛いのに、普通分娩なんてするのか?と疑問がわきまして。

『インフルエンザでたとえ40℃の高熱だろうが、高熱という理由で帝王切開はしませんよ。』助産師さんはあくまで自然分娩だとおっしゃっていました。

その理由は『だって自然分娩のほうが早いでしょ?』…そういう理屈ですか。
麻酔でもかけてもらって、知らないうちに終えて欲しいものですが…。

この世の中には、あのインフルエンザ特有のカラダの痛さに耐えながら出産する方もいらっしゃるのか…?想像を絶する世界が、この世に存在しているのですね…(−_−;

今回の私よりもツライ妊婦さんは、たくさん居る

インフルエンザ出産なんて、まだ甘い❗️と思うようなエピソードも添えておきます。

🔴切迫早産に悩む妊婦さん
私の義妹も同時期に出産いたしましたが、彼女は『切迫早産』の兆候で1週間の点滴生活をしまして‥、臨月の間に切迫早産で2回も入院していました。

最終的には、予定日よりも3週間早く出産しました。彼女はとても辛抱強く真面目な性格で…ハリ止めも飲まず、お腹のハリをずっと放置していたそうです。

長い人ですと、切迫早産予防のために2ヶ月間も点滴生活している妊婦さんもいらっしゃるそうですね。ネットで体験談をチラ読みすると、気の毒で泣きそうになってきます…それに比べれば、インフルエンザの軟禁なんてまだ甘いです❗️

🔴お産フルコースを味わう妊婦さん
陣痛促進剤で無理やり陣痛を起こして(長時間痛い)、子宮口が開かないのでバルーンを挿入(かなり痛い)…でも骨盤のカタチが悪く、赤ちゃんが自然分娩できないと分かり、緊急帝王切開…という地獄のフルコースを味わうママさんもけっこういらっしゃいます。

すやすや眠る
…そういったママさん達に比べれば、インフルエンザ中の出産・軟禁生活はまだまだマシなほうとも言えますよ。

どうか、今の境遇に絶望しないでくださいね!

気をしっかりもって、赤ちゃんを元気に出産することだけに集中してください。

不安な思い、切ない思いをするママさんが1人でも減りますように。
私は応援しております。

後日記…

2016年1月〜3月にかけて、インフルエンザが猛威をふるっています。

KAKKON.NETのインフルエンザ出産記を、毎日30人ほどの方が検索ワードでお越しになり、全ページご覧くださっています。

ということは…それだけの人数の、臨月でインフルエンザに悩む妊婦さんが存在しているということです。

いま、不安な思いをされていらっしゃる方へ。

同じ境遇の方は今、あなた1人だけではありません。
気持ちを強くして、頑張ってくださいね。

⭐️産院サイドへのお願いも併せて書きます。
もっと本格的にインフルエンザ妊婦対応を考えてください。
『インフルエンザ出産が想定外』というのはあり得ないと思います。
今回の体験談が、何かのお役に立てれば幸いです。

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